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鬼嫁日記 ~家庭内DVで鬱になった(下)僕が幸せになる(かもしれない)話~(2026.10.12 離婚メシから改題)  作者: 焼ミートスパ
2 人生で一番過酷で長い日

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2-7 ・・・鬱度のテストが53点・・・ここまで酷いのになんで生きているんでしょう(心療内科医)

「鬱度テストが53点・・・」


思わず天を仰いだ


いくらなんでもひどすぎだろう




時間は2時間前に戻る





「今にも自殺しそうな人がいるので今日中に診てもらえませんか?」


との電話が掛かってきた



・・・正確には受付が受けて、診察室に転送されたのでは?というツッコミはいらない





ここだけの話、患者の紹介は心療内科では珍しくないことだ


内科の風邪とは違い、心療内科は患者以外から連絡がくるが普通である





・・・鬱になって飛び降り自殺する人間が心療内科に電話するなんてことはないのである(実話)




いや逆に


「あの~、鬱になったみたいなんですが・・・」


などと風邪をひいたときのように心療内科に来られたら99.9%の確率で仕事をしないための仮病である


世の中には病気になったと嘘をついてお金をせびるさかしい人間がいるのである





話を戻そう




「いまにも自殺しそうなのでお願いできませんか?」


と切羽詰まった声で某企業の医務室からの電話を速攻で受諾した






「よかった~、ようやく診察してくださるところがみつかりました!」


と電話の向こうから聞こえてきたのにはちょっと不安になった


・・・ここに来るまでに電車やトラックに飛び込まないよね?(汗)




今から断っていいかな?と一瞬思ったのは秘密だ





でも困っている患者を救うために医者になったのだ


いつやるの?


いまでしょう!


そういうことである



・・・だったら心療内科ではなく外科医やERに行けというツッコミはいらない





「名古屋市内の心療内科に片っ端から電話をかけまくったけどどこも今日中に診られないとの返事でした!」


と感謝されたので実にいい気分である



承認欲求が満たされて大満足、である




なお名古屋市の~、の下りは多分本当だと思う


決して無理矢理予約を押し込むための口実ではないはずである




なにせ現在、うちの患者もてんこ盛りである


月曜から土曜まで、連日朝から晩まで患者が途切れることはない


下は小学生、上は定年退職した老人に至るまで多くの種類の患者がいる


・・・この名古屋市にはまともな人間はいないのか?と言いたい





患者もそうだが、その原因となった加害者も、である




家庭内DV


パワハラ


モラハラ


セクハラ


その他いろいろなハラスメントにより被害者は年々増える一方である




品性のかけらもない人間がなる加害者


真面目な人間がやられる被害者


鬱の患者の後ろにはその2倍3倍の人間がいるのである



・・・いやほんとにこの街にまともな人間いないのか?と言いたくなる






すまない


話がまやもやずれた


つい恨み事が出てしまった


戻にもどそう






鬱というのはそう簡単に治らない


症状が良くなるのに10年20年かかるのはあたりまえ


いやひょっとしたら生涯治らないかもしれない




そんな訳でネズミ算でどんどん増える一方だ




国や地方財政の赤字が年々増えるのと同じだと言えば心療内科医の危機感が分かってもらえると思う





先ほどの電話でも言っていたが


『名古屋市内の心療内科への問い合わせが全滅』


というのももはや不思議でもなんでもなくなってきているのである




大事なことなので二度言った(掲載した)




実際に心療内科の医師としては


「とうとうそこまで来たか~」


である





いつかそうなるかも?と思っていても実際にそうなると感無量である


なにせ完治する患者がいないくせに、新規の患者は年々増えているからな


まあ患者が多いというのは儲かるし、感謝されるのでこちらとしてはいいのかもしれないが(笑)







ある程度症状がよくなり普通の感性が戻ってくると治療のたびに感謝されるようになる





「夜眠れるようになりました」


「頭痛がなくなりました」


「死にたくなくなりました」


儲かった上に感謝までされる


心療内科医とはよい仕事であるといえる





なお治しても治しても次から次へと新しい患者がわいてくるのでもはや鬱は現代病であるといえる


だが心療内科が盛況な現代はどうなんだと言いたい


儲けている私がいうのはどうかと思うがな(苦笑)






話を戻そう




「この人マジでヤバいんです!(意訳)」


という患者はちょっと心配だ




目を離すと絶対に自殺します


とまでいわれるというのは普通ではない





だから今日中に診てくださいということなのだろう


カウンセラーと保健師がそろって危ないと言っていると言っていた


・・・ちなみに電話をしてきたのは普通の医務室付きの何の資格も持っていない事務員である




実際に患者を目の前にするとその心境が一目で理解できた


そりゃ今日中に診察させたい訳だ、と





まず目が虚ろ


死んだ魚の目のようだ?


そんな感じである




そして顔色が真っ白


青ざめているとかを通り越している





そして何よりも心配なのが頭痛である





「頭が痛いというなら薬局で頭痛薬を買わなかったのですか?」


後の診察でそう聞いたら


「・・・そんなこと考えたこともなかったです、そうですね買えばよかったのですね・・・」


と本気で関心する始末






完全に思考力が低下している


というかなんでここまでひどいのに会社に行って仕事できたんだ?と言いたい





その前に顔色が真っ白ならば同僚や上司が心配の一つもするだろう?


それがなかったことの方が心配だ


いわゆるブラック企業というやつなのかもしれない(違います)






ちなみに家族についてはコメントはない


家庭内DVをする妻に、それに慣れて従順になってしまった長男と次男


存在自体がストレス源である


・・・この街にはまともな人間はいないのか?





話を戻そう


頭痛であるが常に酷く、頭の中を錐で突いたような痛みが脳内全体でするそうだ


そして夜になって布団に入ると身体が緊張状態から解放されるため頭痛が酷くなる


そして布団の中で右に左にと転げ回るそうだ






・・・すぐにでも専門の病院に入院させるべきだと思った


ここまで重症の患者は見たことがない


紹介所を書くので入院しましょう


そう言ったのが患者から拒否された


「ワタシ、ウツデないヨ」





・・・殴ってで入院させるべきだろうか?




心療内科医としてのプライドと責任の間で私は悩んだ

















・・・53点の復讐の回収はどこにいった?というツッコミを作者は嫌う


力量不足で入らなかったんだよ(涙)


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いつやるの?


いまでしょう!


一度しか言ってないのに全国を席巻したという有名なセリフ


ある意味一発屋だといえる




「ワタシ、ウツデないヨ」


元ネタは某酔いどれ僧侶


晩年は立派な人になったというが


「酒は百薬の長」


などと弟子を洗脳していたのには笑える


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