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流れる影
青空に
中くらいの雲の塊が
形を保ったまま
風に流されている時があります。
大きすぎず
小さすぎず
薄すぎず
厚すぎず
程よい厚みの
雨上がりの雲。
青空を牛柄模様にしたような
絶妙な雲の配置。
風は強いですが
今日の雲は消えてなくなるつもりはないようです。
そのまま
そのまま
どんどん
どんどんと
流れていきます。
その雲と風とのやりとりが
より一層近くに感じる瞬間は
山に雲の影が映って
その影が流れていく時ですかね。
山にはいつも通り陽の光が降り注いで
木々が明るく色を発する上を
大きな雲の影が
一定の速度で通っていく。
風の強さをすごいと思えばいいのか
雲の踏ん張りをすごいと思えばいいのか
山の形をなぞるように
誰にも何にも邪魔されず
通り過ぎる雲の影が
山の大きさを
風の強さを
雲の逞しさを
そして
陽の光の何気なさを
一気に胸まで運んできてくれます。
この光景が
結構好きです。




