プロローグ
【あらすじ】
主人公のおれは、
ふとしたきっかけで召喚され、すでに亡くなったはずの双子の姉に再会する。
同じ世界。なのに微妙に違う。
それが、残酷ガールズを知るきっかけだっだ。
そしてどうやらそこでは、ある大事件が勃発しているらしい。
いきなり奇襲攻撃されたのだ。
「攻撃?」
それによって次第に、この世界がどうなっているのかがわかってくる。
相手は不明。
その争いの中に、おれは巻き込まれていく。
姉は看護師と身分を偽っているが、魔術省のエージェント。
魔国には戦巫女集団や獣人兵がいる。
しかも、現代。
AIもドローンもコンビニもある。
おまけに、エルフや妖精まで下層民として普通に働いている。
だが、ひとつだけこの世界には欠けているものがあった。。。
プロローグ
「魔術師と呼んでも魔法師とは言わない。なぜだと思う?」
幼い弟は首を傾げる。
「でもさ、魔法使いはいるよ」そう小声で言う。
「使い、はね」
魔法使いはいても、魔法師はいないと姉は強調する。
「なぜかというとね。サイコーの魔法のせいなの」
草地にぺたんと座っている弟にはなんだかよくわからない。
おままごとをしている最中にいきなり姉が言い出したのだ。
「魔法なの。魔法」
遊びの道具を弟の眼の前で振り回しながら姉はそう強調する。
「その魔法の中でも、いちばんむずかしいそれはね、双生児の二人が力を合わせる必要があるの」
「双生児って、ぼくらのこと?」
「そうよ」
「ソーセージみたいだね」
弟は草を引きながらつまらなそうに答える。
蟻の動きのほうが興味ある。
「蟻って、すごいんだよ」
「そんなの、いま話してなーい」
「ソーセージのことでしょ?」
「サイコー魔法のこと」




