↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
71/75

4_13.

 相も変わらず平和な日々だ。

 私のお腹はだいぶ大きくなり動くのも億劫なほどだが、もうそろそろこの子と会えるかと思うと期待で胸が高鳴る。

 そろそろ旦那様の考えている名前の候補が男女別でそれぞれ300に迫りつつあるので、早く生まれてきてほしいという感じだ。

 旦那様も、いい加減候補を増やすのをやめて絞る方に移行してほしいのだが、絞ろうとすると新しい名前を思いついてしまうらしい。

 何とも困ったものだ。


 ちなみに由来を聞くと1つ1つしっかりした理由があり却下するのが難しい状況になっている。

 この分だと旦那様の候補から私が絞っていくことになりそうだが、果たしてそううまくいくのか。

 この子の名前がすぐに決まらないなどという事態は避けたいが、時すでに遅し、すごく大きなフラグが立っているだけな気がする。


 そういえばマフラーは編み終わった。

 毎朝旦那様が出かける時私に巻いてくれと頼むのがここ最近の日課となりつつある。

 最近は暇つぶしにレナのマフラーを編んでいる。

 これが終わったらメイド長さんのマフラーだ。

 本当は日頃の感謝として執事さんやおなじみの御者デンファさんにも作ってあげたいのだが、旦那様に男はダメだと言われたので仕方なく断念した。


 最初は俺以外はダメだと言っていたくらいなのだからこれでも丸くなった方なのだ。

 しょうがないからとお互いに多少の譲歩をした結果が今の状態だ。

 旦那様が大好きな私には、旦那様の嫉妬を醜いということなんてできないから。


 そういえば一昨日は領地からお母様が訪ねてきた。

 それに合わせてお義母様も来てくださった。

 2人とも私にとって子育ての先輩だから、色々なことを質問しアドバイスをもらった。


 ついでとばかりにどうやったら旦那様の暴走を止められるか聞いてみたが、放っておくしかないとの結論をもらった。

 この点に関してはどうしようもないらしい。

 だって2人も似たような状況だったらしいから。

 さすがに300はいかなかったけどねとは言われたが。

 ちなみにこの暴走を無理に止めようとすると悪化するだけとも言われた。

 止めようとしなくてよかった。


 その日はテラスでお茶を飲みお菓子を食べながらゆっくりと過ごした。

 秋も終わりかけているが久しぶりの陽気であまり寒くなかったから。

 それでも私の体調を慮ってあまり長時間は外にいなかったが。


 次に2人のお母様に会えるのは多分この子が生まれてから。

 2人とも私の体調にとても気を使ってくれた。

 そんなお2人のためにも、早くこの子の顔を見せてあげたいと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。