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4_11.

 あれから約2週間。

 旦那様が王様に借りた魔道具を使ったところ、私のお腹に間違いなく子供がいることがわかった。

 妊娠を確かめる魔道具はそこまで値段も高くなく、旦那様のお給金の0.0...1%も払うことなく買えるはずなのだが、信憑性が低いとかいう理由で本来は王族専用のものを借りてきた。

 恐れ多すぎるのでもしも次の機会があるとするなら普通に買ってきてもらえるよう頼もうと思う。

 どこぞのお姫様じゃああるまいに、そのような丁寧な扱いをされると私は不安になってしまう。

 もしかしたらあまりの不安と心労で体調が悪くなってしまうかもしれない。

 全力で旦那様を止める必要がある。

 

 まだ妊娠初期過ぎてつわりすら来ていないが、旦那様は名前をどうしようかと一人で唸っていた。

 もちろん性別も分かっていない。

 ここ最近はあまりにも旦那様が過保護になりすぎていて困るので、しばらくは放っておくつもりだけれど。

 使用人さんたちも微笑ましそうな眼差しで見つめているだけなので多分ほっといて大丈夫。


 旦那様の興奮具合ばかりに目が言っていたが、そういえば、旦那様の魔力が感じられるというあの発言は本当にあっていたらしい。

 さすがすぎる。

 旦那様が借りてきた魔道具は王族専用というだけやはり性能がとても高く、1週間で判断できるらしいが1日立たないうちに気づいた旦那様を知っているせいで凄さがいまいち伝わってこない。

 というか私が使ってしまった時点で王族専用ではなくなってしまっているのだが、問題はないのだろうか。

 まあ その辺は旦那様が何とかしてくれているはず(というかしてくれないと困る)なので私は気にしないことにする。


 私はといえば、過保護な旦那様のせいで少々自由が効かない環境に置かれているので、庭を散歩した後赤ちゃん用の靴下を編み始めた。

 本当は乗馬がしたかったがさすがにそれはダメだとみんなに止められた。

 だから妥協案として町へ降りてお買い物をしたいと言ったのだけれど、それもだめだと旦那様に言われてしまったのだ。

 今度旦那様が休みの日に一緒に行きたいからとのことだ。


 生まれるのはおそらく寒い季節になるので、毛糸の靴下は役に立つはずだ。

 旦那様に負けないくらい気が早いと思われるかもしれないが、これからつわりが来たり動きづらくなることを考えると、今からでも早すぎるということはないだろう。

 ひと組だけというわけにもいかないのだし。

 もちろん既製品もあるがせっかくだったら私が何かやってあげたいから、丁寧に編み始めた。

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