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2_12.

 いよいよ今日、主の討伐が決行される。

 これさえ達成できれば、溢れかえっていた魔物が全て姿を消しこの伯爵領には平和と笑顔が戻るはずだ。 

急な主の出現の理由を調べる必要はあるが、それが終わったらラナや 使用人たちがいる住み慣れた王都のタウンハウスへ戻ることができる。


 せっかく好きな人と結婚できたというのに、まだ手をつなぐことすらできていないのだ。

 早く帰りたい。


 主の討伐という何とも難しい問題だが、準備は万全だ。

 後は自分たちの力を信じていつも通りの戦いを行えたら、たとえ相手が主でも討伐を行うことはできる。


 怪我 ひとつないというのはさすがに難しいだろうが、重症者なしというのならできるかもしれない。

 最善を尽くすのみだ。


 騎士たちを連れて瘴気の森まで歩いて行く。

 歩きだと時間がかかるが、馬を連れて行って魔物に食われるわけにはいかない。


 森に着いた。

 騎士たちのうち4分の1を森の外れ 辺りで待機させ、残りの騎士を連れて中へ入った。

 人間には感じづらいとはいえど、それでも強い陰の気に体調が悪くなりそうだ。

 心なしかいつもより体が重く、体力が削られていく。


 ここ数週間の間何度も森の中へは入ったが、この感覚にはまだ慣れない。

 その上、森の奥に進めば進むほどこの不快な空気は強さを増していく。


 万が一道がわからなくなった時に備えて木々に目印をつけながら進んでいるため時間がかかっている。

 このまま本当に主のもとにたどり着き討伐することができるのだろうか。

 そんな感情が湧いてくる。


 森に入ってから半刻ほどが経った。

 主のもとへはまだついていないが、大量のボスや上級の魔物を倒した。

 だがこれはあくまでも一時的な措置である。

 主を倒さない限りは、これらの魔物もまた新しく発生してしまう。


 それからまた半刻ほどが経過して、少し開けた場所に着いた。

 そこには主がいた。

 今まで現れたボスや上級の魔物の種類から今回現れた主の種類を予想していたが、当たっていたようだ。 

この魔物なら俺の氷魔法で仕留めることができる。

 

 大丈夫だ。

 今までどれだけの訓練を積んできた。

 自分のことを信じろ。


 騎士たちに作戦通りの配置についてもらう。

 攻撃が始まった。

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