表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第2部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/232

82 花蓮からの報告

「え? あの女が捕まった?」


『うん。 2日前に刑事さんから彼方くんの前のお母さんを殺した女が脱獄したって教えられて、うちのお父さんとお母さんが君の家の前に護衛さんを配備したんだよ』


「刑事さんと協力してか?」


『その通り。 その刑事さんは勝次さんの友人で私の両親の先輩だし、協力しようって手を打ったんだよ。 その間は私は家から出られなかったけどね』


 俺の前の母、桂川 美里を崖から突き落として殺した女である古谷(ふるや) 佳子(かこ)が脱獄したという話を父から聞いてから2日経過した。

 父さんも予定を1日ずらして祖父母の家に泊る事にしたようだ。

 その間は、陽愛達とたくさん遊んだり、祖父母と話したりして嫌な事を忘れようとした。

 そして、その日の夜に陽愛達を寝かしつけた後で、花蓮からの着信があり、例の女が捕まったという報告を聞いたのだ。

 

 花蓮の家にも俺の家の近所と言う扱いになっているのか、刑事さんから脱獄の件を聞いたようだ。

 当然、狙いは俺の命だと聞いて、竜也さんと紗蓮さんが護衛を俺の家の前に派遣したらしい。


「なんか悪いな。 小梅崎家の護衛さんまで派遣させちまったから」


『ああ、気にしないでよ。 お父さんなんか、脱獄女の目的を聞いてかなり怒ってたからね。 発言がおかしくなるくらいにね』


「どんな発言したんだ?」


『んんんー、許るさーん! って言ってたかな?』


「どこの餓えた狼を冠した格闘ゲームのラスボスだ?」


『君が生まれてない時代に稼働しているそのゲームを何で……ってよく考えたら有料ダウンロード販売でも手に入るんだったね』


 花蓮による竜也さんのその時のリアクションを聞いて、呆れながらも突っ込むが、花蓮から突っ込み返される。

 まぁ、そのゲームは動画サイトでも見えるし、今ならダウンロード販売で手に入るしな。


「ちなみにその女はどうやって捕まえたんだ?」


『あー、刑事さん曰く、彼方くんの家に派遣した複数の護衛さんの一組の男女が……』


「んん?」


 俺は、古谷(ふるや) 佳子(かこ)がいかにして捕まったのかを花蓮に聞いてみた。

 ただ、刑事さんから聞いた話だと前置きはしたものの、徐々に言い淀んでいく様子に俺は訝しんだ。

 早く言ってくれ! 気になるじゃないか!!


『その男女の護衛さんが、「サイドチェストォォォ!!」と叫びながらおかしなポージングをしながら挟み撃ちするように突撃したんだ……』


「うわぁ、想像しちまった……。 ってかサイドチェストって何だよ!?」


 花蓮が言ってきた捕まえ方に、俺はヤバい想像をしてしまった。

 そもそも、サイドチェストって何だ!?


『私も調べてみたんだけど、ベッドや机の傍らで設置する整理棚で引っかかるけど、ボディビルポーズのひとつでもあるんだって。 二人の護衛さんの場合は後者で、ポージングをしたまま脱獄女を挟んで気絶させたんだ。 当然、向こうが襲ってきたのを刑事さんが確認済み』


 そんなポーズをしたままあの女を挟み撃ちにしたのか……。

 すっげぇ嫌すぎる。


「とにかく、その女は確実に捕まえたというのは間違いはないんだな?」


『うん。 後で刑事さんが勝次さんに電話するみたいだけど、それで間違いないよ。 だから、安心して帰ってこれるよ』


「悪いな、少しの間ではあるが、花蓮を巻き込んじゃって」


『大丈夫。 彼方くんを守るためなら両親も護衛をふんだんに使うみたいだったしね』


「あまりやりすぎないように伝えてくれよ? じゃあ、そろそろ寝るから」


『うん、お休みー♪』


 そう言って俺は花蓮との通話を終える。

 実はここ2日間は、なかなか一人では眠れず陽愛達との添い寝でようやく安眠できるレベルで不安を抱えていたのだ。

 これでようやく本当の意味でぐっすり眠れるだろう。


 そう考えながら天使の寝顔で眠っている三つ子の隣で眠りについたのだった。



作者のモチベーションの維持に繋がりますので、よろしければ、広告の下の評価(【☆☆☆☆☆】のところ)に星を付けるか、ブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ