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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第2部

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75 花蓮と三つ子と夏祭り その4

本年度最後の更新です。

次回更新は来年になります。

 結局三太とのじゃ委員長は、綿菓子を無理やり食べたせいでトイレに駆け込んだ後、そのまま帰る羽目になったようだ。

 俺と花蓮は流石に頭を抱えざるおえなかった。


「結局三太の奴の疲れの原因は聞きそびれたか」


「しょうがないね。 服部君や委員長の分まで私達で楽しもう」


「そうだな。 切り替えるしかないな。 陽愛達も残りの時間を楽しむぞ」


「「「うんっ!!」」」


 心配していた陽愛達も今は切り替えて夏祭りを楽しむことにした。

 次は射的の屋台に向かい、花蓮と俺が交互で射的をやって、それぞれ2つずつ景品を獲得した。

 流石に今回は大物は落とせなかったが、花蓮も満足してくれたようだし、三つ子もすごいと褒めてくれたし、悪くはないな。


「さて、次は……」


「あ、あそこ金魚すくいじゃないかな?」


「おお、そうだった。 じゃあ、花蓮もやってみるか?」


「うん、やってみるよ」


「「「がんばってー♪」」」


 花蓮は金魚すくいの屋台を見て、やりたそうにしていたのでやらせることにした。

 陽愛達三つ子の応援を受けて、花蓮は頑張って4匹くらいすくったようだ。


「やるな、花蓮」


「ふふふ、陽愛ちゃん達の応援が効いたかもね。 はい、これあげる」


「わー、きんぎょさんだー」


「ありがとー、かれんねー♪」


「ありがとうでしゅ♪」


 そして、花蓮がすくった金魚が入った袋を陽愛達にあげた。

 三つ子はすごく喜んでいたようで、花蓮もほっこりしていた。


「さて、そろそろ時間かな? 帰って晩御飯でも食べようか」


「「「うん!」」」


「彼方君、私も一緒にいいかな? お父さんとお母さんから許可貰ってるし」


「相変わらずの竜也さんと紗蓮さんの謎の信頼度が怖い」


「あはは……」


 今回も花蓮が俺の家で晩御飯を食べる事を認めているようだ。

 本当に花蓮の両親の謎の信頼度が怖いのなんの。


「まぁ、いいか。 晩御飯の後、ささやかな花火でもしようか」


「「「はなびー♪」」」


「いいねぇ、花火大会みたいな大きなのじゃなく、ささやかな花火もいいよね」


「よし、じゃあそろそろ家に帰ろう。 花蓮も一緒にな」


「おっけー♪」


「わーい、かれんねーもいっしょー♪」


 花蓮も俺の家で一緒にご飯を食べれると聞いて由奈が嬉しそうに花蓮に抱き着く。

 やれやれ、本当に花蓮をお姉ちゃんのように慕っているよな、由奈は。


 一緒に晩御飯を食べて、ささやかな花火を家族と共に楽しんだ。

 もちろん花蓮も三つ子とくっつきながら花火を楽しんでいた。


「なんだかんだで夏祭り、楽しかったね」


「ああ、去年までとは偉い違いだよな。 花蓮や陽愛達のおかげだな」


「そう言われると照れるね。 また来年も夏祭り一緒に楽しもうよ」


「ああ、そうだな。 約束しよう」


「よし、約束っ♪」


 花火を楽しみながら、来年も花蓮と夏祭りを楽しむ約束を指切りげんまんで交わした。

 その時の花蓮の笑顔は、かなり美しく見えた。


 こうして俺の今年の夏祭りは終わりを告げた。

 そして、来年が楽しみになってきたのだった。


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