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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第1部

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47 ふれあい交流会 その3

いつも閲覧ありがとうございます。

「さて、まずは何して遊ぼうかねぇ」


 このあいの山保育園は、基本的に午前中は課題保育、晴れの日は室外保育を行うのだが今日はふれあい交流会なので、自由保育になっている。

 なので、俺は何して遊ぼうかと考えていた。


「折り紙でもしようか。 ちょうど保育士さんから幾つか折り紙を貰ってきたし」


「あ、それいいわね」


「みんなもそれでいいかな?」


「「「うん」」」


 考えている間に花蓮が折り紙を持ってきたようなのでみんなで折り紙をする事に。


「高松、どうしたんだよ」


「いや、折り紙は苦手なんだよ。 昔から」


「ありゃりゃ」


「しゃあ、まさるにーにはゆなといっしょにおりがみだね」


「お手柔らかに願います……」


「あはは……」


 折り紙が苦手と打ち明けた高松に対し、花蓮が困った様子を見せるが、由奈が一緒に折り紙すると言い出した。

 幼女に折り紙を教えて貰うという奇妙な光景になったが、保育士さんも一緒に入り折り紙をし始めた。

 まずは飛行機を折り紙で作る。


「ちがうよー、こうおるんだよー」


「えっと、こうかな?」


「うん、そうだよー」


「しかし、高松の奴……、本当に折り紙が苦手なのな。 お、ゆきちゃんとふたばちゃんはできたのか?」


「うん、みて」


 由奈に折り方を教えられている高松の様子に苦笑しつつ見守っていると、ゆきちゃんとふたばちゃんが紙飛行機を完成させたようだ。


「じゃあ、あっちに向けて飛ばしてみようか。 保育士さん、いいですかね?」


「ええ、誰もいない場所だしね」


 保育士さんの許可を貰い、念のために周りに人がいない事を確認してから、紙飛行機を飛ばしてみる。


「いいかい。 こうやって飛ばすんだよ。 一緒にやってみよう」


「あ、彼方くん、こっちも一緒にいいかな?」


「お、そっちも紙飛行機出来たんだな。 やってみようか」


 途中で花蓮が面倒を見ているかずきくんとゆたかくんも紙飛行機が出来たみたいなので、一緒に飛ばしてみる事に。

 俺と花蓮が予め作った紙飛行機を飛ばす所を見た四人の幼児が続けて紙飛行機を飛ばす。


「おお、きれいに飛んでるな。 すごいぞ」


「「えへへ……」」


「ゆたかくんとかずきくんもすごいねー」


「ん……」


 四人の幼児達が作った紙飛行機がきれいに飛んでいったのを見て、俺と花蓮は四人の頭を撫でながら褒めた。

 ゆきちゃんとふたばちゃんは、嬉しそうにこっちを見て微笑んでいるが、花蓮に撫でられているかずきくんとゆたかくんは、恥ずかしいのか無言だった。

 そして、漆原さんと高松が陽愛達と一緒に紙飛行機を飛ばした。

 陽愛達が作った紙飛行機もいい感じに飛んでたし、由奈に教えられながら作った高松の紙飛行機もいい感じだった。

 その後は他の折り紙の折り方を一緒にやった。

 兜なんかはなかなかの難易度ではあったが。

 

 そんな感じで折り紙を終え、次の遊びの準備に取りかかる。

 俺達が相手している幼児達は、三つ子以外は大人しく三つ子も人懐っこいがしっかりしているので、やりやすい。

 だが、俺達のクラスメイトに色んな奴らがいるのと同じで、幼児にも色んな子供がいる。

 つまりは大人しい子がいれは、やんちゃな子がいるわけで……。


「ねえちゃん、スキありー!」


「ひゃあ!」


「小梅崎さん!?」


 俺の目の前を横切った4歳くらいのやんちゃ坊主が花蓮のスカートを捲っていったのだ。


(白……か)


 丁度花蓮が後ろを向いていた時だったので、やんちゃ坊主が捲った際に、花蓮の白の下着がバッチリ見えていた。


「さあ、えっちな子は逃がさないよー」


 花蓮はキレそうになる漆原さんと高松を制し、スカートを捲ったやんちゃ坊主を楽しそうに追いかけていった。

 さて、子供好きの花蓮の見せ所だな。



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