48 ふれあい交流会 その4(花蓮視点)
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今回は花蓮視点です。
「ねーちゃん、スキありー!」
「ひゃあっ!」
私、小梅崎 花蓮は、次の遊びの為にかずきくんとゆうきくんに色んなお話をしている最中に、後ろから男の子がスカートを捲ってきたようだ。
どうやらあそこに逃げている子がいたずらで私のスカートを捲ったようだ。
多分私の真後ろにいる彼方くんには、下着を見られていると思うが、彼なら構わない。
「あ、あのガキ……!」
「小梅崎さんを……!!」
それより、さっきのいたずらに高松君と漆原さんがかなりキレそうなので、まず諫めておくか。
「おおっと、あの子は私に任せてよ」
「でも……」
「いいからいいから」
いくら子供でも許さないと言わんばかりのオーラを放っているかのような雰囲気の高松君と漆原さんは一歩も引かない様子。
これは困った……。
「まぁ、花蓮が言ってるんだしここは彼女に任せよう。 あと、あまり怒りを露にすんなよ。 陽愛達が怖がってるから」
「「うっ」」
そう。
二人の怒りの形相が露になって、陽愛ちゃん達やゆきちゃん、ふたばちゃん、ゆうきくん、かずきくんが怯えて彼方君の後ろに隠れてしまったのだ。
しかも、ゆきちゃんとふたばちゃんの涙目付きで。
そもそも、私が幼い男の子にスカート捲りされるのは、これが初めてではない。
中学生時代に母方の親族が娘を預けているという保育園に遊びに行った時に同じように後ろからスカートを捲ってきたので、私はある事でその子を諫めさせたのだ。
怒りをぶちまけるより、これの方が子供も怖がることはないしね。
さて、彼方くんの鶴の一声で二人は黙ったので、あの子を捕まえますか。
「さあ、えっちな子は逃がさないよー」
「え、わあっ!!」
そして、他のクラスメイトの子のスカートを捲っている現場を見て、すぐにその子に追いつきすぐに捕まえる。
「つーかまーえた♪」
「はーなーせー!」
「だーめ、えっちな子にはこうしちゃうからね~」
そう言いながら私が捕まえた男の子の頭をクシャクシャと撫でまわす。
髪の毛が乱れていく感覚になっているのか、やめろーと抵抗するが、私にがっちりホールドされているので逃げられない。
「君は頭をクシャクシャされるのが嫌かな?」
そしてなるべく怖がらせないように優しく話す。
観念したかのように大人しくなった男の子はコクンと頷く。
「お姉ちゃんにしたことは目を瞑るけど、他のお姉ちゃんにしたことはそのお姉ちゃんにとっては嫌がる事なんだよ。 分かったかな?」
「うん……」
「よし、じゃあ後であそこのお姉ちゃんにも謝る事。 そして、これからは相手が嫌がる事はしないこと。 花蓮お姉ちゃんとの約束だぞ」
「うん、ごめんなさい」
「ふふ、分かればよし♪」
素直に謝る男の子の頭を優しく撫でる。
そして、クラスメイトの子の元に一緒に行って、ちゃんと謝らせた。
その後は、その男の子を解放し、本来のグループの中に入っていく。
「小梅崎さん、すごいね。 子供慣れしてる感じ」
「まぁ、ああいうやんちゃな子は中学時代にも経験があるしね」
「流石に子供好きと公言できる女だ。 面構えが違う」
「彼方くん、あのさぁ……」
訳のわからないネタを発しながらやって来た彼方くんに呆れつつ、私も本来のグループの方に戻っていった。
陽愛ちゃん達も彼方くんのおかげで落ち着いたようなので、今度こそ他の遊びで楽しんでしまおう。
交流会の終わりも近づいてきてるしね。
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