40 幕間~その頃の大人達~
本日2話目の投稿です。
ワクチン接種後の様子見のため、明日と明後日が投稿できるか怪しいので。
彼方と花蓮が三つ子の幼女達と戯れたり、シュークリームを食べたりして楽しんでいる一方で、大人達はというとリビングで色んな話に花を咲かせている所であった。
「竜也と紗蓮とは、悪山による敵対的TOBを仕掛けられた事でアドバイスを求められて以来かな? こうしてまともに顔を合わせるのは」
「そうですね。 その後にそこに働いていた社員二人が未成年の娘を絶縁かつ追放した事で警察沙汰になった事はメールで連絡しましたが」
「悪山を崇拝する友人に唆されて我が息子を振らせた友人の母親が通報したらしいね。 ちなみに母親は知らなかったらしく、悪山の破産を機に離婚したそうだ。 とはいえ、流石に絶縁と追放はやり過ぎだったしね」
「ええ、下関に拠点を構える私の妹に彼女を頼むくらいですし」
彼方の父親の勝次と花蓮の父親の竜也、そして母親の紗蓮が話している内容に、勝次と再婚し彼方の母親になった由佳里は真剣に聞き入っていた。
彼女の前の夫……つまりは陽愛達の本当の父親が過労死した要因が悪山にあるからだ。
勝次とその弟子達の手腕のおかげで勝ち取り、悪山コンツェルンを破産に追い込む事が出来たのだ。
そして、由佳里が顔すら見たことがないかつての彼方の幼馴染みの羽田 亜里沙に関しては、彼女の両親による絶縁かつ追放はやり過ぎだった事も内心で同意していた。
「さらに由佳里さん……でしたか?」
「はい」
「貴女の前の夫の過労死にも悪山が関わっていて、かつ先輩に助けて貰ったとか」
「はい。 悪山コンツェルンが関わってた事に関しては勝次さんから知った話ですが……」
そして、話題は由佳里の前夫の過労死も悪山が関わっていた話で盛り上がる。
由佳里と花蓮の両親は、ある意味悪山にやられた被害者同士のような感じかつ、勝次に助けて貰った者同士という感じで話していた。
「お待たせしました。 コーヒーでごさいます」
暫くその手の話題で盛り上がっていると、ノックの音が聞こえ、その後メイドがコーヒーを持って入ってきた。
人数分のコーヒーを置いた後、メイドは失礼しましたと一礼をしてからリビングを出ていった。
「お、このコーヒー、丹波地方で売っている店で買ったコーヒー豆で作ったのかな?」
「そうですよ。 丁度天橋立に旅行に行ってた帰りに買った豆を使って淹れたのです」
「まぁ、このコーヒーはかなりいけますね」
「コーヒーのついでに用意したお菓子がありますので、それを食べながら別の話題について盛り上がりましょうか」
「ふむ、次は何かな?」
その後も彼方の両親と花蓮の両親は、お互いの子供の事と、三つ子の幼女の事などで盛り上がった。
特に花蓮の両親は、彼方と花蓮が付き合うことを嬉しそうに語っていたようで、勝次も由佳里もほっこりしていたようだ。
こうして色んな話で盛り上がっているうちに、そろそろ帰宅する時間帯となったようだ。
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