37 三つ子幼女を連れて花蓮の家に来ました
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「わぁ、かれんねーのおうち、しゅごいねー」
「おおきいー」
「しゅごいですー」
中間テスト明けの休日。
俺は、父さんや母さん、そして陽愛達三つ子と一緒に小梅崎家の前にいた。
花蓮の両親からぜひ、三つ子を連れて遊びに来て欲しいと言われたからだ。
なお、中間テストは俺も花蓮も無事に終え、結果は週明けの月曜日以降、各教科の担当から渡される。
特に花蓮は、件の祖父の件でストレスが溜まっているので、三つ子で癒されて欲しいかな。
「しかし、この家に来るのも久しぶりだな。 彼方は中間テスト前に行ったんだったか?」
「ああ、理事長に連れられてな。 母さんと親友だって本当なのか?」
「そうよ。 でも、前夫が過労死した件以降、ショックと子育てでなかなか連絡が出来なかったからね」
父さんと母さんがそれぞれ物思いに耽っていたら、花蓮の両親が出迎えに現れた。
「やあ、いらっしゃい彼方くん。 あと、お久しぶりです、先輩」
「ああ、久しぶりだね竜也に紗蓮。 息子や紗蓮の祖父母から聞いたが、大変だったようだね」
「ええ。 件の祖父の出所後は先輩が紹介したお寺で修業をさせるようにしています」
「そうか、それなら何よりだ」
花蓮の両親と父さんの話を聞いて、先輩後輩の関係って本当だったのかと衝撃を受ける。
由佳里母さんに至ってはあらあらと困り顔だ。
「長話もあれですから、ぜひ、中に。 娘も待っています」
「彼方くんも三つ子ちゃんもどうぞ」
「はい、お邪魔します」
「「「おじゃましまーす」」」
俺が挨拶をした直後に、陽愛達も元気一杯に挨拶をした。
「彼方くん、勝次さん、由佳里さんいらっしゃい。 陽菜ちゃん達もしばらくぶりー」
「わー! かれんねー♪」
「かれんねーしゃまー♪」
「おねーたーん」
玄関で花蓮が出迎えると同時に、三つ子が一斉に花蓮の元に駆け寄る。
「かれんねーしゃま、げんきそうでよかったでしゅ」
「しんぱいしたよー」
「まなもー」
「ごめんねー。 お姉ちゃんは元気になったからねー。 また一緒に遊べるよー」
「「「わーい♪」」」
花蓮も陽愛達と遊べるからか、結構テンション高いな。
陽愛達が一番はしゃいでるけど……。
「じゃ、父さん達は花蓮ちゃんの両親と話をするから、彼方達は花蓮ちゃんと一緒にいなさい」
「そうそう、陽愛達の為の絵本とおもちゃが入ったカバンを渡しておくわね」
「ああ、分かった。 父さん達も長話は自重しろよ」
「ぜ、善処するさ……」
「何故目を逸らす?」
「自覚があったんじゃないかな? じゃあ私の部屋に案内するよ。 地下じゃないほうのね」
「よし、陽愛、愛菜、由奈、行くぞー」
「「「はーい♪」」」
長話する気満々だったのを指摘されたのか、父さんが目を逸らした。
花蓮もそこに突っ込みながら、自分の本当の部屋に案内するようだ。
では、父さん達が長話で花を咲かせているうちに、俺と三つ子の妹たちは花蓮の部屋で楽しく遊ばせてもらうとしようか。
陽愛達も花蓮の部屋に入るのを楽しみにしてるみたいだしな。
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