22 由奈の看病をします その2
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さて、由奈がお粥を食べたので、次は風邪薬だ。
由佳里母さんが用意した薬は、病院で処方されたシロップ状のものだ。
これを指定された分量をコップに入れて、それをスプーンで少しずつ口に含ませる形で飲ませているようだ。
由奈は薬を嫌がらないので、スムーズに飲ませる事が出来て安心だと由佳里母さんは言う。
今回も由奈は嫌がらずに、シロップ状の薬を飲んだ。
「ちゃんとお薬を飲んだな。 えらいぞー、由奈」
「えへへー♪︎」
俺が頭を撫でながら由奈にそう言ってあげる。
由奈は、笑顔で応えた。
風邪を引いてても、この笑顔は可愛い。
だから、きちんと風邪は治って欲しい。
「そろそろ時間だし、私は帰らなきゃ」
「なら、いつもの場所まで送るよ」
「悪いね、彼方くん」
「かれんねー、またね。 ゆな、がんばってかぜをなおすから」
「うん、風邪が治ったら遊ぼうね」
そうしているうちに、花蓮がそろそろ帰らないといけない時間になったようだ。
俺が今日もいつもの場所まで送ってあげる事に。
由奈も帰り際の花蓮に、風邪が治ったら遊ぼうと約束した。
その後は、父さんと遊んでいた愛菜や陽愛にも会って、また遊ぼうと約束をし、俺は花蓮をいつもの場所まで送ってから自宅に戻った。
自宅に戻り、食事をして宿題も終わらせた俺は、布団を持って由奈が寝込んでいる部屋に来た。
由奈が寂しくないように傍に居てあげると共に、そのまま一緒に寝る予定だ。
「にーに?」
「今日は由奈と一緒に寝ようと思うんだ。 風邪で寝込んでて陽愛や愛菜と遊べなかったし、寂しかっただろ?」
「うん」
「だから、今日はお兄ちゃんが一緒に寝てやるよ。 寂しくないようにな」
「ありあと、にーに」
「よし、じゃあ寝る前に冷却シートを貼り替えておくか」
布団を持っていく際に由佳里母さんから冷却シートの貼り替えも頼まれた。
もちろん、由奈と一緒に寝るのだからこれくらいはお安い御用だ。
風邪が移る可能性もあるだろうが、まぁ大丈夫だと思う。
新しい冷却シートに貼り替えた後、俺も布団に入る。
そして、由奈の手に向けて自分の手を差し出し、そのまま触れる。
「にーにがそばにいるから、ゆなはさみしくない」
「はは、じゃあ寝ようか」
「こもりうた、うたってー」
「上手く歌えないぞ? お母さんと違って」
「だいじょぶ」
由奈が子守唄を歌ってとねだってきたので、下手なりに応えてあげる。
俺が子守唄を歌うと、何故か安心したのかゆっくり瞼を閉じてすやすやと眠った。
「やれやれ。 お休み、由奈」
由奈の小さな手に触れながら、子守唄を歌い終えた俺は、由奈の隣で天使の寝顔を見ながら眠りについたのだった。
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