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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第1部

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18 父からの情報

いつも閲覧ありがとうございます。

前回の話と今回の話はシリアス注意です。

「父さん、それってどういう事だ?」


 途中で部屋に入ってきた父さんの発言の真意が図りかねなかったのか、俺は父さんに尋ねた。


「悪山コンツェルンがブラック企業的思考で、狡猾なやり方をしているからな。 ある一件から探偵の友人に頼んで調べてもらったのさ」


「それって、海外にペーパーカンパニーを構えるとかですか?」


 気付いた小梅崎さんは、そう言ってきた。

 確か、そのやり口は陽愛達を迎えに行く前の公園でそんな話をしていた記憶はあるが……。


「そうだな。 奴らは節税対策という名目で色々と虚偽の情報を作って海外等にペーパーカンパニーを作ってはグループから切り離して独立させている」


「悪質ですね」


「吐き気がするでござるな」


「ああ。 だが、奴らがそれをやるには社風をブラックに染めきってからだから、それまでにさっき言った探偵の友人の他に、色んな友人の伝手を借りて証拠を集めたのさ。 奴らから慰謝料などを取る為の証拠をね」


 父さん、色んな所に友人がいたのか……。

 確かにそれなら証拠は集められるな。

 どれだけのリスクがあるかはわからないが……。


「過労死した由佳里の前夫……陽愛達の実父がいた会社もリモートワークが認められていたホワイト企業だったが、悪山による急な敵対的TOBで買収されてから、リモートワークも廃止され、勤務も15時間勤務は当たり前にされたからな。 当然、有給すらなしだ」


「労基法案件じゃないか。 いや、奴らのコンセプトは反労基法だからか……」


「そうだ。 奴らは現在の労基法の内容が気にくわないらしく、親族が政治家を志したが、一部しか支持を得られず断念した。 流石に世論が許さなかったからな」


 悪山の親族がそこまでする位に今の労基法が気にくわないのかよ……。

 というか、悪山の考えに賛同していた奴らもいたのか。


「奴らは明治時代の労働時間こそ至高と考えているから。 当然海外からの批判は強いが聞く耳なぞもたないからな。 グループ会社がペーパーカンパニーに差し変わる前に、急にそれに変えられて苦しんでる人達を纏めて裁判で訴える事に成功したのさ」


 すごい行動力だな。

 伝手が多い父さんだからこそできた荒業なのか。


「それで結果が悪山コンツェルンが慰謝料を支払う事になると?」


「その通り。 悪山コンツェルン側は脅しだろうとタカを括っていたのか、今回は労働審判だが証人がたくさん証言をしていたにも関わらず奴らは代理人でさえ出席しなかったからな。 おかげでこちらに有利な判決をいただいたよ」


「あぁ、それで……」


 しかし、こういう所は悪山コンツェルンは抜けているんだな。

 代理人を立てていれば、少しは違ったかも知れないのにな。


「でも、慰謝料を踏み倒す可能性は?」


「そこは強制執行で取り立てる形になったさ。 相手が支払い能力はあるからね。 別荘なども差し押さえられるかもね。 もうすぐ行われるはずだ」


 なるほどね。

 支払いしない可能性を示唆して、強制執行の手続きまで持っていったわけか。


 つまり、これで悪山も羽田と共に転落する事が確定したわけだ。

 だが、そう考えていた時に父さんがさらなる内容を口にした。


「ただ、息子を振った少女……亜里沙くんにおいては、彼女の両親が悪山の件で冷静に対処しなかったせいもあるからね。 彼女には救済の道を作っている所さ。 その手を取って救われるか、振りほどいて絶望のまま沈むかは彼女次第になるがね」


 やはり父さんも思う所があったのか、羽田については救いの道を与える予定だそうだ。

 確かに冷静な対処ができなかった羽田の両親にも非があるだろうしな。


ちょっと仕事に影響が出そうなほどのモチベーションが下がる内容がメッセージとして入ってきたので、明日以降不定期更新になるかもしれません。


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