16 三太と幼女達
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「今、両親は買い物に出かけてるが、まぁ上がってくれ」
「では失礼するでござる」
両親が買い物に出かけているものの、俺の信頼する友人なのでひとまず三太を上がらせることにした。
小梅崎さんも三つ子の妹たちも出迎える。
「その彼が、彼方くんの友人かな?」
「そうでござる。 拙者は服部 三太と申す者。 よろしくお願いするでござる」
「しゃべり口調に違和感があるけど、まぁいいか。 私は小梅崎 花蓮だよ。 私立あいの山学園でのクラスメイト兼友人だよ。 よろしくね」
ひとまず、小梅崎さんと三太の自己紹介は終わったのでリビングに行こうと促す前に、三つ子の妹たちが三太に話しかけて来た。
「さんたさん? ぷれぜんともってるのー?」
「いや、今はクリスマスではないし、サンタクロースではないでござる」
「あ、ござるっていった!」
「もしかして、にんじゃでさんたさん? なんだかかわいいね」
「ぐはぁっ!!」
由奈が最初に話しかけてきた後で、陽愛、愛菜の順で三太に話しかけた。
だが、愛菜が言った発言で三太はショックで倒れたようだ。
「あちゃー……。 幼女の真っすぐな言葉こそ人によっては凶悪な武器にもなるよねぇ」
小梅崎さんは額に手を当てながらそう言った。
確かに、幼い子供はストレートに言うから、それが心に傷が付くってのもあるよなぁ。
「三人とも、ひとまずあそこのお兄ちゃんに謝りなさい」
「「「ごめんなしゃい……」」」
俺に注意された三つ子の妹たちはシュンとしながら三太に謝った。
「ああ、もう大丈夫でござる。 あまり気にしちゃいけないでござるよ」
立ち上がった三太は、気にしてはいけないと言って、陽愛達を許した。
「三太がこっちに来たのは何かの用事があったんだろうけど、それは父さん達が買い物から帰って来たらにしよう」
「確かにその方がいいでござるな。 代わりにこの子たちの面倒を見る相手がいないと話せない内容でござるから」
「「「なにー?」」」
「陽愛ちゃん達はまだ知らなくていいからねー」
「「「えー……」」」
どうも、三太が話そうとした内容に三つ子の妹たちが気になったみたいだが、小梅崎さんが知らなくていいよと言ってくれた。
本来は兄である俺が言うべきなんだけどな。
しかし、ふくれっ面している三つ子もまた可愛いんだよなぁ。
「まぁ、とにかく何かして遊ぼうか」
「何がいいかな?」
「「「えほんよんでー!!」」」
「絵本か。 他に読んでいない奴を探して読もうか」
「そうだね。 まずは探さないと」
「手伝うでござるよ」
俺達は、三つ子の妹たちを連れて遊具や絵本がある場所に改めて向かう。
さて、どの絵本が読んでなかったっけなぁ。
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