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神様の目印  作者: ヒロ
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そして、とうとう、3年の卒業式に日がきた。

アルマ様とニナ様とわたしはフューラ渾身の作であるドレスを着て3人で笑っている。わたしたちのドレスを見て、欲しがる人も出てくるだろう。


フューラが子どものリフォームドレスだけではなく、ようやく大人用のリフォームドレスも売り出す覚悟ができたそうだ。

だから、わたしたちは今日、どこのドレスか聞かれたら、フューラのお店を宣伝しようということになっている。

ちなみに公爵家の古いドレスやドレス愛で隊関係者のドレスはいったんインベントリに収納し綺麗にしてから全部マジックバックに入れてフューラに渡している。

お店の店長も板についてきたから大丈夫。ユーリと結婚もしたしね。


最初は結婚しない。一生仕事しているって言っていたのに、毎日くどかれて落とされてしまっていた。ユーリはチャラいように見えていて、フューラしかくどいていないのは、周りのみんなには周知の事実だったから、生暖かく見守っていた。


結婚式のドレスは、お店のお針子のミミとメグがわたしの資金提供によってめちゃくちゃいいものを作ってくれて、ご披露の時のはにかんだフューラの笑顔が忘れられない。

ユーリとはお店の屋根裏部屋を改造して一緒に住むんだと言う。3階に住んでいるミミとメグが、自分たちが屋根裏に行きますと言ったけど、フューラは屋根裏は思い出があるのと、譲らなかった。まぁ思い出の屋根裏より結構いい感じの部屋にはなったんだけどね。

幸せそうで何よりだ。


そういえば、第三王子殿下と煌びやかなご一行様は、今日卒業パーティで断罪しなかった。悪役令嬢も聖女もいない。あれらはおとぎ話の中だけなんだなって思った。

第三王子殿下は、煌びやかなご一行様の中にいた、侯爵令嬢のお1人と結婚して、婿に入ると聞いている。

1年生の時に、公爵令嬢だから、この煌びやかな一行に入ることを許す、とか言われたけど、『わたし病弱なんです…』とひたすら断ったら何とか逃げることができた。

煌びやかな人は煌びやかな人で仲良くしてください。


アルマ様とニナ様と『一緒にドレスのお店の宣伝をしましょう』と誓った後、お二人は、婚約者に連れられて会場に散っていった。それぞれお似合いのカップルで見ていて幸せになれるような信頼関係が見て取れるのが嬉しい。また、後でね。

そういって、アルマ様とニナ様と別れた後、隣のグレイ様が手を差し出す。卒業パーティで最初に踊るのは婚約者だ。

そう、婚約者。

グレイ様はわたしの婚約者だー。


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