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神様の目印  作者: ヒロ
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今日はフェムと師匠のところに来ている。師匠に教えていただくのも半年ぐらい経っている。フェムが討伐にも行きたいというので、師匠から習うのは週に1回ぐらいだけど、結構頑張っている。


「し、師匠!出来た!出来たと思うよ。これ!!どう!」


「そうか。って、おまえ鑑定持っていなかったか?自分でわかるだろう。」


「あ、そうか。こういう時こそ、鑑定だよね。ちょっと待って、調べてみる。あ、出来てる。初級ポーション、良って出てきた!!!やったー。ポーション作れたよ。」


「サンディ出来たのか!俺も負けられない。ここでこうしてああして、じっくり魔法を浸して、おおおおおおお。ううううう。ど、どうだ!サンディ鑑定で見てくれ!」


「あ、フェムのも初級ポーション、良って出てるよ!!!フェムもとうとうポーション作れたよ!」


二人で抱き合って喜ぶ。わたしは異世界転生したら一度は絶対作りたかったポーション。夢が叶って、涙が出そう。

フェムも嬉し泣きだ。二人でわんわん泣いてしまう。感動だ。

師匠が少し呆れているのがわかる。でも、師匠も少し嬉しそうだ。へへへ。嬉しいね。


「サンディは今後どうする?ポーション作ったらうちに納品するか?ギルドに納品しても、うちでも、1個70ノンナだな。10個作れば700ノンナだけど、ガラスの瓶が1個10ノンナする。瓶はほとんど材料費だ。自分で全部採取して瓶も作ればもう少し儲かるけど、瓶を作るのは、ちゃんと錬金術を勉強しないと難しい。自分で使うのであれば、瓶だけうちで買っていくんだな。」


「わたしは瓶を買って、師匠のところに納品する。」


「俺も瓶は師匠のところで買うけど、作ったポーションは、しばらく自分用に使いたい。」


「そうか、わかった。瓶は1瓶10ノンナだ。お安くしてあるよ。」


「とりあえず50個下さい。インベントリあるから大丈夫です。」


「俺も50個欲しいです。俺はマジックバックに仕舞います。」


「わかった。二人で100個、1000ノンナだ。」


「今はわたしが払っておくね。」


「おう、よろしく頼むぜ。」


「師匠。これでよろしくお願いします。」


1000ノンナを師匠に渡す。1000ノンナは前世価格で1万円だ。10歳児には大きな金額だけど、日々薬草採取して小遣い稼ぎしているから大丈夫だ。


「はい。ここに100個置くから、割れないようにな。初級ポーションといえども、錬金術使えるようになれるとは最初は思っていなかったよ。よく頑張ったね。ただし、うちに納品するのも、自分で使うのも、しっかり鑑定してからだよ。特にフェム。最初はちゃんとサンディに鑑定してもらうこと。慣れてきたら、色と輝きでわかるようにはなると思うからね。わかった?」


「「はい!!」」


「よし。初級ポーション作成達成おめでとう。」


「「ありがとうございました!!」」


フェムと二人で足取りも軽く家に帰る。ただの薬草を採取するより、ひと手間かけてポーションにする方が儲かる。儲かるだけでなく、ポーションを作った!っていう達成感がある。いいね。家令にも教えてあげよう。っていうのか家令実はポーション既に作れているんじゃないかと思う時がある。わたしたちが作れるようになるまで待っていてくれているような気がする。じゃ、一緒に完成記念パーティでもしようかな。


エットにも手伝ってもらって、ご馳走を作ろう。ビーフシチューとチーズパンとゆで卵入りのポテトサラダにしよう。米が見つからない世界だから、この辺までなんだよね。でも普通の日には粉モンで楽しんだりもしている。エットは結構なんでもいけるのだ。


みんなにフェムと二人、初級ポーションが作れるようになったよ!っと夕食時に報告した。フェムもずっとにやにやして嬉しそうだった。今日作った初級ポーションをフェムはエットに、わたしは家令にプレゼントした。どっちもそれぞれにとって一番大切な人だ。


エットはフェムを抱きしめ嬉し泣きしていた。家令は『家宝にいたします』とか恭しくマジックバッグに仕舞っていたけど、ちゃんと使ってね。今後も作ってあげるから。


「「「おめでとう!」」」


みんなに祝われて、自分が好きなことしていたのに、みんなにも喜んでもらって非常に嬉しい。こういう生き方がいいね。自分の好きなことをしてみんなが喜んでくれること。今後も目指したい。


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