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ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


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第9部 第7話「扉の向こう」

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建国プロジェクト:状況報告

第9部・火を灯して編 第7話開始時点

現在地:クロノスリュカ・渓谷の外れ

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状況 :扉を開ける日

    全員が境界の薄い場所に集まった

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朝、渓谷の外れに全員が集まった。


信、ドミナス、コダが扉の前に立った。

リュカが時空魔法を構えた。

カイロスが力を向けた。

テルミが境界を示した。

壁が揺れた。

カイ・ラガンが竜騎士の術を補助として加えた。

壁がさらに揺れた。

光が見えた。

信の世界の光だった。

リュカ:「開いた」


扉が開いた。

向こう側から見慣れない空気が流れてきた。

コダが感じた。

コダ:「精霊の気配が薄い。しかしゼロじゃない。

    カイロスが言った通りだですね」


信が扉を見た。

向こう側が見えた。

夜の街だった。

光が溢れていた。

懐かしかった。

信:「行ってきます」



元の世界に踏み込む


扉を抜けた。

夜の都市だった。

高いビルが並んでいた。

車が走っていた。

人が歩いていた。

誰も信たちを見ていなかった。

ドミナス:「これが信さんの世界なんですね。

      狐の耳と尻尾が見えていないのか?」

信:「この世界では獣人がいない。

   ドミナス、君の変装能力ならもう対応できているんじゃないか」

ドミナス:「もう変えました。

      人間の形になっています」

コダ:「僕は?」

信:「コダも人間に見えています。角も尻尾も見えていない」

コダ:「精霊の力がうまく働いているのかもしれない」


信が街を歩いた。

懐かしかった。

しかしどこか遠い気がした。

「俺が生きていた世界だ。

 でも、もうここに属していない気がする」



保護犬カフェ「まめ」


信がある場所に向かった。

保護犬カフェ「まめ」だった。

まだあった。

灯りが点いていた。

信が外から窓を見た。

犬たちがいた。

スタッフが世話をしていた。

モモはいなかった。

当然だった。

モモは老犬だった。

信がその場に立ち続けた。

ドミナス:「ここが信さんが最後にいた場所ですか」

信:「そう。ここでモモという老犬に『行っておいで』と言われたんだ」

コダ:「カイロスが反応していますね。

    この場所に何かを感じている」


カイロスが光った。

この世界では薄かった。

しかし確かに光った。

信:「カイロス、ここがお前の始まりの場所だ」

カイロス:「そう。モモがいた場所。懐かしい」


信が少し間を置いた。

それからゆっくりと歩き始めた。


コダが精霊を見つける


街を歩いていた時だった。

コダが立ち止まった。

古い木の傍だった。

街の中に残った古い木だった。

コダ:「いると感じるんですが、精霊じゃないみたいな。

    精霊に近い何かがいるんですかね」


コダが手を伸ばした。

木に触れた。

コダ:「この木に何かがいる。命の気配がある。精霊になりきれていないのかな」

信:「精霊になりきれていない?」

コダ:「この世界では精霊が存在できる濃度が薄い。

    だから形になれない」

信:「俺が扉を行き来するたびにこの世界の精霊が少し濃くなるかもしれないかな」

コダ:「可能性はあると思います。

    カイロスが両方の世界を繋ぐことで少しずつ濃度が上がるかもしれない」


ドミナスが木を見た。

ドミナス:「私には見えませんが暖かい気がします。

      プロメテウスを見た時と少し似ている」



帰る時間


扉を開けてから半日が経っていた。

リュカが扉を維持していた。

信が全員に言った。

信:「戻ろう。確認できました。この世界は変わっていない。

   俺が変わっただけだ。しかし悪くない」


扉に向かった。

ドミナス:「また来られますか」

信:「来られます。

   カイロスが繋がりを保てる間は」

コダ:「次はもっと長い期間でちゃんと調べたい。

    この世界の精霊に近い存在をもっと探したい」


扉を抜けた。

渓谷の空気が戻ってきた。

温かかった。

アポロンが輝いていた。

全ての精霊が迎えていた。

信:「ただいま」

リュカ:「おかえり」


カイロスがこの世界に戻ってきた瞬間、大きく輝いた。

コダ:「カイロスが喜んでいます」

信:「俺もだよ」



夜・信が書く


夜だった。

信が一人でいた。

カイロスが傍にいた。

信:「カイロス、二つの世界を繋いでくれてありがとう」

カイロス:「自分の役割だから」


信が少し笑った。


信が手帳に書いた。

元の世界を歩いた。 この街は同じだ。 しかし俺が変わった。 保護犬カフェ「まめ」があった。 モモはいなかった。 当然だ。 カイロスが「懐かしい」と言った。 コダが古い木の傍で 精霊に近い何かを見つけた。 「精霊になりきれていない」 ドミナスが「暖かい気がする」と言った。 帰ってきた。 渓谷の空気が温かかった。 ここが俺の場所だ。 二つの世界を持つ者として。 どちらも俺の世界だ。 ただ ここが俺の場所だ。 それは変わらない。


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建国プロジェクト:状況報告

第9部・火を灯して編 第7話終了時点

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扉が開いた

 リュカの時空魔法とカイロスの力

 カイ・ラガンの竜騎士の術が補助


元の世界を歩いた

 「この街は同じだ。しかし俺が変わった」

 ドミナスが変装した

 コダの姿も人間に見えた


保護犬カフェ「まめ」

 モモはいなかった

 カイロスが「懐かしい」と言った


コダの発見

 「精霊になりきれていない何かがいる」

 「行き来するたびに濃度が上がるかもしれない」


帰還

 「帰ってきました」「約束しましたから」

 カイロスが大きく輝いた


信の言葉

 「ここが俺の場所だ。それは変わらない」


次のマイルストーン

 →二つの世界の行き来が続ける

 →獣人たちが元の世界で活躍する準備

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第9部 第7話 終了

次話:「二つの世界」



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