31/50
28.クリームソーダ
「ね~冨野くん、喉乾いた〜」
「冷蔵庫にジュースあるけど飲む?」
「何味~?」
「アップルとクリームソーダがある」
「……アップル飲みた~い」
「うんそれじゃあ……」
「うん?」
「えっと、じゃあ膝の上から一旦どいてくれないと」
「やだ」
「……」
「やだ」
「じゃあ台所行って自分で取ってきてよ」
「コップの場所わかんな~い」
「じゃあどいてくれないと取ってこれないよ」
「やー」
「どしたの、今日やけに猫じゃん」
「別にそんなことないにゃ」
「なんなのこのプレイ?てか今のもう1回やって、めっちゃかわいいかったから動画撮りたいな」
「は? それよりクリームソーダてなんだよ」
「うわ、人に戻った。てかずっとそれ気にしながら猫やってたのウケる」
「うっせえわ、でなんなのよクリームソーダって」
「えっと、なんか興味湧いて安い自販機で買ってしまった」
「いくらくらい?」
「70円600mlで」
「それはやっすいね」
「しかも」
「しかも?」
「炭酸じゃないんだよね」
「ぷっ、なにそれ。それで飲めないし、かといって捨てれんくて持って帰ってきたんだ?」
「そうだよ、文句あるか」
「なにがダメだったの?」
「異様に甘かった」




