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1 不思議

深夜テンションで書いてしまいました。

 


 今思えばそれは何とも奇妙な光景だったかもしれない、紫と紅の閃光が廊下で舞い衝突音が鳴り響き周りの生徒や先生がそれらの行動を凝視している。


「まったく、あなたは何でこっちまで来て迷惑をかけるんですか。おとなしく自分の世界に帰ってください」

「それは、ねえだろ黄泉お互い体が温まっていいった頃じぇねえか、もっと激しくやろうぜ」


 轟音や衝突が鳴り響くなか私、鈴木燈子は親友である佐野黄泉が180cmある巨体な男と殴りあうのを見てるだけしか出来なかった





**************************



 私が通っている学校はコーンボーン国際高等学校は坂を上りそこから五分歩いたところにある。だけど今年に入ってから共学になった。

 理由は分からないが世界情勢やグローバル化が進むなかで女子だけではなく男子の視点を感じ、そこから物事の価値観や必要性を学ぶことが重要になってくるらしい。


「正直、そういうの言われたってよくわかんないんだけどな」


 ふと通学途中の坂でそう思ってしまったがまあ、いいかと思う。ふと周りを見てみると雪が降っていた。

 そういえば今日のニューズ番組に四年ぶりに大雪が降ると言っていた。触ってみると十二月に降る雪にしては、季節を凍らせるほど冷たくはない。


「ちょっと、不気味だな早く学校行こ」


 道には人の姿はなく、ただ街灯の灯だけが雪のヴェールに抵抗している。まだ朝で暗くはないはずなのに、私は目の道が白く闇の中に飲み込まれるような感覚を覚えた。











********************




 終業式が終わり、帰りのチャイムがカーン、カーンと鳴り響く。体育館から教室に帰り椅子に座ろうとするときに、担任の先生が言葉を発した。


「はい、通知表を配るので、みなさん出席番号順に呼ばれたら来てください。いやー今日も何とか無事に過ごせたね、僕は、この学校に来れて本当に幸せだよ。まぁ地元に帰っちゃうけどまた会えるよ」


 そう田中先生は明るく言うが眼鏡のバットから水が垂れていた。期末前、先生が私達生徒に、お母さんが病気で死んじゃいそのお母さんが経営していた店を継がなければいけないらしいといった。

 断ってもよかったんじゃないかと生徒の誰が言った気がするが、先生によると育てた恩を返したいらしい。



 


「はーい、次鈴木燈子さん、どうぞ」


 通知表の出席番号が呼ばれ始めてから数分たったごろ、私は先生が自分の名前を呼んだことに気づき席を立つ。周りを見渡すと友達たちが通知表のみせあいっこやどちらが上か下かの対決をしている。

 


「はい、えー、燈子さんの成績は、ほとんど9か10ですねおめでとうございます、このまま順調にいけば難解大学も合格できると思います。ああ後は期末も上位1割になって、国語も10ですね」

「おお、本当ですか、ありがとうございます!!」


 心のなかでガッツポーズをする。今までは国語の成績は9だったがやっと10になった。その他の成績も上がり、帰り道には、自分へのご褒美ににハーゲンダッツを買おうと決める。

 青い通知表ファイルを先生から貰い廊下から教室に戻ろうとする。


「そうそう、燈子、友人関係でなにかあったことはないか」

「友達関係ですか?」


 友達関係か今は特になんともないし実際なにかあったとしても冬休み期間に入ってとくに関わることもないからなあ。あっそういえば一つだけあったわ、


「先生、最近の黄泉なにか変じゃないですか?」

「うん、ああそういえば確かに黄泉、期末前あたりで急に変わったよねなんか授業を受ける態度が真剣になったし、何より眼鏡をかけた所が一番驚いたよね」


 そう、私の一番の親友である黄泉は最近性格や言動が変わった。眼鏡をかけ黒髪ロングの髪をポニーテールにし、なにより今まで一緒にしてきたラノベの考察をしていない。ちなみに黄泉は視力は悪くない。


「まあ、僕も生徒の全てを理解できるようなことはできないけれど、これでも先生だからねもし友人関係でまた困ったことが相談して」

「分かりました、ありがとうございます」


 先生とはこの高校一年生の年でお別れするけど、私が今まで習ってきた教師の中で一番良い人だと思う。けれどお別れするのは、何かこう胸にくるものがあるな。






********************


 


 通知表が全員に配り終わった後、私と黄泉は互いに机を持っていき、お互いに顔が見える状態で昼ご飯を食べている。

 終業式で午前がつぶれ、午後からは、家に帰宅する人や部活で学校に残りご飯を食べそのまま部活に行く人も何人かはいる。


「そういえば、黄泉お昼ご飯食べ終わったらどこ行くの?」

「私はこの後テニス部に行くよ。もうすぐ大会だしね。何より練習しないと体がなまって迷惑をかけるかもしれないから」


 その言葉を聞き、私はびっくりするのも疲れた。まじまじと黄泉を見てみる。今までほったらかしにしていて髪を急に結び、いたずらっ子のように輝いていた瞳は変わりやや鋭さのある瞳をしている。

 期末前までは、ちょっとだけ子供ぽかったのに期末後は急に大人びて少しだけ残念な気持ちが胸の中に残っている。


「ねえ、燈子、鳥ってなんで空を飛ぶんだろうね?」


 黄泉を慣れてない手つきで眼鏡をあげながら私に問いかける。じっと顔を見てみると、その視線は私ではなく窓の外にいる小鳥たちにむいていた。

 うーん、人と話すとき人の目を見たほうがいいよ。


「飛ぶ理由も落ちる理由も私には分からないよ。だって私はまだ一度も空をとんだことがないからね」

「そう」


 うん、この返し方はちょっとまずかったかもしれない。私は謝ろうと声を発しようとした。





「おいおい、黄泉、空を飛んだことのある人間がまだ空を飛んでない子供にそんな問いを投げかけるのは大人げねえぞ」


 その言葉には音がなかった。確かに耳に入ったかもしれないが脳が全力で否定しようとしている。教室は静まりかえり窓のそとでは風は吹いているのに、木々は揺れず、葉は一枚も落ちていない。

 そんな静寂のなか私は息苦しさを覚えて意識がなくなりそうになった。










「あの、どうやってこの世界に来たのかは聞きませんけど、私の友達やクラスメイトに手を出したらどうなるか分かっているんでしょうね!!」 


 黄泉は、食べていたコンビニのトマトサンドイッチをくしゃくしゃにつぶし右手で音を置き去りにするような手刀を放つ。


・・・・・だがその攻撃は巨体な男には当たらない


 真紅の髪の色をした男アルカディアは笑いながら攻撃をよけ教室のドアまでに後退し拳を構える。


「さあ、やりあおうじゃないか黄泉、俺とおまえの久しぶりの戦いだ!!」

「その戦いは前ので最後にしてくださいよ、いや割とマジで」


 アルカディアと黄泉は拳をぶつけ合いその場で殴り合う。

 

 だが、彼、彼女たちは知らない。燈子はまだ意識を回復してないが、クラスメイトはもうすでに意識を回復をし、顔面蒼白でこの戦いを見ている。

 そして戦いの余波は教室をこえ黄泉たちの担任である小林がいる職員室まで響いていた。

文章が怪しいところがありましたらコメントをしてくれるとありがたいです。

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