34話 体育祭と開始前
新キャラ一気に登場します。
いよいよ本格的に体育祭の練習がスタートした。
この、2週間は自分が選んだ種目と、男子は騎馬戦、女子は大縄跳び、そしてクラス対抗のリレーに、最強リレー。
二週間が経ち、いよいよ体育祭の日になった。本日は晴天で良かった。ここ一週間は朝練や放課後練習などもあり、運動不足の人や運動好きの人は忠実していたのだろう。
七海は、面倒だダルいだと口癖になっていたが、なんやかんや練習に参加していたのだ。
「体育祭が終われば、解放される」
「そんなに嫌だったのかよ」
七海はジャージ姿で、背伸びをしながら言った。
すると、逆の方から楓が俺のジャージの袖をクイクイっと引っ張って来た。
「どこか座ろう」
「そうだな、」
俺は座る場所を探そうと周りを見渡すと、俺の名前を大きく呼ぶ声が聞こえて来た。
「千秋!!」
「...ちっ、来てんのかよ」
俺は、4人のの顔を見るとダルそうと不機嫌な顔に変わって行った。
「なっ?!酷いぞ」
1番、先頭にいるツーブロ赤茶髪のメガネは暴力事件により、桜坂高校の退学者でもある村上 蓮。
そして、その後ろに立っている肩ボブの見た目だけで見れば女性に見えるが本当は男性だ。名前は村上 真斗。苗字を聞けば分かるが蓮の弟だ。
真斗は、仲良さそうな楓とハイタッチして挨拶を交わした。
「僕は寂しいぞ?最近ゲーセンに顔を出してないが、そんなに、忙しいのか?」
黒髪に、マンバンヘアーの男の名前は黒川 ミズキ。この4人と、大智、千寿そして、部活がない時に潤はゲーセンで良く集まっているのだ。
そして、最後の右肩に目立つ刺青の男は七海の所に近づいた。
「君可愛いね、この後俺とお茶しない?」
「...無理」
「えーー良いじゃん」
いつもなら蹴散らして居るが、どうやら俺の知り合いだった事でどうしたら良いのか困っていた、俺はそいつの後ろを軽く蹴り飛ばした。
「おい、琉樹。七海にちょっかい出すな?他の奴にあたれ」
「イテテ、まさかお前の女に手を出そうとしてたのか。すまない事をした」
「...別に俺の女ではない」
ニヤ
「何?顔赤くなってるイテ!」
「うるせ」
俺はそいつの耳を引っ張った、このお調子者の名前は大山 琉樹。蓮と一緒に暴力事件を犯さなければ今の俺の先輩になる一個年上だ。
暴力事件は、俺と大智と千寿も本来なら退学になる予定だったが、蓮と琉樹が庇ったお陰で退学処分にはならなかった。
あの時は、問題起こして退学になりそうだった事に楓に物凄く怒られた。本当に楓が怖かった。
「ちっ、他の女に当たるよ」
「あ、りゅー」
「な、何だよ、楓さん」
いきなり楓に呼ばれ少しビクビクと震えていた、俺が琉樹達が始めた喧嘩のせいで退学なりそうだった事に怒られそれ以降から口答えさえしなくなった。
「あそこにいる子にも、手出したら本気で怒るよ?」
「...はい、肝に免じます」
楓が指した方向には、開会式の準備をしている灯里だった。
俺は、何故ここに来たのか質問した。
「てか、お前ら何しに来たの?」
「大智達に呼ばれたから?」
「その、張本人の2人はまだ見てないけど?」
「...さっき、メールで面倒いからサボるって言ってたからね」
「じゃ、本気で何しに来た?」
「...正直、俺らも分かりません」
「そうか、なら帰れ!!」
4人は大人しく学校を後にした、ミズキが最後に少しでも良いから顔を出してよって言いながら去っていた。
俺は4人の背中を見て、本当に何しに来たのかと心の中で思っていたのだ。




