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最終話 これが俺の学校ハーレム生活

「楓ちゃん、良かったね!」


楓と俺は先に家に帰って、後から灯里達も帰ってきた。

灯里は楓の姿を見つけると、祝福の気分だったのだ。


「本当に良いの?私だけ、特別に扱いみたいな事して...」


「良いんですよ。楓ちゃんは我慢しすぎだっのです」


「あたしも、別に構わないよ」


「みんな...」


 本来なら、自分も学校でカップルの様にいちゃつきたい筈なのに、その自分の気持ちより、楓自身を優先してくれる事が、少しの申し訳さと心からの感謝でいっぱいだった。


「ちあきが、頭を下げてまでお願いしてたし、断れなかったしね」


「うおぃ!それは言わない約束だろ?」


 千秋は一昨日から楓の異変に気付いて居たのだ、子供の時から一緒だったので、何を思って居るぐらいは少しは察せるのだが昔からの楓の好意だから気付けていなかった。


 明日の月曜日は振替休日で家でのんびり過ごし、火曜日から普通に登校する。流石に付き合いたてカップルにすぐに他の女が居れば変な目で見られるので、今週だけは楓と2人での登校と話し合った。

周りからヒソヒソとコチラを注目されていた。


「彼が人前でプロポーズした人だよね?」

「羨ましいわ。私も彼氏からプロポーズされたいわ」

「くぅー、羨ましいぜ。俺もあんな可愛い彼女欲しいな」

「7大美女の1人が彼氏出来たのか」


 女子からは羨ましそうに2人の関係を見て、男子からには嫉妬の目で睨みつけられて居た。

最後に奴の言う通り、5大美女と言われてる時から誰にも彼氏とか居なかったんだよね。今は、全員居るけど。


もし、他の男どもに7大美女の全員が俺の彼女だと知れ渡れば刺されないだろうか?と心配になってきた。


「やってくれたね...」


すると、目の前に不機嫌そうな顔の宮村翔太が現れた。

本来なら自分が先に告白して、付き合えると思っていたが彼が、後から違う奴に告られ付き合っている事には、あまり面白くないだろう。


「お前、恥ずかしくないの?全員の前で告白して断れ辛くさせるの」


おめぇだろ!!


俺は心の中で膨大にツッコミを入れた、実際自分も全員の前で告白したので口には出せなかった。

すると、楓が俺の前に立って頭を下げたのだ。


「すみませんでした。最初から貴方の告白を断るつもりだったのです。私の好きな人は昔から、この人なので」


 俺の袖を掴んでそう言った、宮村はこの場に居ても大事になるので、覚えてろよっと捨て台詞を吐いてから学校の中に入って行ったのだ。


「良かった、あまり面倒な事にならなくて...」


「だと、良いけど」


 俺は奴の顔を後から何かしでかすのだろうと、感じ取って居たのだ。俺はあまり面倒にならないと良いなと願った。

 それから、ずっと授業中潤が後ろから揶揄ってくるので教科書をぶん投げてやった。色々とわちゃわちゃと騒いであっという間に放課後になっていた。


生徒達は次々と帰って行って、愛香と美音と合流して教室に残ってるのはいつもと同じメンバーだった。


「うーん、やっぱり。なんか物足りない」


「何が?」


「折角カップルって感じになったのに、何かが足りないなって」


 付き合ったのは前々からだったが、本格的にカップルになったのだが、楓は何か物足りなさを感じていた。

七海はニヤニヤと揶揄う様に提案を出した。


「そりゃー、チューをまだしてないからな」


そう言われた2人は肩をバグりと跳ねらせた。

 俺はヘタレが出てしまったのか、慌てて帰る支度をした。


「そそうだな。そろそろ、時間だし帰ろう」


すると、楓が俺の服を掴んで来た。


「そ、その。したいな?」


「っ...いや、その...」


「ダメ?ちー君が我慢しすぎも悪いって言ったのに」


キスしてくれないと楓は少し肩を落としてしまった。

 あまりにも可愛い上目遣いに俺は顔を赤くしてしまった。


「そうだよね、心の準備が必要だよね。また、今度に「楓、」?!」


俺はそっと、楓の唇にキスをした。

 いきなりの事に、楓は目を見開いて真っ赤な顔になって固まって居た。


「よぉし!帰ろう!」


俺はあまりにも恥ずかしさに、逃げだしたいと思っている。

 灯里達はニヤニヤと笑い、楓は自分の唇を嬉しそうに触れている。


「ちー君、ありがとう。大好きだよ」


「っ、いきなりなんだよ」


「えへへ」


本当に可愛い幼馴染だ。

 こんな俺を好きになってくれてありがとう。必ずみんなを幸せにしてみるからな。


「さて、家に帰ろうか」


「うん!旦那さん♡」


挿絵(By みてみん)


 さて、これからの俺たちの人生はどうなるのやら。まだまだ...いや、本当の意味で俺の学校ハーレム生活は始まったんだ。これは当分静かに暮らせないかもな。

 そう考えていると、楓は確認をするか様に質問を飛ばす。


「こんな幼馴染は大好きですか?」



これにて完結となりました。まだまだ伏線回収をしていない事に申し訳ない気持ちがいっぱいです。

ここまで読んでくれてくれた、皆様に心から感謝いたします。

本当にありがとうございました!!


次回作の『七災の魔女』も、よろしくお願いします!


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