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ギャルゲの主人公と乙女ゲーのヒロインは、  作者: 涼風悠
ギャルゲの主人公と乙女ゲーのヒロインは、幼馴染で両想いですが、攻略キャラ達が全力で邪魔してくる。もう、俺(私)達のことは諦めてください。

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ギャルゲの主人公と乙女ゲーのヒロインは、初デートがしたい。

 次の日の朝を迎える。郁人は、寝不足ながら、日課のジョギングを終えて、入念に今日のデートプランを練っていた。


 そして、郁人にとって、一番重要なのが待ち合わせである。


 郁人も美月も、家が隣同士のため、待ち合わせというと完全に家の前となってしまう。これでは、いつもの通りのため、恋人同士になったのなら、駅前で待ち合わせをしようということになっていた。


 そして、ここで郁人は、人生最大の選択に迫られていた。何時間前に待ち合わせ場所に行くかという事である。


(美月を待たせるわけにはいかない…果たして…何時間前に行けば…一時間…だと…心もとないか…二時間くらいか?)


 人生で待ち合わせなど、ほぼしたことがない郁人にとって、どこに行くよりも、待ち合わせの時間の方が重要であった。


(しかし…もしも、美月が二時間前に来たら…やはり…三時間前には…行くべきか?)


 郁人は、悩みに悩むのである。しかし、十時待ち合わせのため、三時間前なら、もはや、今から、家を出ても間に合わないのである。


(仕方ない…もはや、今から出るべきか!!)


 郁人は急いで準備を始める。まだ、時計は朝の七時前を指していた。






 一方そのころ、美月はというと、ただひたすら、服装選びをしていた。服を着て鏡を見ては、丁寧にしまうという作業をひたすら繰り返していた。その時間はかれこれ二時間になろうとしていた。


(あああああ!! 服装が決まらないよ!! 待ち合わせ時間まで、もう時間ないよ…そろそろ出ないとまずいよね…郁人を待たせる訳には行かないから…早めに待ち合わせの場所に行かないと行けないのに…ふ、服装が決まらないよ!!)


 美月も人生最大の悩みに頭を抱えていた。もはや、待ち合わせ2時間前くらいから行く覚悟の美月だが、服装が決まらないのである。


(…ううう…どれも…郁人が好きそうな服だけど…初デート…人生の初デートに決める服ってどんなのなのかな…みんな…どんなの着てくのよ…こういう時…友達って必要だよね)


 美月は、相談できる友達がいないことに、少し落ち込むが、気を取り直して、服装選びを再開するのだった。






 郁人は、二時間前には、駅の広場につくことができた。家を出るときに、家族に、こんなに早くどこに行くんだと問われて、美月とのデートの待ち合わせと答えたら、早すぎるだろうと言われた郁人である。


(むしろ、俺的には、遅いくらいだと思うんだが…よし、このまま、美月が来るまで待つか)


 郁人は、壁に寄りかかり、腕を組んで、美月を待つことにしたのである。しかし、そんな早く駅に来た郁人は、女子大生から逆ナンされるのである。


「君カッコいいね…お姉さんたちと遊ばない?」

「……」

「お~い…君だよ…君」


 郁人は、周りを見渡すが、男性が自分しかいないことに気づくと、女子大生三人組が自分に話しかけていることにさすがに気がついた。


「俺の事か…えっと…すまないが待ち合わせをしているんだ」

「えええ~!! いいじゃん…ちょっとだけでも…そこの喫茶店でお話でもしようよ」

「そうそう…私たちも講義までじかんあるしぃ」

「うんうん」

「いや…俺と話してもつまらないと思うが…とにかく、俺は人を待ってるから…悪いが、他をあたってくれないか?」

「少しだけでいいから!!」

「うん…ちょっとだけ」


 滅茶苦茶グイグイ来る女子大生3人組に、ほとほと困り顔の郁人である。まさか、自分が声をかけられるとは思わなかった郁人である。


「……郁人……何してるのよ?」


 郁人は、物凄く聞き覚えのある愛らしい声がする方を向くと、郁人が女子大生にナンパされている所をジト目で見ている美月がそこには居た。


「あ…す…すまない…待ち合わせの相手が来たから…俺はここで…」


 女子大生3人組から、慌てて離れて、美月のところに行く郁人である。女子大生達は残念そうな感じではあったが、これ以上は郁人に絡まないで、どこかに歩いていくのであった。


 ひたすらジト目で、郁人を睨んでいる美月である。


「み…美月…悪い…助かった…困っていたところなんだ」

「ふ~ん…郁人…楽しそうだったね…ね?」

「い、いや…本当に困っていたぞ…うん…その…悪かった」


 美月の圧倒的な圧に、悪くはないのに謝る郁人である。シュンと落ち込む郁人である。そんな郁人を見て、美月は笑いだす。


「冗談だよ…郁人…郁人がモテるのは知ってるからね」

「自分がモテるとは…思ったことないがな」


 心底ほっとする郁人である。そして、美月の方を見ると、天使な美月は最高のおしゃれをしているので郁人は、少し照れてしまうのである。


(美月、可愛すぎるだろ…美月が俺の彼女…やばい…最高すぎるな)


 郁人は心の奥から幸せを感じていた。美月は、そんな郁人に首を傾げて疑問顔を浮かべるのである。


「どうかしたの? 郁人?」

「いや…美月は、本当に可愛いなと思ってな…今日の服も最高に似合ってるぞ…美月」


 郁人は、素直に美月を褒める。郁人のテンションは最高に高かった。そして、美月は褒められたことにより、顔を真っ赤にして照れて、顔を伏せるのである。


「あ…ありがとう…郁人も…カッコイイよ…服装も…すごく似合ってるよ」


 お互い褒め合って照れ合う郁人と美月である。


「じゃあ、行くか」

「そ…そうだね」


 そして、二人で駅に向かおうと歩き出すと、郁人は、超聞き覚えのある声に呼び止められるのである。


「郁人様じゃないですか~!? 何してるんですか~!? って、夜桜さんもいるじゃないですか~!!」


 郁人と美月は、ゆるふわ宏美に捕まったのである。ゆるふわ宏美は、郁人と美月を交互に疑惑の表情で見るのである。そんな中、あからさまに機嫌が悪くなった美月である。美月は、郁人を非難の目で見るのである。


「おい…ゆるふわ…俺と美月は…その…恋人同士になった」

「い…郁人」


 はっきり、郁人はゆるふわ宏美にそう報告すると、美月は、顔を真っ赤にして、嬉しそうにしている。


「…はぁ…そうですか~…おめでとうございます~…ていうと…今日はデートですか~!? なんで二人とも、変装してないんですか~!!」


 いきなり怒り出すゆるふわ宏美に、困惑する郁人と美月である。無自覚系ヒーロー&ヒロインにため息がでるサブキャラゆるふわ宏美である。


「いいですか~!! お付き合いするのはいいですけど、お忍びデートってことを忘れないでくださいよ~!! お二人とも、学園のアイドルなんですから~!!」


 郁人と美月は、ゆるふわ宏美に怒られて、駅近くの商店街の服屋に連れていかれるのであった。そこで、サングラスと帽子をプレゼントされる郁人と美月であった。


 そして、それを無理やり、装備させられる二人であった。


「では、少し喫茶店でお話ししませんか~? 今後のお二人がお付き合いしていくうえで、大切なお話ですよ~」


 ゆるふわ宏美は、ゆるふわニコニコ笑顔で、郁人と美月にそう


ここまで読んでくれてありがとうございます。ぜひ、ブックマークと評価もよろしくお願いしますね。


さて、ヒロイン系主人公だったのか郁人…ナンパされるのは普通美月の方だろうというツッコミはさておき、やはり、二人のデートには邪魔が入るのです。ゆるふわ宏美の登場ですね。次は割とシリアスなお話になるかもしれません。まぁ、郁人と美月とゆるふわ宏美でシリアスになるのかは疑問ですが…


次回は、この続きです。宏美からの大切なお話があるそうですよ~!!


では、次回の更新もよろしくお願いしますね。最後に、ブックマーク、評価ありがとうございます。順調にポイントと読者様も増えて嬉しい限りです。今後も応援よろしくお願いしますね。

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