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21話 助太刀と出会い

いつものようにオークの体に触れると、白い光が出てくる。俺はそっと光を掴むと俺に吸い込まれていく…


『《魂記録》を吸収しました。《魂記録》からスキルを吸収しました》』


魔物の魂は一度も奪ったことがないので、少し不安だったが無事に奪えて安心した。

何のスキルを得れたのか楽しみに、ステータスを開く。


「『ステータス』」


ーーーーーーーーーーーーーー

☆基本情報

名前 ディル

年齢 6歳

性別 男

職業 未設定 (墓荒らし)

☆ステータス

攻撃 3796

防御 2896

魔力 2796

速さ 3554

知  2946

運  300

☆スキル


・魂記録

・闇領域

・疾走


・闇魔剣術 lv9

・闇魔法 lv9

・火魔法 lv2

・闇触力得 lv3

・詠唱破棄 lv3

・剣術 lv7

・槍術 lv7

・弓術 lv3

・偽装 lv6

・狂言 lv5

・無表情 lv6

・自然治癒 lv1 new!

・身体強化 lv6

・物理耐性 lv5

・魔法耐性 lv3

・苦痛耐性 lv4

・精神攻撃耐性 lv3

・野性的格闘 lv1 new!


☆称号

・未熟者

・神への冒涜

・転生者

・皇帝の息子

・赤ん坊皇帝

・騎馬道 

ーーーーーーーーーーーーーー


『野性的格闘』の追加スキルと『自然治癒』というものを手に入れたようだ。全体にスキルが弱いようでレベル1だ…。まあ、こんなものか…弱かったし…

 野性的格闘の新らしく奪った追加スキルは『力任せ』という名前でどうやら腕を振り回し、何でも力任せに攻撃するだけらしい…うん…使わないな。

 しかし、もう一つの奪ったスキル『自然治癒』か…かなり、名前は使えそうだな。


『説明します。『自然治癒』とはステータス上で減ったHPを回復するスキルです。ケガや傷は治らないのであまり意味はないです。』


うーん…意味ないと言っても、回復スキルは大切にしたい。もう少し狩って、スキルレベルを上げたいところだな…まあ、わざわざ探して奪う気はないな。さて、この死体をどうするか…道のど真ん中だし邪魔か…

黒い吃驚箱ブラックボックスをオークの死体の下に出現させ、触れることなく死体を仕舞う。何かに使えるかも知れないしな…

それから、周囲を警戒しながら進んでいくが静かなものだ。たぶん、はぐれオークだったのだろう…

手ごたえのないのを不満に思っていると、やっと林の出口が見えてきた。すると、甲高い女の叫び声が聞こえる。


「キャァーー!」


俺は正義心と興味のままに、叫び声の方に向かっていく。疾走を使って走っていると、林を抜けた先で馬車が道から反れ、そのまま横倒しになっていた。引いていた馬は足を怪我したのか、その場で弱弱しく鳴いている。

 しかし、一番の問題はその馬車に先ほど倒した豚面と同じ面が5体も馬車を囲み、襲い掛かっていた。馬車を守ろうと、4人の剣士らしき男の子が戦っている。見た目から俺と同じくらいか、少し上な程度だろう。4人は連携しながらオークを攻撃していくが、さすがに五体ものオークはキツイようだ。隠れて、男の子たちがオークに殺されたら、俺がオークを殺しスキルを奪ってもいいのだが…そんな卑怯な事は、あまりしたくない…仕方ない。助太刀するか…辻斬りだ!

俺は疾走を使ったまま高速で近づくと、今だ俺の接近に気付いていないオークの背に斬りかかる。紙切れのように、豚面の分厚い皮下脂肪を切り裂き、鮮血が噴き出る。返り血を浴びる前に、近くにいた豚面に斬りかかる。


「なっ!」


男の子達の一番先頭で戦っていた男の子が、驚いたような声を出す。まあ、見た感じ一番強そうだ。

俺はオークを的確に殺し上げながら、男の子達を観察する。


「ブヒィィ!」


4体目のオークが俺に殴りかかってきたので後ろに飛び退き躱すと、後ろからもう一匹のオークが俺に挟むように両手で掴みかかってきた。

咄嗟の事に、剣を両手で握ってしまいスキル《剣術》が発動した。


「バッ…」


俺はそっと剣の柄から片手を離す。俺の周りには肉片が散らばってる。自分でもどうやったのかわからない程の速さで、オークの手首を骨ごと細かく切り裂いていた。

オークはやっと、自身の両腕がない事に気付くと、同時に腕を抱くようにその場でうずくまる。


「な、なんだったんだ…お、おい…」


「お、俺もわかんない…」


男の子達が固まりながら、先ほどの話をしてくる。これだから、やりたくなかったんだ…はぁ…

まあ、バレたのなら仕方ない。面倒だ、早急に殺すか…

攻撃を躱したオークが、俺の背後を襲い掛かってくる。俺は、再び剣の柄に手を添える。握るのではなく、添えるだけだ。

 次の瞬間には、首だけがないオークが出来上がり倒れる音が聞こえると、手首がないオークからは首が落ちる。俺はそっと剣を振ると侍のように、剣を大げさに鞘に仕舞う。そして、そっと先ほどまで戦っていた男の子達を向き直る。4人…3人は小柄で年相応な感じだが、一番前にいた男の子だけは少し違った。身長は顔一つ高く、きちんと筋肉がついているのがわかる。


「大丈夫ですか?…」


俺は強いと思った男の子に話しかける。男の子は一瞬怪しむ目をしたが、すぐに頭を下げてきた。


「君のおかげで助かった。ありがとう…」


「い、いえ…あー…たまたまですよ…」


「たまたまか…。私は、カフ=B=カシオペアだ。カフと呼んでくれ。」


ふっ…と笑うと男の子は、そっと自己紹介と手を差し出してきた。かなり…ナルシっぽいな…

俺はスキル無表情全開で握手をする。あまり仲良くはなりたくないな…


「俺はディル。よろしく…」


「ディルか。こいつ等は…おい!…いつまで固まってるんだ。早く自己紹介しないか」


カフは後ろの3人に注意すると、すぐに砕け自己紹介してくる。


「俺はシーミアだ…よろしくな!お前強いな!ハハハ!」

「俺は、カニスだ。よろしく!」

「私は…パーシアーヌスです。よろしくね」


シーミアは、毛皮を使ったノースリーブの服を着ている。無邪気な笑みの声の大きな男の子だ。3人の中では一番力がありそうだな…

カニスは、動きやすそうな半袖の綿生地の服を着ている。犬歯が八重歯になっているようで口から伸びている。3人の中では一番剣術ができそうだな…

最後のパーシアーヌスは黒いコートを着ている。フレームの細いメガネをかけており、3人の中では一番頭が良さそうだ…

…こいつら…なにかに似てる…。あ!猿・犬・雉だ。そんな感じがする…って事はカフは桃太郎ってか。

変なことを考えていると、倒れた馬車から誰かの声がする。若い女の声だ…


「カフ!どこにいるのです!…ま、まさか…オークに…」


「大丈夫です。フローラ様!私はここに!」


「そう…よかったわ…は、はやくここから助けなさい!」


「は、はい!…頼む…」


「「「はい」」」


女の子は上からの言い方で、命令してくる。カフはため息をつきながら3人に頼むと、3人はすぐに馬車のもとに行く。面倒な匂いがするぞ…


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