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御挨拶
よく聞く話ではあるかもしれませんが、私はどうも昔から、この世にいないものを見る性質であったようです。
自覚したのはいつ頃でしょうか。
物心のついた時には既にそうであったかのように思われますが、はっきりとは分かりません。それほど当たり前に、生活に根ざしておりました。
そして、そのなかにひとつ、転機となった出来事がございます。
今回、こうして筆を執らせていただいたのも、その転機にまつわる内容をお伝えしたいが為となります。
さて、あまり長く私の身の上について語るのもおかしな話と思いますので、まずは転機へと至るまでの経緯をお話しさせていただこうと思います。




