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Pacific Ocean 更新停止(リメイク制作中)  作者: 暁(特Ⅲ)
島国の勇姿
13/13

episode11 ~バラバラ~

バラバラ、世界の状態がまさにそうである。月向が記憶喪失となり居場所はどの国にも伝わっていない。これが吉か凶か...

アメリカ、海洋連邦、ドイツ、日本。それぞれの国の関係性は少しずつ薄れゆく。日向はもう何度目かわからないほど生きる気力を失い、サラとレナはそんな日向や月向を心配する。月向は記憶喪失によって自分の居場所を見いだせずにいた。

 色々なことが起こっているなか、日本では戦争準備が大きく進みつつあった。日本の戦争を指揮しているのは天城葵(あまぎあおい)。中性的な名前ではあるものの男である。彼は自らが乗艦していた天城が轟沈し、それによって名字を天城に改名した。そしていまや戦闘の指揮と兵器設計の最高司令官となっている。それによって太平洋では他国の警戒を続け、インド洋への進出と共に大西洋へも進出していた。

 そんな日本の今の悩みの種はイギリスである。日本にはすべての情報が流れており、アメリカとイギリスの関係悪化とそれを眺めるドイツの余裕さに頭を悩ませていた。イギリスがアメリカとの関係悪化を無視し戦争を始めてしまえば、大西洋艦隊は危険となる。日本軍はすぐに動き大西洋艦隊は帰投した。

 大西洋艦隊の帰投に葵はすぐにかけつけた。第一艦隊の旗艦である長門艦長のもとへ向かうと、すぐにひとつの報告を受けた。

艦長「司令官。実は大西洋艦隊が地中海付近を航行していたとき、イギリス艦隊の軍事演習が黙視できたのですが、明らかに実践に近く軽空母との戦闘が行われていたように思えます。」

葵「仮に戦闘していたとしてもいったいどこがイギリス軍へと攻撃を仕掛けるんだ?」

艦長「おそらくは....海洋連邦ではないかと。」

葵「最近の海洋連邦は妙に動きがない。そんな国がイギリスに戦争を仕掛けるわけがない。」

艦長「あの軽空母は明らかに海洋連邦でした。それにもしあの軽空母に何か大事なものが乗っていたとしたら....海洋連邦が動かない理由も理解できます。」

葵「もしかするとアメリカとイギリスの交渉の話は本当だったのかもしれない。」

艦長「といいますと?」

葵「この前の交渉での情報のひとつに身柄の引き渡しがあったみたいなんだ。」

艦長「もしそれが本当の事件でなおかつ、海洋連邦に関係のある人物だとしたら...」

葵「海洋連邦がイギリスに向かっていてもおかしくない。」

艦長「なるほど...でもどうしてイギリスに重要人物がいたのですか?」

葵「だいぶ前にイギリスの太平洋侵入事件があっただろう。あのときイギリスと海洋連邦は戦争状態へと移行したんだ。その原因がその人物だとしたらすべてのつじつまがあう。海洋連邦は重要人物が一人囚われていたときに、また一人失ったんだ。動きがなくなるのはわかりきったことだ。とりあえずイギリスとの戦争に備えて、海洋連邦は私が出向く。」

艦長「あの司令官。最初の方に戻るのですが地中海にいた際にイギリス艦に撃墜された海洋連邦の戦闘機を第二艦隊旗艦に着艦させたのです。」

葵「なんだって....それでパイロットは?!.」

艦長「無事です。空母内で休憩しています。」

葵「すぐにむかう。案内してくれ。」

艦長「承知しました。」

第二機動艦隊旗艦空母翔鷹(しょうよう)。一室には海洋連邦パイロットがいた。葵が扉を開き中にはいる。

葵「君がパイロットかい?」

??「はい。名前は(みなと)です。普段は整備士なんですが緊急時につき航空機を操縦していました。」

葵「妙に落ち着いてるね。捕虜になるかもしれない状況なのに。」

湊「自分の状況に構っていられないので....」

葵「...ふーん。月向を逃がしたのは君かい?」

湊「!...なぜそのことを...」

葵「図星だね。君が...いやなぜ君たちがイギリス近海にいたのか教えてほしい。返答次第では君は捕虜にはしない。」

湊「海洋連邦には重要な人物が三人います。最高司令官の日向さん。副司令官の月向さん。そして兵器管理最高責任者のレナさんです。そしてずっと前にレナさんはイギリスに捕まりました。日向さんは国のためにとあえて助けにいこうとはしませんでした。月向さんは何がなんでも助けにいこうとしました。日向さんは国を一番に考えて我慢することが多いですが、月向さんは我慢できずに二人は対立し、月向さんは日向さんに怪我を負わせてしまったんです。」

葵「それを申し訳なく思って...イギリスに突撃しにいったのかい?」

湊「その解釈は少し違います。月向さんはたぶんレナさんを助けにいったんだと思います。イギリスとアメリカの交渉の隙に救出しようとしたんです。しかし結局叶いませんでした...」

葵「......と、とりあえず話はわかった。提案なんだけどいまから一緒に海洋連邦にいかないか?君からの話を聞けばよくも悪くも今の状況が伝わるはずだ。」

湊「いまはもう気力がでないのですが....国のためにはいくしかないですよね....いきます。」

そうして二人は海洋連邦へと向かった。



投稿がしばらくできていませんでした。アクセス解析を拝見したときに多くの方々が見ていてビックリしました。次の投稿は未定ですが裏で製作している小説や現段階の3つの小説をゆっくり進めていこうと思います。

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