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「小説家になろう」以外掲載の作品の評論集  作者: そら・そらら


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67.おにぎり屋の逆襲

【タイトル】 おにぎり屋の逆襲


【作者】縁田 華


【掲載サイト】カクヨム


【URL】https://kakuyomu.jp/works/16817330663982852587/episodes/16817330667717248691

今年最初の更新となります。本年もよろしくお願いします。

今年も、いろんな小説を読んで感想を書いていきたいと思います。



新年一本目の作品として読んでいたのは、実はこれとは別の短編作品だ。

なかなかスリリングで引き込ませる作品だったけど、カクヨムだけではなく小説家になろうでも掲載されていた。RT小説読む企画に応募があった時はカクヨムのURLだったから、なろうには無いと思いこんでたけど違ったんだな。直前で気付いた。


それはそれで、なろうのシステムでレビューを書いたのだけど、その際にXで上記の経緯を説明して、なろうに掲載されてない短編作品があったら教えてくれと呼びかけたところ、いくつか応募があった。

この「おにぎり屋の逆襲」はそのひとつで、作者が自薦したものになる。


他の応募作品もどれも面白そうだから、それらも追々読んでいくことにする。


というわけで、この作品だ。カクヨムで、短編集という形で掲載されている中の一編。

前後編に分かれているけど、合わせて2千字あまりの本当に短い作品だ。

その中に、ちょっとした人間模様が表現されているのが面白い。


老舗だけど売れ行きは大したことがないおにぎり屋さんが、ある人物をきっかけとして人気店として変わる。しかしそれは、お互いが意図したものは違っていた。そんな皮肉なすれ違いの話だ。

その変化は驚くほどあっさり描写されている。けれど起こす結果は少し切ない。


人生何がどう転ぶかわからないし、起こったことは取り返せない。それを悲観的にはならず、前向きな態度で描いているのがよかった。


「逆襲」なんて物々しい表現を使いつつ、語り口や展開は穏やかで、どちらかというと寓話的な雰囲気を感じた。

そして意図した形ではないにせよ、逆襲は行われていたという終わり方も味わい深かった。あと、おにぎりを食べたくなるお話だった。おにぎりの描写はあっさりだけど、けどお腹がすく作品だった。

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