表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/180

夏祭りはヤマト村で 8


 26曲目は比較的煽りコーナーの最初に選ばれやすく、この異世界の世界観にもちょっとマッチしてるかも知れないあの曲です。

 正直アルバムだとそんなでもないのにライブだと跳ねる曲です。

 この曲のポイントはやはりサビのラスト、NO連呼からの爆発でしょうよ、爆発音だけやたら響く魔法は初期の頃から既にあるので今回初めて活用します。本当は音による威嚇とかの隠しネタだったんだけどこの曲で使うより大事な事なんてありえませんので。



「NONONONONONO〜……」



「「おおーー!!!」」


 ヤバい、ちょっと加減間違えた気がするけど…こんなもんでいいのかな?思えばステージ側からの体験が無いから分からんかったです。

 でも凄く良い反応してる気がするから大丈夫としておこう。この曲はいつかの年越しでやったようにギター破壊こそしないけどデタラメなギターソロを入れたりしつつ、掴みとしてはバッチリ出来たと思う。

 27曲目はこの曲と並びでよくやるテクノ調の曲なんだけど…いよいよもってピアノが欲しいところだけどダウンストローク強めの低音を活かした演奏で少しでも本家のカッコ良さが伝わるように頑張る。

 クリス達が振りをちゃんとやってくれつつ皆も合わせてくれたおかげで結構イイ感じにやれてるな。間奏のギターソロを苦しそうにあえて音を掠れさせてやって渋さを見せつけつつラスサビはもう強めのストロークで盛り上げを助長させます。

 コチラも良い盛り上がりを見せてくれてますね。

 28曲目でファン人気は高いけど売り上げはワーストから数えたほうが早い全然売れなかった黄色いヤツ。

 この曲は普通にかっこいいしよく作り込まれてるので弾いてて楽しい。それとこれはセトリを考えた時に考えてた事だけど下手に考え無しに並べるとライブ経験がほぼ皆無な俺は絶対ミスりまくるので煽りコーナーのこの3曲の並びは比較的やりやすい並びだったりするのだ、コード進行的な所でね。

 本家もこの辺りの曲を結構並べて来るから気持ちは似たようなものかも知れない。

 かっこいい曲だけあってコチラも反応は良き。

 そして29曲目は波乗ります。前の3曲とこの後の曲とはちょっと毛色の違うポップ寄りな曲なので煽りコーナーの一番最初に持って来るか最後か、あるいは別の曲にするか悩んだけど夏なのでどうであれこれはやりたかったんですよ。

 最初はカッティングというかミュート多用しつつアクセントを付けてサビで盛り上げる感じに。

 サビはその場で走る素振りをしつつ…ここで水を解禁します。まずは軽くホースで放水する感じで。

 この曲の振りも皆合わせてくれたので良かった、てかやっぱ世界は違っても水ばら撒くと盛り上がるな。

 30曲目、おそらくライブで一番盛り上がるであろうあの曲。

 合いの手が命みたいな所もあるがCDジャケットがモロに女の裸体のロックナンバー……ここで、本家よろしく歌もあやふやに水掛けに集中したりと大忙しな攻め。

 演奏だけは止められないので実は必死だったりする。

 1番は流石に合いの手はクリス達だけだったが二番からちゃんと合いの手が来たので


「オラ、声が出てねーぞ!!」


 煽ります。そして間奏のギターソロは速弾きに特化させつつもうノリで弾いてます。

 その後サビは3回ほど繰り返し煽り倒す


「もっと来んかーい!!」


「「OH YEAH!!」」


「声が出てない!!」


「「OH NO!!!」」


 ごめん煽りすぎて凄いうるさい合いの手に…耳が麻痺りそうだがここで攻めてこそ!



 という事で本編ラストの31曲目はデビュー曲しかないですな。

 その前にライブバージョンで


「オーイェー」


「「オーイェー!」」


「オーイェエー」


「「オーイェエー!」」



 神過ぎる……だがここで満足はしない私だよ。

水を撒き散らしながらステージ上を動き回りつつ皆に掛かるように頑張る。

 この人達はかなりノリが良いな。ここは教えてもいなかったのに今何時を二番から一緒に歌ってくれました。


そしてラストのサビ前にまた煽り


「声が出てねぇーぞコラァァァァ!」


「「おおーーーー」」


「疲れちまったのかコラァァァァ!!」


「「「おおおーーー!!」」」



 本当ごめんなさい、実際はありえんくらいの声が出てます。耳が麻痺るわ〜








 こうして本編を終えてありがとねーって言ってあっさり後ろに行き木陰でひと息。

 アンコールは一応教えてあるけど果たして…





「「アンコール、アンコール」」


嬉しい奴等だぜ




 服がびちょびちょなので着替えてアンコールへ。

 ちゃんとアンコールも考えてある訳だがセトリからするとどうせまた濡れるのは仕方ない



「アンコールありがとねー!離れがたくなっちゃったからもう少しやっちゃうけどいいですかーー!?」



「「おおーー!!」」



 なんだろう、雰囲気的にさっきまであった何処か弄ってくる感が全くなくなった。

 そんな感じだとちょっと照れくさいな



 という事でアンコール1曲目の前にギターソロでリリィさんの大好きなルピンさんのギターソロプレイを披露。

 リリィさんの方を見るけどリリィさんにはこれがルピンとは伝わらないのが残念な所、後で伝えておこう



アンコール1曲目は


「あの日から 初めての 夏が〜来ました〜

沢山 の出会い達に あり〜がとう」


「「おおー!!」」


「罰ゲームの ライブだけど クソ暑〜い中〜 最後まで 楽しんで くれ〜ましたか〜」


「「おおうーー!!」」


「ダメな人生を送ってきた〜 俺のやりなおしは皆の〜 お陰で偉業を達成したり〜

感謝の 言葉しか 出ない〜ものさ〜」


「「おおーーー」」


「ヤマト村 素晴らしい場所で、転生出来て〜 素晴らしい 夏の日を 忘れ〜はしない〜 みんな〜のうたよ〜」


「「「おおーーー!!」」」



 これ、この曲を知ってたら盛り上がりは最高潮になったと思うけどそれは流石に贅沢だ。

 この曲のサビの振り付けだけは頼むと思ったらちゃんと皆左右にやってくれました。

 感謝しかないてす。

 と、ここで緊急事態…リリィさんのウォーターが切れた。

 くっ!こうなったら……今の無敵モードの俺ならやれる!!






出来ました!



 即席でウォーターを再現してのけた。今度は俺の魔法だから回転も加えて水遊びだ。

 水を自在に操る、多分この無敵状態だから上手く出来てるのだろう、それと曲名捲りの修行が活かされてる気がする。

 左右に振れながら水を撒く自分が、憧れの姿と一致して勝手に感動してます。

 という感じでこのまま2曲目、イントロの低音ギターを鳴らす。


 曲名を捲るとザワザワしだした


「正気か?本当にこんな曲名の歌が!?」


「モロどころじゃねー下ネタ持って来やがった」


「いくらなんでも下品過ぎるだろ〜」


「さっき迄の感動返してよ」


 感動してくれてたのか、だが甘いな。ここでこんなのを出すのが彼等なのだ。

 皆呆れ顔してるが関係無い、でもサビの手拍子を皆でやってくれてちゃんと盛り上がってくれた。

 ちょっと冷めたりしないか怖かったけど良かったよ。曲としては完成度の高いロックナンバーだからただのイロモノってだけではないからね。

 でも初見の人からしたらやっぱマンピーは驚くか。

 間奏の所で最後にちょい煽り


「オラ、水喰らえ」


 これでもか位水を出しまくる。とは言っても規模は小さめだけど…そろそろ魔力がキツくなってきた


「せいらぁぁぁ、ありがとなぁぁぁ!」



 良かった、笑ってくれた。ここで怒られたら一気に醒める気がするもの。

 でもそんなギリギリを突くのがロックなのだ……って端っこの方に居るのクリスの親じゃね?いつの間に呼んでたんだ?

 でも良かった、ギターを語り合える数少ないこの世界の人だからね。

 罰ゲームノリじゃなきゃ普通に誘ってたんだけどそれは今は置いとこう


そしてラスト2曲になった


「皆さん、今日は最後までお付き合い頂きありがとうございます。俺の居た世界の曲しかやらず完全に自己満みたいな所のあるライブになってしまいましたが大丈夫でしたかーー??」


「「おおーー!!」」


「元はと言えば罰ゲーム的な物でしたがなんやかんやとやっちゃいましたね〜。せいらさんありがと、愛してるぜ!」


「「ええっ!!?」」


「お前らも愛してるぜーー!!」


「「おおぅー!!」」


「なんだ、一瞬愛の告白かと思っちゃった」 


「今のはそういう感じのヤツだね」



 おっと気を付けないと、この人達はあくまで俺の居た世界のライブとか知らん人達だ。

 下手な事言うとビックリされるな、心無しかせいらさんも顔が赤い気がする…何も突っ込んで来ないし



「ではラスト2曲という事で、お付き合いお願いします」


 アンコール3曲目は彼らがコミックバンドでは無いと世に実力を知らしめたあの名曲。

 この曲は初めて全部弾けるようになった曲であり初めて見たライブビデオで1番感動した曲という事もあり思い入れが深い曲。

 この曲だけはいつも真面目に弾いていた、原点だったりするのでね。

 2番からはそんな感慨深さ、生前の色んな感情、積み重ねて来た何か、クソ人間の俺はハッキリ言って後悔や懺悔ばかり出てくるがそんなのを噛み締めながら歌って居た。

 大切にしてた物とかも想いつつ、気づくと二番が終っていたので顔を上げ思いのままをぶつける様に歌った。

 この曲は恋人に歌うような歌だが俺の気持ちの入れようはそれとは異なり、なんて言うものかは分からないが多分1番魂が籠もってたと思う。

 と、ここでイタズラ心じゃ無いけどあの演出を…


 my loveをためまくります。分かりやすいように伸ばさないと終わりって思われるので頑張って伸ばそう


「my love〜〜〜〜〜〜〜」





「「きゃーーー!!」」


「「おおーーー!!」」


 やっべぇ、超反応が良い。焦るけどここはしれっと行かねば、そろそろ締めます


「えぇぇぇ〜リィぃぃぃ」


「「「おおーーーー!!!」」」


 やはり今日は神憑り過ぎてないかい!?俺、今日死ぬのかな?ってマジか!?かなりの人数が泣いとる……男勢も、パーティーメンバーも、リリィさんや……まさかのせいら姐さん迄。

 どうしよ、落ち着け俺、ここはヤマト村の人を真似てシレっと行くのだ



「ありがと!最後の曲行きます。最後は一応俺のライブと言う事で、自作…オリジナルの曲で締めたいと思います。四季おりおり」



 ポップかつロック寄りな気もする曲、個人的にはかなりの良作。

 人生の苦悩や感謝何かを歌ってる気がする曲、ラストは合いの手がマッチすれば盛り上がりかつ心打つ気もする曲だが……良かった、ちゃんと上手く行った



「ありがとねぇぇぇ!!またやろうじゃゃん!!」



 そう言ってまた後ろに戻ってひと息付くとまたアンコールが来たので最後にアルバムの中のレアだけど定番のバラードで締めくくった。

 最後の歌詞を本家よろしく即興で変えて。




 こうして罰ゲームだった筈のライブは何の奇跡か分からないくらいの大成功に終わった


 アコギ1本で30曲以上をこの盛り上がりは不可能というか無理があると思いますが…

 そもそも異世界転生や魔法だって無理があるって思った瞬間、

 アリやな!ってなりました。


 ライブネタは今後ちょいちょい出て来るかと思いますが、生暖かい目で見守るか、読んだふりしてそれとなく次に進んで下さい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ