↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
69/212

罰ゲームはハードル高くて 1

 

 1週間が経ちようやく改築されたマイホームに戻る事が出来るようになった。

 落ち着いたらリリィさんやせいらさんをキチンと招待しないとだな。

 報酬を振り込んだ件でリリィさんは凄く驚いていたがちゃんと話をして納得してもらったり、せいらさんは金額は相場的に凄いのは解るけど色付け過ぎと言っていたが色々世話になってるし気持ちだって言ったらそんな食い下がること無く納得してくれた。

 二人とも色を付けたのは確かだけど俺としてはそれくらい感謝してるし助かってるという事を理解して貰えたらなって所だ



「やだ、なんかもう既に色々違うよ!?お店やれそうだし凄く綺麗になってるよ」



結局1千万位行ってしまったが全然良い出来っぽい



「それでは記念すべき第一歩を……リーダーお願いします!」



「ええ!?わ、私かよぉ〜、ここはみーくんが行くんじゃないの?ここって厳密にいうとみーくんの家だろぉ?」




「皆の家だから皆のリーダーたるクリス様が行くべきなのです」




「ぅぅ……わ、わかったよ、じゃあ…行きます!」




 開けてビックリ全然変わっちゃってます、でも良いです!

 スゲーなあの人達、あんな急な打ち合わせだけでここまで理想的にやっちまうか、むしろ1千万安いまであるぜこれは



「おお〜!!凄い、ここまで良くなるんだ!どうせなら私達の部屋も……ってどういうこと!?全部綺麗に!?」




「おお、すげぇ!!いや、差し入れ行った時に出来上がった部屋に荷物移動してくれるならついでに改装しとくって言ってたから独断にはなっちゃったけど荷物移してやってもらったのよ。でもここまでやってくれちゃうなんてな」



もしかして怒られちゃうかも



「ナイスだね!みーくんやるじゃないか、ここまで綺麗になってて部屋だけは前のままだとちょっと寂しいからね」



良かった、満足してくれたようだ



「収納が広がってるぼぅぅん」



「こんな良い部屋に越しちゃって……なんかサキさんには悪い気がしちゃいます」



 綺麗さとかで言ったらそうだけどアパート全部自由っていうのもそれは魅力的だから多分大丈夫では無いだろうか。

 でも1人だと寂しいか、早くなんか仕事でも見つければいいけど



「台所はどうかな……す、素晴らしい!広いし色々使いやすいぜこれは!ここまで出来る職人さん達を紹介してくれたメロニィには感謝だぜ」




「いえいえ、私はただちょっと紹介しただけなので、それにしても良いですね…実家の方も改築考えようかと思います」



一通り見て回ったのでここらでお昼に



「やっぱ我が家でのご飯に限りますなぁ〜」



「うにゅぅぅ、落ち着くぼぅん」



「リリィさんからの結界もあるから安心して寝れそうだしね、でもこのままだと実家に帰って泊まるとかは出来なくなるのかな?」



「ふふふ、そんな心配もあろうかと……ほい」



リリィさんに頼んで結界の魔法を込めた魔石を結構貰っておいたのだ



「それはもしかして結界の魔法が込められてるのかい?」



「あの時の魔物の狙いは俺だけだったからここでしばらく様子見してみて大丈夫そうなら多分問題無いとは思うけど一応ね。皆も2個くらい持っておいてね。これでクリスも安心していつでも帰れるぜ」



 転身と結界…覚えられるかな?転身は何となくやれる気がしてきたけどまだ上手くいかないんだよなぁ…でもいつまでも人頼りは良くないから覚えたい所




「ありがとうみーくん、これは助かるよ」



「お礼ならリリィさんにだ、家も無事戻って落ち着いて来た所だからタイミング見て招待しないとだよ。せいらさんもね」



「お家新しくなったパーティーするなのでぇぇす」




そうだ、パーティーで思い出した



「メロニィ、今度ちょっと買い物したいのだけど王都に連れてって貰っても良いかい?」




「良いですよ、何を買うつもりですか?」




「ふっふっふ…」




王都に気軽に行けるようになった今、アレを買わない手はない



「あ、私わかっちゃったかも」




「流石クリス、わかっちゃう?ねぇわかっちゃうかい?」



「う、うざいなぁ……」



「みーさん、今のはうざいですね」


おっと失礼、ついウザくなってしまった



「あ、わかったぴょん!あれですな、ギのつくやつかにゃ?」



「流石まゆも、もうわかってしまったか」



「なんですなんです?気になりますね……ギ……ギャラクシーハンマーですか?」



何それむしろ欲しい



「惜しいような気分にはなれるけど違うなぁ〜では正解をみーくんどうぞ!はい、ギター……かな?正解でぇぇぇす!!正解者にはギターをプレゼント!!」




「はいはい正解おめでとう、みーくん良かったねぇ〜〜おめでとう〜〜」



 クリスめ、馬鹿にしてるな…っと、メロニィさんは何か呆れてる顔してるがそうだった、まだそう長い付き合いではないからこんなノリを目の当たりにしてないんだった。

 気を付けないとイメージが崩れてしまう、きっと強くてかっこいいどーのこーのが



「第2問、ぴにょーるふぁんたじあがろーりんぐするには?」



「はい!」



「早かったぼん、みーくんどうぞ」



「にぐりまり」



「ぶっぶぅぅうぅーーー」



「多分だけどメロニィが今感じてる感情が一般的に正しい正解だと私は思ってるから自信持って大丈夫だよ」



「そ、そうですね、助言ありがとうございます」



何を常識人ぶってるのだろうか、このリーダーは



「次はクリスからお題の番だよ」


「ごんばるぼん」



「えぇ〜!?ええっと……じゃあ……みーくんの生前初めて女性と付き合った時の年齢は?」



 何言ってるのこの子、こんな時にいきなり爆弾投下してきやがった。

 いや、爆弾って程でもないけど今迄そういうネタは殆ど聞いてきた時無いくせに



「はい!」



「はい、ではメロニィ」



「勘にはなりますが……18……とかでしょうか?」



「では正解をみーくん、お願いします!」



「ぶっぶーーー」



「正解はおいくつですか?」



 何これ?何の罰ゲーム?何で皆黙ってこっち見てるのさ…クリスめ、余計な事ばっか言いやがって



「せ、正解はクリス様と一緒でぇす!」



「な、何言ってるのさ!?そんなわけ無いだろ〜、みーくん誤魔化したね!さては17歳を謳ってるけどそれ以降なんだね?良いんだよ、言っちゃいなよ〜」



「何を言ってるのか全くわからないけど……じゃあ答えるからクリスも答えるんだよ〜」



「え?いや、それはちょっと…こういう問題は良くなかったね、はは…それじゃあ天気も良いしお散歩にでも行こうかな」



「曇りですが」



「あ、雨が降ってないだけ良い天気さ」



「微かに降ってきてるようですよ」



 メロニィさんも突っ込んで来た。気になるんだろう、確かに気になる…ちょっといじわるしちゃうか



「因みに俺は15歳です」



「……早い気がするのは気のせいかい?」



「うーにゅ……何とも言えぬ絶妙な所で来たぞよ」



まゆもも気になってたのか、確かに絶妙な所かもしれん



「みーさんの元いた世界ではどうか分かりませんが早めかなというイメージですかね。これ以上の事をもっと聞いてみたい気もしますが…」



「やめて下さい、大した話は出て来ないですがそれでも何というか俺はそういうのを大っぴらにするタイプじゃないんですよぉ〜」




 何よりどんなボロが出るか、実年齢はまだバレてない筈だからね。

 それより言い出しっぺのクリスが気になるぜ…ってクリスが目を瞑ってほぺどうぞの形態になった、降伏の合図だ。

 仕方ない、ほぺで手を打つか



「仕方無いなぁ〜、あんまり変な事言い出すもんじゃないぜ〜」



ほぺを上下左右にみにょーんしながら注意喚起してやろう



「ぅぅ……可愛いクリスちゃんのほぺがまた弄ばれるぅぅ」



また聞き返してやろうか



「ふふ、皆さん仲良いですね。私のも好きに弄って良いですからね」



「なんと!?メロニィ、それはなんていうか好きにやらせちゃだめだよ。ほらこの男は容赦無いよ」



「うにゅ、なのでぇぇす」



「ほら、そんなオープンにされると逆に困ると言わんばかりに若干戸惑ってるおっさんが……ってウソウソ、ごめんってば〜」



思いっ切り引っ張ってやった







「みーさんはギターもやられるのですね?どういった曲をやるのですか?」



「ふふふ、俺の居た世界の曲になっちゃうけど…ギター買ったら聞かせるなりよ」




「気を付けてね、この男は一度弾き出すと中々止まらないから」



 午後になって夕飯の買い物を何て思っていたらどうせなら王都で買っちゃおうという事でギターも買いつつ食材買いつつなんて話になり俺とメロニィで王都へ買い物に行く事になった。

 お金持ちって素晴らしいな、でもやり過ぎには気を付けよう



「皆さん仲良しで羨ましいです。私も輪に入れますかね」



「そんな意識すらしなくてももう充分入ってるから大丈夫さ。でもなんか悩ましい事とかあったらいつでも言ってね、少なくとも無理して合わせて付き合うとかはして欲しくないというか…自然体で楽しくやっていけたらなぁって思ってるから。まだ短い付き合いではあるけどメロニィが良い子だっていうのはなんとなく分かるしね」



なんて言えば良いか上手く言い表せないが…恥ずかしい事言っちゃってる気がして来た



「ありがとうございます。私もみーさんが優しい人なんだなというのは短い付き合いですがよく分かりますよ。やはり魔王討伐までやるパーティーは仲も良くないといけませんからね。でも皆さんやり方とかは独特ですがちゃんと日々修行してるのには感心しましたよ。仕事柄結構なパーティーを見ては来ましたがこういう所に差が出るのでしょうね」



 そうなのか?他の冒険者を知らないからなんとも言えないが…照れくさい系の話はここで終わりにしよう



「あ、あそこじゃないかな?前来た時にそれとなく見てはいたんだけど楽器売ってる所、合ってるかな?」




「あそこにもあるとは思いますがよろしければこちらの方にある店が種類豊富ですよ」






そう案内された店は確かに品揃えが良いというかデカい。この詳しさはもしかして



「もしかしてメロニィも楽器とかやるのかな?」



「はい、ピアノを少々。でも習ったってだけでそこまででは無いですよ。物凄く気が向いたら買っても良いかなとは思いますが運び出すのが気軽では無いですからね」



「よし、今度買おう、何なら今日買っちゃおう!」



「え?そんな気軽に…でも放置する事になっちゃうかもですよ」



うーむ、それは言えてる。俺とて最初はギター放置してたからね



「んじゃ今度メロニィの気が向いたら買っちゃいましょうかね、特別サービスで俺が持つから」



「え?いいですよ、そんな。報酬は沢山貰ってるので自分で買いますよ」



「いや、でもアレなんだよね〜、弾けないんだけど欲しいなって思っちゃってる俺が居るのさ」



そう、生前から憧れだったりする



「では…ピアノ購入は共同で買う事にしましょう。そして前向きにという事でギターを見ましょうか」




 ちょうど良さ気なのを早速拝見。ただ、気軽に試し弾き出来る雰囲気の店では無いのが痛い。

 生前の物と大差無いのでこれにしちゃうか、あと一通りのアイテムを買いつつ……お、親指止め形のサムピックがおる!分かってるねぇ〜、たくさん買っておこう




「遂に、遂に買ってしまった!!きっとコイツは生前使ってたやつの生まれ変わりに違いない、やったぜ!!」



「ふふ、みーさんかなり嬉しそうですね。家が良い感じに改築されてた時と同じ位嬉しそうですよ」



「これは素直に嬉しいぜ!連れて来てくれたメロニィのおかげだよ、ありがとう」



「こんな事で良ければいつでも言って下さい。さあ、食材も買って帰りましょう」




 王都の食材は店が多く種類が多い。そして上質なものも多く滅多に行くことのない身としてはとても楽しめる場所なのだ



「お、メロニィちゃんだね!なんだい、男なんか連れちゃって〜メロニィちゃんのアレかい?」



「まだ!違いますよ」




まだを物凄く強調しておられるが…何これ、この子常連なの?




「あんらぁ〜メロニィちゃん、その人だぁれ?恋人?ねぇ恋人なのぉ?」



「今はまだ!同じパーティーってだけです」



 今はまだを物凄く強調した。この女……外堀から攻めて来る気か?なんて強かな…誰だこの子を良い子だなんて言った奴は



「あれ、メロニィさんじゃないですかぁ〜あ、ごめんなさいお邪魔でしたね、ほほほ」



「おかまいなく」



「おや、メロニィちゃん。恋人連れてるなんて景気良いねぇ」



「今日のオススメはどちらでしょうかね?」



 最低限の否定はしろよ!有無を言わさず動き回るメロニィは的確に食材を買い揃えこの場を後にした。

 まさか全部計算づくか?怖い女だぜ



「め、メロニィちゃん?色々突っ込みどころ満載でアレなんだけどここへはよく来るのかな?」



「そうですね、最早常連ですよ。仮にも貴族の私がわざわざ買いに来てるというのもあって無駄に目立ってしまったせいか皆に知られてます」



何となくだけど貴族御用達の何かがありそうな気はするが



「庶民と距離の近い良い貴族…って所だね」




「それです、まさにそれなんですよ!聞いてくださいよ、正直私達は確かに他と比べれば貧乏貴族には違いないですけどハッキリ言って貴族御用達の食材を買う取引位は問題無く出来るんですよ。そっちの方がイヤらしい話上質ですしね。

 でも…お爺さんが貴族になりたての頃、まだ金銭的に余裕が無かったのかそもそも貴族の食材の買い方とか知らなかったのかは分かりませんが自分で普通に買いに行ってたのを知った他の貴族や王様が何故か良い方に良い方に解釈して庶民の気持ちに寄り添うだなんだって褒めちぎっちゃったのがきっかけで今もなおこの流れが続いてるんです。

 我々はとにかく周りの目を気にして良いイメージを持たれたらそのように振る舞うようにするのがまず第一なので……失礼しました。こういう分かりにくい所で色々な苦労があるってだけの話です」



いや、それ相応な歳の俺には分かる。それはかなりしんどいやつだ



「その辛さはなんか分かるよ。メロニィも大変だな、何か力になれる事があったら言ってね。やれる事なら手助けするから」



「それなら尚更魔王を倒して私と結婚して下さいね、この際魔王討伐出来なくても良いので」



「なんかハードル下がってないっすか?てかアレだぜ、今はまだそんな事言ってるけど段々と幻滅してそのうち話しかけないで下さいとか言うように……言ってて怖くなって来た。それだけはやめてね、そうなる前に察するから面と向かってだけはやめてね。多分寝込んじゃうぜ」




「何故そこまで悲観するんですか………大丈夫ですから安心して下さい。では戻りましょうか」



 こうしてこの日は食後に色んな記念の弾き語りを行って楽しんだ。

 メロニィも音楽好きなのか思ったよりノッてくれて良かった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。