494話 俺は自由に生きたいだけなのに、能力バトル学園で最強を目指すハメになった件
2年生編最終話!!!
卒業式から早数日日――学園は、確実に次の時代へ進もうとしていた。
俺はちょっと不味い状況になった
「何やら考え事をしているね。何を悩んでいるなら」
「悩むほど真面目人なのか?こいつ」
「ね〜でもさ、生徒会長の就任遅くない?」
「そんなもんだろう」
好き勝手に言ってるなテメェら
生徒会メンバーが風間、荒野、公明院、和音とメンバーがアレ
和音ではなく、和田に話はしていたがあいつが辞退しただけだ。特に悩むことはない
「問題は……どう言おうかって話だ」
「え?決まっていないの?」
「今日だぞお前」
「おいおい、大丈夫か?」
「はぁ……決まってるが言うのがアレなだけだろ」
「自信がないの?それで自由人www.」
あとで荒野をぶん殴りたい
てめえ……なるほど、星宮としーちゃんがキレやすい理由がわかるわ
気持ちとして今理解するのは遅すぎだが
「お前らな……全く。まあ、いいさ。その場その場でやってるよ!」
「これが生徒会長の姿か?」
「そもそも能力学園じゃなかったらならない男だからな」
「性格的に絶望的に合わない。元学園長の推薦するほどの人材なのは間違いないけどさ」
「なんで知ってるんだよ荒野!」
俺がなんで入学したのか教えた記憶ねえぞ……いや、教えたのは和音か!
「お前、よりによってこいつに話したな!」
「別に減るもんではないだろう。別に広めてはいない」
広めていたら俺の信頼がクッソ落ちるわ
「全く……はぁ……今更か。んじゃ、あと時間は?」
「30分もないな」
そんなに時間残ってるのか
「そういや、"アレ"、マジでやる気?」
「やる以外に選択肢はないだろ?違和感のある伝統だからさ」
「初期でそれ気づくのはいいけど実行者は歴代生徒会長で初じゃない」
「確かに聞いたことがない」
「天野がそれを言った時点で説得力増すね」
「だが、反発は大きいと……いや、前々会長がアレだったからいいか」
ああ、2年くらい前のアレか
「あの時はびっくりしたよね〜」
「SSクラス、学年関係なく、決闘申し込めるようにする、配下制度撤廃やったからな」
「あんまり強くなったが結構やっていたな」
「風間……それは言うもんじゃない」
強さ=有能とは限らないんだぜ?まあ、過去の歴史上変えるようなことをしようとしているとはいえ、前々会長高野青葉会長はそうしていたし、心配事は不要か
「分かった。俺もやってるやるよ」
「最初からそうしたらかっこいいんだけどね〜」
「まあ、生徒会長なんてなったことがないからどんな重みなのかは知らないがな」
「魔王のほうが重みあるだろ公明院」
「確かにな。だが、別に社会の一つを支配しているわけじゃないから別の重みだぞ」
お前のほうがやべえの気づいていないのか?まあ、公明院からしたら心配する必要もないだろうな。ベテランと同じにするな
――――
体育館にて
「新生徒会長 海野流星からのお話があります」
全校生徒が集まる
卒業式以来の集まり
俺はステージに登ってマイクを受け取り、和音たちが後ろに着いてくる
ステージの真ん中に俺は立っていた
「ええ、私名前はーってのはいいか」
私とか少し気色悪いな。んな堅苦しいことはなしだ
「ここに立つのは久しぶりな気がするが、どうも海野流星です。俺のことを知っている人たちは多いと思うし、前任会長の生徒会に入っていたから知っているよな?言っておくけど事件解決したから初めて知りましたとかなしよ?学園にいるからね俺」
そう言ったら悲しくなるからやめてくれよ?
「はっきり、ここまで来るにはくっそ!と言うほどに大変な試練があった。特に今年度は平和な日本の姿か?と首を傾げるほどの事件がたくさんあり、学園は巻き込まれただろう。」
思い返すとこの1年だけで色々とありすぎたな。学生が解決するような事件じゃねえもんも多くあるけどさ
なんか、ざわざわと話している声がたくさん聞こえるがなぜか悟りを開いている謎の人たちまでいる
俺に対すると言うより……この1年が大変だったことを振り返った人たちかな
なんだこいつら、このタイミングで悟り開くとか遅すぎだろ
放置しよ
「そんな中で我々の責任者になってくれた。前任の生徒会長。それを俺がなれると思ってる人たちに言うが無理だ。正直、この能力学園ではなかったら俺は生徒会長にならなかった。俺は自覚しているがそんな性格をしていない」
これは事実だ。自他認める生徒会長向いていない男だからな。そりゃそうだろとヤジが来ると思ったが全然来ねえ。
あれれ?う〜ん、来ると思ったんだがみんな、シーンと何も言わないな。
呆れて声が出ない感じか。ごめんなさいねー(適当)
「だから、前任の生徒会長みたいな立派な人にはなれない」
後から文句を言っても無駄だからな
「いや、あんたも立派だぞ……」
「そもそも生徒会長就任式なんてあるんだ……」
「聞いたことがねえ……前任すらしてなかったのに…」
なんか、とんでもねえ声が聞こえるがまるで俺がまともな人にでも見えるのか?大丈夫?眼科行く?
「この人、何を言ってる??」
「やってること英雄なんだよなー」
「集会開く価値ある」
う〜ん、予想より反応が違う。肯定派しか反応こないのアレだな
なんと言おうか……う〜ん
「んで、今回集まってもらったのは言うまでもないだろう。ここまでは挨拶みたいなもんだ。」
さて、言おうではないか。本題に
「ここからは俺のターン。前任どころか歴代生徒会長すらやらなかったことを一つ!やろうと思っている。今すぐではなく、来年度からだ」
ニヤリと笑う
このタイミングで生徒会長になったのは良かった。半年前ならばできなかったことだからな
無言になって待ってくれる生徒たちに応えよう
「来年度もって、能力学園東京校のランク制度を廃止とする。悪しき伝統を壊して無くす」
『は?』
言ってやったぜ!はっ!驚くだろうな。常識として馴染んだ制度の撤廃は大衝撃
「お前らも思うだろ?この学園に入学してからランクというのは存在していた。昔から存在している、俺らの親世代どころか祖父母、下手したら曽祖父母世代からあるだろうこれの撤廃だ!」
『はぁ!!!!?』
めっちゃ驚いているなおい!後ろにいる4人も爆笑している
しーちゃんの顔を見ると唖然となって固まっているし、作戦大成功ってやつだ
「なんでこんなことをする?と思うだろうな。2年生は覚えているだろ?前々会長高野青葉がやったあの3つの常識壊し。あんなもんやるなら驚くことか?まあ、前々生徒会長が作った制度を早速ぶっ壊すことになるがお前らにとっていいことはないかあるかと言われたらどう?」
コソコソと話し合っている。
「今は話してもいいぜ。んで!何人かに聞きたいと思いま〜す」
『はあ!!?ふざけるな!!』
「なんでそっちが嫌なんですかね?」
嫌な顔するほど?意見は大事だぜ?
「そんなに嫌?悲しいね。まあ、最初はあの人に聞こうと思います!んで!やっぱり、最初に聞く方は皆様が知っている通り!学園長!!貴方だ」
「は?え?ま?え?私??」
ステージから降りて学園長に聞く
「あんたは賛成か反対か。どっちか答えてもらう。時間は30秒与えるがどうだ?」
「賛成じゃな。儂は否定せん」
即答かよ。判断が早すぎないか?この人
「儂が反対しようも関係あるまい。ランク制度を廃止したところで別に実力主義学園がいきなり学園になったわけではないからな」
そっちで賛成する時点であんたは学園に染まってる側だよ。聞いたことないよこんな話
「まあ、学園長のような癖の強い方々はいるだろう。生徒に同じ考えをたくさんいるとは思えないけど」
「おい」
無視無視〜んでは次の方に聞きます〜
「んなわけでよろ!」
「え?俺?」
「ええ、七五三木〜賛成か反対かどっちだ?」
「え?いやまあ……」
「賛成ね。分かった」
「おい、まだ答えてねえよ」
俺の肩を掴む
「いや〜セクハラ……なんて冗談は置いて」
「冗談済まんぞ」
「あんたの意見は?」
「賛成だ。否定してもやるんだろ?理由としてはなんだ?お前の理由は」
「あ?まあ、素直に答えますかね」
言ってなかったけ?言っていないか
「入学した時の日だ。あん時はランクによって強さ指定するとかやっていたのも違和感あったが荒野とか公明院のような偽装する変態は何人かいたからアレに関しは意味なくね?と思ったのが一つ」
「後半に関しては変態どころの騒ぎじゃないだろ」
教員側を見ると頭を抱えている先生たちがたくさんいた。初めて知ったとかやべえな
「先生たちの反応見ろよ。アレなんだぜ?あの水晶による決める話意味ねえだろ」
生徒たちは先生たちの反応を見て
「意味なくて草」
「先生たちも気づかなかったのかよ。荒野と公明院ってそ あそこにいる2人だよね?え?まだいるの?」
「隠蔽とかあの水晶意味ねえじゃん。実力をランク計り用とかあの頃の荒野がAランクだった時点で隠蔽完璧じゃん。ってか、偽装できる時点で終わってるだろ」
ヤジを飛ばす生徒たち。まじでお前ら性格いいな。
「それと合宿の時もだ。無駄にいい飛行機をSランクとAランクは乗っていたのに他のランクの人たちは普通の飛行機だっただろ?まあ、学園が持っている時点でおかしいがそこは置いといて……あんなもんいるか?って話だ。そもそもランクが一つ違うだけで待遇が全然違うなら、順位が一つ違うほうがまだ納得できる。だから、要らねえ」
順位だけでいいだろ。真面目にランクを入れたところでそのランクが高いから自分が強いとだけであって順位が低かったら意味がない
「はっきり言って無駄。あんなもんのためなら要らないだろ。そもそもSSクラスだけ学年関係ないとかその時点で破綻だろ?なら、わざわざ学年で分けてランクやってるのに混ぜるし、水晶がアップデートとか面倒なことする必要ある?」
俺は七五三木に聞く
「あんたの意見を聞こうではないか」
「要らないな」
即答かよ。2回連続即答だよ
その後、1年生の誰か知らない人だが聞いてみて即答で賛成と答えてくれた
俺はステージに登って真ん中に着く
「ってわけで賛成派はそれなりいると言うことがわかりました。これにより、来年度、ランク制度廃止!さらにSSクラスという必要ねえもんは消します!反対派は手を挙げてください!」
生徒たちの数人しかいなかった。いや、あの数百人以上生徒いるはずなんだけど全然いなくね?
「反対派が少ないですね〜え?これくらいだけ?」
少ないな本当
「まあ、納得できねえ奴らもこの中にいる。それは分かった!なら、嫌なら俺を倒せよ?倒せるならな。」
反対派全員手を下ろした。
拍手をしていない生徒も、確かにいた。
だが、もう声を上げる者はいなかった。
「ははっ!これで全員OKね。それじゃ……成立だぁ!拍手ー」
『おおおおお!!!!!』
「嘘やろおい」
拍手どころか歓声上げてるんだけど……え???
「予想以上の反応でよし!では改めまして……」
『おおおおお!!!!』
「あの、長くない?」
どんだけ嫌だったんだよ……反応が予想外すぎるわ!
「おい、和音。どうしてらいい?」
「俺に振るなよ。皆嫌だったんじゃね?ランク制度」
「別に順位が消えたわけじゃないんだけどな……まあ、いいか」
歓声が止まった。ようやく、軽く数分かかるとかいう理解できない時間はあった。
「それでは改めまして俺の名前は海野流星。学園の風習をぶっ壊し、伝統破壊の自由人」
ニヤリと笑って
「最強の座に座る男だ」
歓声がまた上がる
これにより、
学園の常識はぶっ壊れた
だが、それは始まりに過ぎなかった
俺は自由に生きたいだけなのに、
能力バトル学園で最強を目指すハメになった件
―― 2年生編 完
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
本話をもって「2年生編」は一区切りとし、本作は一度完結とします。
物語としてはここで一つの到達点ですが、主人公の物語はまだ続きます。
3年生編については、別作品(または別編)として執筆予定です。
続報がありましたら、活動報告などでお知らせしますので、
その際はまたお付き合いいただければ幸いです。




