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〜祭りだぁー!ひゃっほーぃ!〜

ところで、5ヶ月もこの世界にいると色々わかることが有る

一番驚いたことが、この集落のゴブリンが意外に文明的な生活をしていることだ

ゲームや漫画、小説などでは畑や家畜の飼育などやるようには思わないだろう?

このゴブリン達はそれをやっているんだ

しかも、建築や鍛冶なんかやる

当然、鉱山へいって採掘何かをやる集団さえいるんだ

だから、意外に装備品や諸々の設備なんかも進んでいるようで一概に人間と種族が違うと思えない程だ

衛生に付いての知識もあるようで、手を洗ったり体を拭いたり、トイレを設け排泄物の処理を利用したり、しまいには下水設備まで集落にある


ここまで来ると

もしやこの世界はかなり文化レベルがたかいんじゃないか?とさえ思えてくるんだが

お狐様もこの世界は例にもれず、中世ヨーロッパ風味といってたし・・・

この集落が特別文明がするんでるのかな?と疑問におもう



驚いたことは他にも有る

と言うか、やはり!と思う感じだが、魔法をつい最近見たんだ

俺の知ってる知識だと


深遠なるマナよ!

彼の敵を打ち破る炎となれ!

ファイヤーボーーーーール!


みたいな呪文を叫んでチュドーンと火の玉が飛んでいく感じのはずだったんだが・・・

やはり、お狐様が言っていたとおり全く違う感じだった


呪文は唱えているみたいだが・・・異常に長い

しかも、ファイヤーボールみたいに即席の攻撃魔法みたいなのではない

なにやら、色々人形やら木製のナイフやら盃なんかを一生懸命もちだし

永遠と儀式をする


そして効果が現れるのも即効果が出る感じではなく徐々に効果が出る感じだった


俺が実際に見たのは、怪我を負ったゴブリンに巫女っぽい姿のメスゴブリンが治療する様子だったが、本当に長かった。

だが、そのかいが有ったのか傷を負ったゴブリンは徐々に傷がふさがり、回復をはたした。


人間や魔法が得意な種族の魔法は見ていないが

おそらく、お狐様が言った通り即席の魔法はないんじゃないかなぁ・・?

多分、儀式魔法みたいなものが一般なんじゃないかと推測している


だからか、俺が転生チートとして幼い内に魔法の訓練をして

魔法最強!俺ツエー!ひゃっはーー!するのは

習得するまでの時間や何やらを考えてもそうそう簡単ではなさそうだ。


だが、儀式魔法が一般なら即席魔法を開発すればチートになるんじゃないかなぁ?



この一帯の気候も気になることが有る

もう五ヶ月もいるのに一向に季節が変わらないのだ

季節が変わらないというか、ずっと暑い

しかも突発的なスコールが来るとなるとこの辺りは熱帯なんだろうか?

そのためか、ゴブリンや俺の服も簡素で薄く露出面が多くなる


熱帯となればシダ植物なんかがメインになるイメージだが

森はシダ植物のような地面に生える植物が殆ど無い

日中も太陽の光が届きづらく木々の足元は苔の光以外はつねに薄暗い


雨が降るとゴブリンは総出で大きな瓶のようなものを担ぎ雨を溜め込んでいる

近くに川が有るようだが、やはり水不足なのだろうか?


色々不思議なことも有るが

まぁ、俺の生き死にには関係ないのであまり関心がないのが正直なところでは有る


ただ・・・

俺に与えられている飯だが

あれ・・俺より大きな芋虫みたいな幼虫が出す液体を集めて

煮込んだものに良くわからないペーストを混ぜたものだった。


芋虫かぁ・・・

俺、今まで芋虫の排泄物を食べてたのかもしれん

ちょっとショックだ・・・

大事に育てられてた気になってたんだがなぁ・・・


ただ、ゴブリン達はその芋虫から出る液体を有難がってる様子では有るので

高級食材っぽいのかもしれない。


でも・・芋虫かぁ・・・きついなぁ・・


食えない代物じゃないし最近は体も成長しているのか味もわかるようになったのかなれてきたんだがなぁ・・


知らなきゃよかった

見た後に出された飯はなかなか喉をとおらなかったもんな

おかげで、メスゴブリンたちが緑色の顔をこわばらせて必死で飯を俺の口に流し込んできた

正直、いっぱいいっぱいだから許してほしい。


まぁ、がまんして食べるようにしてるんで、あまり乱暴にしないでねママン達



それにしても

暑いなぁ・・湿度たかいのかな?

汗で体がべとつく


ママン達呼んで体ふいてもらうかな?

取り敢えず、泣いてみるか

「だぅー、あぁー!ゔぁー!」


うん!美声

俺、将来吟遊詩人になれるんじゃね?

はよ!ママン達よこい!そして俺の体をフキフキするのじゃぁー!

がははははw

・・・・・


あれ?ママン達?いないの?

聞こえないのかな?

もっかい泣いとくか


「ゔぁー!ニッグゔぁー!」


ふふふっw

自分の名前いえるんだぜ!すげーだろw

ママン達もびっくりするんじゃね?

ほら!はよ!こんかーぃ!

・・・・・


あれ?

パパンがきた!

パパーン!体ふいてくれー!

すんごい笑顔なのはいいけど

早く体フキフキしてちょーだい!

ベタベタするんだよ!

かわいい息子でしょ?


うんうん

フキフキは気持ちイイ

ただ、野郎に拭かれるのはちょっとアレだけど・・・

まぁ、パパンはソッチの趣味っぽいし・・・ねらわないでねw


ん?どうしたのパパン?

お外につれてってくれんの?


「ニック!ニック!ッマヅリー」


おお?そう言えば先日から祭りの準備してたね

つれてってくれんの?

ありがとー!


いやー正直部屋だけだと退屈だったんだよね

屋台みたいなのあったりすんの?俺も食べれるものがあるとうれしいんだがw

あの芋虫のヤツ以外でおねがいねw!


俺はパパンに連れられて、家を出ると

家の前にヒザを付き頭を下げているママン達とその前にタンカーというより

神輿に近い要は輿ってことだな、俺がちょうど入るくらいのスペースがある


パパンはその輿のまえで叫んだ

「ニック!ッマヅリー!」

パパンはそのまま俺を輿の上に捧げ座らせる


おおぅ!お神輿で祭りに参加か!

あれだろ?ゴブリンの男児はこんな感じでみんなに祝福される行事なのか?

俺・・人間なんだけど・・ゴブリンじゃないけど?

まぁ、いいか。

取り敢えず立派なオスゴブリンになります!


そして、集落の中をゆっくりと練り歩く・・担がれてだけどw

練り歩く中、祭りに参加してるゴブリンが異様に多いのが見える

みんな、俺をみては「おお!」とか「ニック!」「ッマヅリー!」とかさけんでる

俺、人気者だわw


パパン!そろそろ神輿は飽きたぞ!

ハラ減った!なんか食いもんくれよ!


おれが主張するとパパンはウンウンと頷き笑みを浮かべている

神輿が酋長の家の前まで来るとそこには祭壇のようなものの周囲に

謎の獣の丸焼きやら果物らしきもの、他にも沢山の供物らしきものが備えてあった


パパン!これくっていいのか?

最近歯が少しはえはじめたとこなんだよ!今なら食えそうだ!


パパンは俺を祭壇の中央、供物の前に恭しく座らせる

俺は取り敢えず肉だろう?とおもって謎の獣の丸焼きにてを伸ばすと

パパンは少し待てと合図している


お・おぉ・・そうだよな

儀式おわってから食べる感じ?

俺は素直に待つことにした。


俺が祭壇に大人しく座ると、集落のみんながゾロゾロとあつまって整列する

最後に酋長が家から出てきて祭壇の俺の前にきて叫ぶ


「オレヨリニックッマヅリージメヴ!!」


言葉はまだまだ良くわからんが、取り敢えず俺の祭りなんじゃないかな?

俺、祀られるようなもんだったのか?

もしかして・・この世界じゃ人間が希少だったりするとか?


酋長の号令と共にゴブリン達から歓声があがる!

凄い熱気だ!俺、そんなに好かれてるの?

はずかしぃwもしかしておれってイケメンなのか?

なんかテンションあがってきた!


こんにちはみなさーん!

ゴブリンのアイドル ニックでーす!

それでは皆さんにココロを込めてうたいあげます!

ゴブリンに捧げる愛の詩 聞いてください。


俺は、拳を効かせた演歌をうたってみた・・・

正確には、「あぅー」とか「ゔぁー」とかしか言えないが

とりあえずココロをこめた!


それを聞いた酋長はじめ集落全体がシーンとしずまりかえった

・・・・俺・・歌のセンスないのか?


パパンが咳払いをして、みんなに向かい

「ッマヅリー!」と叫んだら集落のゴブリンがハッ!っとなって

「おおおおおおおおおおおお!」と叫んでまたかっきがもどったw


助かったwパパン最高だ!

モツべきものはやっぱりパパンだなっ!


そして、集落全体で踊りや酒盛り

よくわからないが、木の棒でたたきあうチャンバラみたいな競技がはじまった


・・・

これ終わらないと俺食べ物にありつけないのか?

パパン・・・まだ食べちゃだめ?

・・・もう少し待てだってさ


わかったよ

待つよ


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― 新着の感想 ―
[一言] 拾ってきた赤子を丁重に育てて太らせる…なんか聞いたことがあるような…?
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