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〜説得・・・・・・・?〜


研究室の扉を開け、10を中へ招き入れる。

「ここが俺の研究室だ。 どうだ?すごいだろ?」

『へー・・広いですね・・・』


「うんうん!しばらくはここで生活してもらう。」

『わかりました。』


「おい!ゼロ!7でてこい!新しい仲間紹介するから」

・・・・・・ん?・・返事がない・・・


「あれ?いないのか?・・アイツ等も逃げたとかじゃないよな?・・・・・あっ!」

『!?!?!?ど・・どうしたんですか?』


「あー・・いや・・いい。 それより早速これ飲んでよ。」

『?・・・はぁ・・・』

10は何も疑わずすぐにファンクションを口に入れて飲み込んだ。


『あ・・あの?ニック様?・・いまのヤツはなんですか?』

「んっと・・まぁ、栄養剤みたいなものさ・・・気にするな。」

『そうなんですか・・・』


「そう言えば仲間の紹介だったね。 こっち来て」

『はい。』


「えー。 此方で蛹になっているのが・・んー?・・恐らく7かな?で、あっちで蛹になってるのがゼロです。」

『・・・・・・・・・・・えっ?』


「えっ? じゃないのもうすぐお前も蛹に成るんだから」

『えええええ!・・ちょっと・・・待ってくださいよ・・・どういうことですか?』


「わかんないやつだなぁ・・・俺の実験ってなんだっけ?」

『アームズに対抗出来る個体を作り出す・・っていう話でしたよね?』


「そうそう。 それで、10匹集まったけど8匹逃げて、お前が追加されたわけだね」

『それはわかりますよ・・・なんで蛹なんですか?』


「ん? 蛹?なんか変か?」

『いや!?!変ですよね?・・・・だって、成体に成ったのに・・蛹だなんて・・・』


「お前は・・・。 蛹に成らないで・・どうやって身体作り変えるんだよ?」

『・・オレはてっきりニック様になにやら怪しい虫を押し付けられて・・また何かされるんだとばかり・・・・』


「いや・・それは、謝るからさ・・・。そんなことしないからね?」

『・・・・前科はありますよね?』


「・・・・・・・・」

「まぁ・・あれだ・・ウダウダ言っててもはじまらんだろ・・・」

「取り敢えず、さっき飲んだ粒・・アレが蛹を経て強い身体を作る薬なんだよ。」

『・・・あれ?・・栄養剤じゃなかったんですか?・・・・・・飲んじゃったじゃないですか・・・・』


「だって・・言ったらビックリして・・また時間食いそうだったんだもん・・・」

『・・・・・・・。 じゃぁ・・あれですか?・・・もう実験始まっちゃってたんですね?』


「そうだね。」

『はぁ・・・・・・わかりました。・・・ではオレは何処で蛹になればいいですか?』


「そうだな・・・あそこの2が居たあたりで良いんじゃないかな?」

『なんでゼロの隣じゃないんですか?』


「だって・・予想外に大きくなったら・・・1のとこだとぶつかるだろ?」

『・・そういうことですか・・・・わかりました。』


「ほいじゃあ、取り敢えず2のとこに行って、じっとしててよ。オレ残り2匹追加で探すから」

『・・はい』


10は取り敢えずここで待機だな・・さて・・後2匹は探すか追加しとかないとな・・

戦隊物にはならないだろう・・・・


よしんば、見つからなかったとしても・・3匹なら・・かろうじて戦隊物でとおるか?


まぁ・・いいか・・・探そう・・・



俺はもう一度、門まで足を運び、そこらの兵隊蜂に門を脱走ナンバーズが通らなかったか聞いた。

しかし、蜂達は皆、ほぼ同じフォルムなので、正確には出ていったとしても理解らないという。


・・・・・・困ったなぁ・・・なんかいい方法ないかな?

・・・・・・ん?・・・そう言えば・・・この触覚って通信できたよね?

試してなかったから判らなかったけど・・・・


俺は自分の触覚に意識を集中して見た所、

ん?気配?其のような感覚で巣を覆っているネットワークが分かる。


・・・つまりは・・この巣の内部はヘキサのネットワーク網の中なわけだな・・・

じゃぁ・・ここからでもヘキサにアクセス出来たりするのかな?

試してみよう。


俺は触覚をネットワークの一部に触れるようにして心の中で、ヘキサを呼んだ。

(”ヘキサ” いるか?)

(”はい”)

・・・・おおおおお!ネットワーク接続完了しました!


(あのさ、この巣と巣の周辺に居る蜂達の動きっていうか場所とかはマップ表示出来る?)

(”可能です。 巣と巣周辺のマップを提供します。 続きマップへソードヘッドの位置を配置します。”)

そう言うと、頭の中にこの巣全体のマップのイメージが流れ込んでくる。


・・・おおお!すごい!・・・なんだよこれ!・・・巣の内部で起きてることが全部手に取るように分かる!・・

これなら・・探すの楽じゃね?


・・・ほら!・・コイツ・・そうだろ?・・・ここにも・・・・

んっと・・・1・2・3・4・5・・・・あれ?あと3匹居ない・・・・巣の外にでてったかな?

・・取り敢えず・・この5匹は補導しとくか・・・つってもいちいち向かってたら面倒だ・・・


折角、通信機能があるんだしな・・・通信使ってみるか・・


じゃぁ・・近場の・・こいつだ・・・9のやつか・・


(おい!・・・隠れてないで、研究室に戻れよ・・)

(!・・・・・だ・・だれですか!)

おほーwびっくりしてるわーwおもしろーw


(ニックだ。)

(・・なんで・・・なんでニック様の声きこえるの?・・やだ!あたしやだよ!)

・・コイツ完全に女の子タイプなのか・・・説得できる気がしない・・・


(やだじゃなくてだなぁ・・・逃げるにしても巣の中って・・お前ら頭どうかしてるぞ?)

(だって・・外怖いし・・・それに・・ここは意外に誰も来ないもん!)

・・・こどもかっ!・・何が「こないもん!」だよ・・・お前もう成虫なの!大人だよ!


(こないもんって・・・・。 なんでにげたのよ?ねぇ)

(だって・・ニック様があたし達を改造したら・・王次郎様みたいになるんでしょ?・・あたしあんなに醜い姿になりたくない!)

・・ちょーぃ・・聞き捨てならないぞー・・王次郎はカワイイの!・・わっかんないかなー?


(・・・・ごめん・・王次郎って・・醜いの?)

(ニック様はカワイイ、カワイイっていうけど・・・・・あんなに大きくてブヨブヨなのかわいくないもん!)

・・・ブヨブヨ・・?・・してないぞ?・・ブヨブヨしてたら女王の頭剣くらった瞬間潰れるだろ・・・


(・・・・いや・・それは・・王次郎の前でいわないでね?・・頼むから・・)

(いいません!・・いったら・・殺されちゃいそうだし・・・・)

・・・・・まぁ・・結構ギリギリのラインだったけどな・・・やっちまいそうな気にはなったよ・・・


(・・ころしゃーしないが・・)

(うそ!・・だって・・・ニック様・・同族の人間だって平気で殺してるじゃないですか!)

・・・・否定できん!・・・・まぁ・・殺しはしてない・・・よ?・・見殺しにはしたけどね?


(いや・・まぁ・・そうだけど・・)

(それに・・きっと、あたしが戻っても良いことないですよ!・・・あたし弱いし・・)

・・じゃーなんで、兵隊蜂になったんだよ・・・


(そうなの?・・・でも兵隊蜂だよね?)

(成りたくって成ったわけじゃないもん!・・・あたしだって・・・カッコイイ王子様見つけて・・・結婚して・・・将来は・・・女王になって・・沢山の家族うみたかった!)

・・乙女かっ!・・ってか・・姫に産まれなきゃ・・むりだろ・・・なに夢見てんだよ!


(・・・・・・じゃぁさ・・・・似たような機能つけるからさ・・・もどってよ・・・)

(なんですか!その似たような機能って・・・あたし・・おもちゃじゃない!)

・・ぇー・・ダメなの?・・・似たような機能で・・子沢山にしてあげるよー?


(えぇー・・・じゃー・・戻んなくてもいいからさ・・・)

(戻りますよ!・・・・だって・・戻らないと・・・殺されちゃうんでしょ?)

・・・・えー・・戻りたくないっていったじゃん・・・どっちだよ・・・・


(まぁ・・じゃぁ・・もどってよ・・取り敢えずもうゼロと7は薬のんで蛹になってるからそっとしといてね。)

(・・・はい・・・)


・・・ふー・・・取り敢えず一匹おわった・・・ってかこんなにめんどいのか・・

・・早く蜂妖精復活させないと・・おれの負担大きすぎる・・・


さて・・つぎは・・

俺が9との回線を切る瞬間・・「蛹って・・なによ!」って叫んでたが・・・・まぁいいや


つぎつぎ・・・・こいつだな・・・移動してやがる・・・8は意外にアクティブだな・・


(8!さっさと、研究室戻れよ)

(お!その声・・ニック様っすね?どーしたんすか?)

・・・かるい・・・・・コイツ・・かるい奴だ・・・・


(どーしたもこーしたもないだろ・・実験ほったらかして・・何処ほっつき歩いてんだよ)

(あー!そーっしたね!いやーわすれてたっすよw)

・・・・忘れてた・・だと!


(うぉい!わすれるようなことか?ああ?)

(なにおこってるんすかwもどりますってw)

・・・これぜってー戻らない言い回しだろ?・・・


(ほう・・・お前・・戻るっつったな?)

(ええ。もどるっすよw)

・・・


(ほうほう・・じゃぁ・・すぐ戻れよ・・)

(あーwそりゃできないっすねーw)

・・・・のらりくらりと・・・・・


(なんで出来ないの?もどるって言わなかった?)

(あー・・ちょ・・マジでー今いそがしいんすよー。)

・・・あれだな・・もう・・コイツは破棄決定だな・・・おれはクレーム処理係じゃない!・・


(そうなの?忙しいってなにやってるのよ?)

(あー、ちょっといえないっすねーw)

・・・ヤンキーかっ!・・・・クッソ・・・


(ほー・・忙しい理由いえないのかー・・そうかそうか)

(そーなんすよーオレマジでいそがしいんでー話しかけないでもらえますかねー?)

・・・・ふー・・相手にしてると疲れるタイプだな・・・さっさと終わらせるか・・


(8さー・・忙しくて理由も言えない状態で戻れないわけだよね?)

(んー。まっ、そーゆーことっすねー。)


(8さ?その場所移動してるようだけど・・すぐ捕まえて処理するから覚悟決めててね)

(!!!!!!!!ちょ!・・まってくださいよ! なんすか!処理って!)


(ああ?処理っつったら処理だわなー?)

(・・・ニックさまー・・冗談は勘弁してくださいよー・・すぐもどりやすからー)


(いいよーもどんないで。そのままほっつきあるいてなー)

(ちょ!おい!マジなにいってんだよ!人間のくせに!・・処理出来るとおもってんのか!?)


(んー?俺はお前みたいなパーソナルいらないんだよ。だからさ・・死んでくれよ。)

(ちょ・・・マジっすか?・・・)


(んー?マジだねー。じゃーそういうことでバイバイだねー)

(ちょ!っもどります!もどりますから!オレちゃんと実験参加するっスから!)


(あー・・もうそういうのいいからさ・・死んでくれよ)

(・・・・・・・オレ・・・ホントは・・ニック様のこと好きっす!・・だから・・勘弁してくださいッス!)


(はい。ダメー。 バイバーイ)


俺は通信を切り、

手近な兵隊蜂を5匹募り事情を説明し、女王への反逆という名目で処罰する事を告げる。

さらに俺の前に8を捕まえてくるよう申し付けた。


しばらくすると、8が縄でがんじがらめになり俺の前にドサリと置かれる。


「やぁ・・しばらくぶり」

『ニック様!すいません!心いれかえましたッス!』

「あー・・いいよーそんな口先だけの言葉聞きたくないからさ・・。それにしても勿体無いことしたね?」


『何がっスか?』

「いやー・・もう実験はじめてさ・・アームスに勝てる力・・手に入れる準備始めてるんだよ」

『そりゃー凄いッスね。是非オレも参加したいッス!』


「んー、でもさ?もうおそいんだ・・損したね・・・・実験も・・命もね。」

『・・・・まさか・・・ホントにオレ殺されるんスか?』


「そーなるねー・・・まぁ自業自得だね。」

『そんあぁ・・・』


「俺に対してはいくらでも恨んでいいけど、お前を手に掛ける蜂達の事は悪く思わないでね。」

『ちょ!マジかっ!・・おい!人間!テメー!ゼッテーゆるさねーゾ!』


「許されるつもり無いからね。じゃっそういうことでバイバイ」

『ちょ!おまっ・・・』


8がなにか言い終わる前に俺は他の蜂達に指示を出し、8の首を落とした。


まぁ・・同族殺しや虐殺のイメージが定着してしまったようなので・・・

いま周りから凄い視線にさらされているが・・・・


まぁいいか・・だってこんなやつ居たら巣のためにならんだろ。

あとで、女王に説明しないとな・・・



・・・さて・・次々・・・

・・・ってか・・これずっとくりかえすのかな?

めんどい・・・全員にいっぺんに声掛けれるんじゃねぇーかな?


試してみるか・・

(アーアー・・。聞こえるかー?)

(((・・・・・・)))


(聞こえてそうだから取り敢えず言っとくけど、あんまり俺を困らせるなよー?)

(今、8のヤツ始末したんだが・・正直後味悪いんだ・・素直に出てきてくんないかな?)


(あのな?8のヤツは俺を煙に巻いて巣の為である重要な実験をボイコットしたために致し方なく、始末に及ばざる負えなかったんだよ・・・にのまえに成りたくなきゃ素直に研究室に戻ってね。)


(因みにお前ら3匹の居場所丸わかりだからね。一々一匹づつ話すのたるいんで纏めて話してるの)

(ほいじゃぁ・・よろしくね。)


(あー・・後な俺に文句があるなら研究室で聞くからよろしく。)

(すぐに来いよ?)


・・・ふー・・・・取り敢えず研究室にもどるかなぁ・・・

こうして、俺は研究室へ戻る。



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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公がヤバい奴で面白いです!
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