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黒鉄戦士の冒険録   作者: 工藤
愛入れぬは天使と王
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作戦決行 其の十三

久しぶりの更新です!ごめんなさい

先程の舐めプ宣言に、ヨウヘイを含め全員が呆気に取られてた


「わかったわかった、君が相変わらず僕を舐めてるって事は昔から変わらないってのは、よく分かった。んで?そんなちんけな剣一本でどうするって?」


「ボコボコにしてあげるって、言ってるのよ!!」


次の瞬間、数メートル先にいたカフジエルが急激に距離を詰めて、剣を振りかぶる


「疾っっ」


予想外の速度に驚くヨウヘイだがすぐさま剣を振り抜き、対抗しようとするだが


「見え見えなのよ、バカ」


「ゲッ!」


タイミングを合わせた筈の攻撃を空中で身を回し、回避しその刹那強烈な蹴りを喰らわせた。


「やっぱバケモンだわ」


「女の子にバケモン(その表現)はダメでしょ、結構傷つくんだよ?」


「言ってろ。」


唾を地面に吐きつけた、おそらく彼女はこの戦闘において、実力の半分もいや、


「一割いってたらいいかな?」


その証拠に、右側に剣が二本、左に一本、あると言うのに片手に一本、それで十分な表情である。


それに剣を見ればおかしな事に剣の長さが三本とも違う。


三本の剣を見て思った


「え、何?口に咥える用?」


緑の髪の剣士がチラついたが、すぐさまバカな発想を捨てる


「流石に、口には咥えないなぁ」

でしょうね、

心の内でツッコミを入れたが、彼女が動く。

さっきよりも、


「疾過ぎだろ!」

剣が打ち付ける音が響く、文字通り目に見える様に速度が変(・)わ(・)り(・)過(・)ぎ(・)て(・)い(・)る(・)

白チビビックリの乱反射(ピンボール)で着実に削られていく

それが、徐々になどというレベルで速くなっていっていた。


「ちょつ、おかしいって!いくら何でも速すぎる」


文字通り最初と今では、雲泥の差がある。

このまま速くなったら、対応が出来なくなってくる。ただでさえ纏武装【創破】(スクラップビルド)が使えないと言うのに。


「クソッ、駄目だ奇跡も使う隙がねぇ」

今本当に、剣だけで推されている。

少し出来た暇に、奇跡で軽く傷を治す。でもそれを上回る傷を受けてしまう。


「後三秒かな?」


カフジエルのこの言葉はヨウヘイには聞こえなかったが、確かな限界を迎えていた。


希望の王の能力は、自己の強化それだけである。

最大で、二十秒しか続かない能力

効果は、制限時間を過ぎるまで自己を強化し続ける、だけである。

一秒に元の能力の二乗を強化する。




二十秒後、彼女はこの世の現象の上に立つ存在となる。


「クソがあああっ!!」


剣を振るえど当たらず、未だ彼女は全力いや、余力すら出してない状況である。


「後、二秒」


無慈悲に告げられた残り時間にヨウヘイは、恐怖を覚える。

逃げようとするも、彼女から逃げられるわけがなく、あっさりと切られてしまう。


「ちょうど三秒」


視界が真っ暗になった








「勇気ある行動に賞賛を(愚かな空想に憤怒を)」


「黒鉄鎧 【呪奏】(カースフェール)」


奇跡の光と、呪いの一撃が交差する。


火花が散り、一撃で鎧が砕けるのを見てベアルは危機感を覚える

少し後ろに下がり、出方を伺うヨウヘイ、だが直後に背後から強烈な一撃をもらい、横腹が抉られた

強烈な痛みに顔を歪め、前を見るとベアルの姿が無く周りを見回すと、視界が回った


「お前、弱いな」


そう言った彼が空から落ちてきた


「ふざけんな、僕は、僕は!帰らないといけないんだ!」


消えかけの意識を手繰り寄せる様に現実と精神のヨウヘイが怒鳴り出す、


「僕は、僕は…俺は、帰らなくちゃ、帰らないといけないんだ、」


最後に、


「謝らなくちゃいけないんだ…」


そう言って、彼(ヨウヘイ)の意識は落ちた。







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