神に愛され、王に愛される
新章ウェーイ
話しは、数時間前に遡る…
「はいっ。それでは説明をしていきたいなと思います」
「この魔力診断テストと、技能検定について説明します」
「まず魔力診断テストのほうから、このテストではみんなの魔力がどのくらいあるのか、またどのくらいの質か、どのくらいの規模の魔法を放てるのかをテストします!」
・・・なるほどねー
つまり、魔力診断テストというのは魔力の適性を問われるというものか。
中身が別世界の人ってだけだから、体は普通だから大丈夫でしょ。
予想通り、魔力に関しては普通より少し上くらいの感じだった。俺の隣の女の子とか、 学年最高レベルましては、平均を大きく超えていた。才能って怖いね。なんかこっちに、ガン飛ばしてますね、ここが学校じやなかったらボコボコにしてやろうか?
んなぁこたぁ置いといて次だ次ぃ。
魔力診断テストは、教室内で行なわれたんだが、技能検定の専用会場があるらしく、今まさに移動中なのだがちょっと遠くない?
「今皆さん『何でこんなに遠いの』て思ってますよね?それには、理由があるんですっよ!」
息が途切れ途切れに、荒々しくまぁやっぱりきついんだねと思った。
「約25年前まで技能検定も教室でやってたんですよ。けどその時ある生徒が使った時そこから悪魔が出て来てそのクラスとそこにいた担任全員死んでしまった事件がありました。」
「技能検定とは、正確に言うならば、自分の持っている技能の“危険度”の高さを正確に知るためのものですがなぜ悪魔が出てくるのかというと、基準を悪魔に設定しているからです。比較的魔物より対処が簡単で、学生であるから高くても中級までですが、その時召喚したのは、上位の悪魔だったんです。」
「それ以降会場を、上位の悪魔が出てきても良い様に、この国最大級の教会でする事になったんです。」
なるほど、悲劇を繰り返さないための対策だったのか。 だとしても遠い、遠すぎる。
そこからもう誰も何も喋らなくなってしまった。
「きまっず」
・・・
「よっようやく、ようやくついたぁー」
クラスのほとんどが膝から、崩れ去った。
「はいそれでは、技能検定を始めたいと思います。」
説明するなら、まず“危険度”の測り方だが、測ってる途中から身体から瘴気が出るらしい。
その色で判断するそうだ、悪魔についてだが今はもう出ないように細工が施した物を使っているそうだ、何と上位悪魔も撃退するほど強力な物らしい。
色は、一番下が“白”、一番上が“黄金”で表現されるらしい。ようやく俺の番だ、転生者はどのくらいいけるのかなぁ?ちなみに、俺にガン飛ばしてた女の子“白銀”だったらしいよ上から二番目怖いね〰︎。
でっかい変な魔法陣の上に、何故か半裸で立たされて・・・
「いやこれどういう状況?」
テストが始まる、俺の身体から瘴気が出て来始めた、 最初は、“白”次に“青”次に“赤次に“緑”
「おっと」
瘴気の量が見るからに増えてきて。いつしか、部屋をほとんど埋め尽くした。それでもテストは、続く。
そこから、“橙”“紫”“赤銅”“白銀”と、一気に変わっていった
そして、“黄金”までいった。瘴気は部屋から溢れて外にまで出ていた。
外から声がする、「嘘だろ何だこの量、そして“黄金”だと!」
自分でも驚いた、「まじか」。
その時だった
ピキっと音がした、それは鳴ってはいけない音だとすぐ気づいた、上位悪魔すら弾く結界が一人の悪魔によって破られた。瘴気が、真っ黒に変色するそしてこう言った
『やっと見つけた』
にっこり笑い俺の身体にすっと入る
そして身体に激痛が走る
「うっ、があぁぁぁ」
身体がひび割れ燃えている。意識が消えかけたその時(契約者の危機を感知、纏武装《スクラップビルド》の、限定解除を許可します)
『なっ』
中の悪魔が驚く、
『押し返されているだと』
身体のひびは、少し残ったが身体の火は綺麗に消えた。
そして俺は、気を失って倒れた。
悪魔・・・王達が作った眷属の総称である
下級、中級、上級の三段階に分ける事ができる。
悪魔と“王”は、異なる物である