作戦決行 其の三
遅れました、すみません
「ふーーーっ」
暗い部屋で一人腰を落とし椅子に座る
「帰ってきた、今日も生きて、生きて帰ってきた」
手が震える、足が震える、体が震えていた
一回深呼吸した後
「今回はいなかった、魔境にいなかったと言うなら、地上に既にいるという事か?行方不明の少年もしかして…」
紺色の髪をした人物--『剣聖』ザブラ、
白の制服を無造作に脱ぎ捨て、
「あの少年は大丈夫だろうか…」
胸にかけられたネックレスを握り、少しだけ周囲の光を飲み込んでか細く光る
「これで合ってるんですよね?、ルシファー様」
ここにはいない神に少しの祈りを捧げる顔には、強い強い“怒り”が映っていた
小さい村、王都からかなり遠くその存在すら知ってる人がいる方がおかしいくらいの辺境の村
世界の空を別かつ大きな“亀裂”その真横にある、下の悪魔が湧いて出てくる場所に村がある
「ザブラ君これ、墓標まで持って行ってくれる?」
家でゴロゴロしていた少年が嫌そうな顔をして
「えー、分かったぁ」
テレテレした足取りをして、ゆっくり荷物を受け取ってその場所へ
『やぁ、久しぶりだね』
村がこんなとこにある理由、それは、
「誰がこんなん作ったんだよ」
まるで代わりのように
「いつ見てもおっかねぇ」
剣があるそれだけなら何も感じなかっただろう、だが周りが氷になっている少しづつ周りを氷に置換する大剣
「全く本当に、厄介が過ぎるだろ」
氷の中に入ってる、神が作った魔の氷剣それでも封じることが精一杯
大罪、『憤怒』の王その体が朽ちずそこに眠っていた
それが悲劇の始まりであった




