↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒鉄戦士の冒険録   作者: 工藤
愛入れぬは天使と王
37/96

作戦決行 其の一

よろしくお願いします

薄暗く明るい空の下で、上には天海まで続く亀裂が見える

「この“亀裂”何処でもあるんだよなぁ」

手にはいっぱいのお土産を抱えて上を向く

この世界に来た時からずっと上にある亀裂、地上にいても魔境にいても上を見上げればいつも“亀裂”がある

「今更だけど俺、この世界について何にも知らないんだよなぁ、騎士がいる事もついさっき知ったし、この国の名前や大陸、国の王様、通貨の単位、文字、都市の名前、この世界の歴史、前まではまともに話しすら出来なかったし。」

下をうつむき、考える

「魔法や、剣術、身を持って体感するとよく国が滅ばないよな」

脳裏に焼き付いてる眩い星の一撃、最初は反応すら出来なく打ちのめされた剣技、どれも普通に考えればその気になったらこの世界を滅ぼせる物ばかり

それが何故しないのか、それとも

「出(・)来(・)な(・)い(・)のか?」

少なくともこの“亀裂”を天まで届くこの傷をつけた人物がいるそれだけでこの世界の危うさが身近に感じてしまう

「あと明日で終わりだっけ?」

カフジエルから貰った王都の観光日数は三日間、現在二日目である

「明日の夕暮れに迎えが来るんだっけ?」

名残惜しい感じすらあるが、約束は守らなくてはならないからな

「明日はどこ行こうかな」

夕日がどんどん傾いていた 








「作戦を始める、これより勇気の王(サマエル)の殺害計画を開始する」

“亀裂”のすぐ横で作戦の確認をしている五名の白い制服を着た人物

「内容は、サマエルを消滅させるそれとサマエルに組している悪魔または王の殺害だ」

紺色の髪の人物、名をカディス、この国キウン王国の最高戦力、称号『剣聖』現保持者、ザブラ・カディス

腰にある剣を引き抜き下に向ける

「さぁ悪しき悪魔、その王達、殲滅の時間だ」

五人下に飛び降りる、王の殲滅を達するために






朝が俺を殺しにかかってる

「あー、起きたくねぇなー」

一応前世では半ニートであった何故そうなったかはまたいつか話すとして、

ニートになる前から朝は苦手である、さえずる鳥の声は狂ったように俺を起こす呪いの呪文の様に、朝の日差しは俺を焼こうと息巻いており、朝メシの音は俺に二度寝を禁じるが如く、要するに

「朝嫌だぁ~」

絶賛泣き言中である

「今日までだっけ?自由時間」

日付を確認し今日である事を認識する、日差しは俺の肌を焼き上げようとする

まばゆい“朝”である

「王都の観光に行くかぁ」

渋々歩いていく宿の外に行くと何故かパレードのようなものが行われていた

両側に人がたくさん、真ん中を歩くのは

「あっ!昨日の騎士(ヘタレ)じゃん!」

見間違えるはずがないあの紺色の髪白い制服に肩には十字架、何故か手には二つの袋が握られていた

昨日と違うとこがあるとするなら

「あんな剣持ってたっけ?」

腰にあるショートソードである、他の人物は大剣なり巨大盾なり目立つものばかりなのに、あのヘタレに関しては腰にある剣一本のみ、別に鎧を着けてるわけではなく、盾がある訳でもない、ただ剣が一本そこ(腰)にあるのに目を離せない

よくよく見れば五人全員かなり汚れているし所々怪我もしている、そして大広場に着いた時その騎士の一人が声を高々に一言





「怠惰と強欲を滅ぼした、我らの安寧は人類の幸福はすぐそこである、我ら天使騎士団に敵は無し!!」

二つの袋から二つ首が転がり落ちるその首が顔がよく見知っている人物であり

見ていた人達の歓声が沸く

無意識のうちに俺の顔から血が頬を伝っていた

感想お待ちしています

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。