怒りの代償 怠堕との会合
皆さん、体調管理しっかりしましょう
あぁ今日も殺される、誰か知らない誰も知らない人からのただただ、純粋な殺意
この力を持ってから一体何度俺は、殺された?
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返し
気が、狂いそうだ
あぁ今日も殺された、これは一体いつまで続く?
刺され抉られ千切られ捻られ轢かれ潰され吊され締められ炙られ切られ捥がれ沈められ落とされ撃たれ焼切られ剥がされ
あぁ今日も一日が始まる、誰にも悟られぬよう無理に振る舞う、そうでないと自分がいつか壊れてしまいそうで
この強欲の国に来て一週間が過ぎようとした
やぁ!みんな久しぶりのベアルだよー!
今グリードさん家の前でひたすらに素振りをしているよ!
「こりゃもう剣道部バカに出来ねぇな」
すっごい腕がもげそう、もげそうなの今まで剣道部の素振りを見ててあれの何処がキツイんだ?
と疑問を飛ばしてた自分をぶん殴りたい
「頑張ってください」
おっ懐かしい声で応援してくれるのは
「なんかすげー久しぶりな気がするなマギ」
「えぇそうですね」
クスッと笑う
(かっわえーーー)
彼女は人間のような見た目だが人形である
以前の迷宮攻略の報酬で貰った中に彼女がいた
「あっそう言えば、グリード様が呼んでいましたよ」
「えっマジで?分かったわー後五時間ぐらい素振りして行くって言っといて」
「そりゃ行かねぇって言ってんじゃねぇか」
バガっと上からゲンコツを食らってしまった
はぁとため息を吐くと
「今後の事で話がある」
俺たちは強欲の城に足を運んだ
・・・・・・
「ちょっと長くないですか?」
歩き始めて二時間ほどかかっている、いまだに城のしの字も見えていない
「あぁ?仕方ねぇだろ文句言うなら初代のやつに言え」
「いやいや城よりもあなたの家を近づければ良いでしょ!」
ついツッコミを入れてしまった
「ちょっと遠すぎません?流石に人形の私でもキツいんですけど」
マギも音を上げている
「もうすぐ着くんだよぉあとちょっとぐらい気合いでなんとかしろ」
「「それ最初の方で聞きましたよ?」」
おっ!ハモった!
イェーイとマギとハイタッチしてると
「ほらもう着いたぞ」
「「王都じゃねぇ!!!」」
どうやらグリードさんは方向音痴らしい
「「つ、着いたぁ」」
俺とマギが同時に崩れ去る
結局のところ紆余曲折がありプラス三時間追加で城に着いた
「なっ?言っただろぉ俺の言う通りにしときゃすぐに着いた」
「すぐに迷ったの間違いじゃなくて?」
ドヤ顔をかますな、ほとんどマギのおかげだろ!
城の客室で三人
「それじゃ、今後について話し合おう」
「今後、ですか?」
机をまたいでグリード、俺の隣でマギが座っている
「俺の考えじゃぁお前らを怠堕の国に預けてぇと思っている」
「怠堕の国、ですか?」
その初めて聞く単語に疑問が溢れる
「希望の王にあった方がいい、あいつは俺たちの中で最強と言っても過言じゃない奴だ」
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