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隠し味、人の真心
かたちのない もの
かたちのない ひとのこころ
そこに もしも
あめふる場所で 目に映ったものは
やすらぎを求める 二羽のすずめ
そこにある すべてが
物語を 紡いでいて
なくものは ただの言葉とは異なって
歩く人々が 演舞をしていて
そこに 座席があり
雨宿りしている者は ただ すずめの会話を
聞いていて
一瞬一瞬が 人のかたちのない 物語
誰かが それをみて
わらったり 揶揄ったりする
自分の物語 その一部であることを 知りもせず
冒険する者は 物語に意味を持たせ
味わいを 添える
一服の コーヒーにすら 人のいろが交じる
味すら知らない者は きっと
苦い まずい と 呟く
人はおのおのが もつ
たった 一杯の飲み物に
かたちのない 魂を 宿らせる
かしこ




