探索(3)
「さて、次は何処へゆく。」
ニンマリとしながら妹に聞く。多分、今の俺の表情は非常に真っ黒いだろう。
「うぅ~、むりぃ~。きもちわるいのいたぁ。しんじゃう。やだぁ~。」
どうやら退行してしまったらしい。
「取り敢えず、現状では動かない方が危険だぞ。」
そう言って妹を立ち上がらせ、手を繋いて引っ張って歩いた。
勝手だが、次は南。つまる所、正門前。学院本棟である。
✯✯✯✯
現在、校内の適当な部屋の中だ。
校内に入った瞬間、妹がグスグスと泣き始めたのだ。その為、適当な所で慰める必要があった。
適当な部屋に入り、抱きしめて割と必死に慰めた。妹は一度泣き始めると長い。その為必死だった。何か色々約束した様な気がする。まぁ、良いだろう。
そして、今現在。妹は赤い顔をしつつも非常にとても上機嫌で|着崩れた服を直していた(・・・・・・・・・・・)。
一応、言い訳させて欲しい。襲った訳では無い。そして、俺からした訳でも無い。
最初はちゃんと慰めた。頭撫でて強めに抱きしめていた。落ち着き始めたので離れようとしたら再びグズるので、「どうしたい?」と聞き、妹の要望を聞き続けた。
気付けば、妹が対面で跨り艶かしく喘いでいた。そして、色々インフレして事に及び今に至る。
言い訳終了。スミマセンでした。最近色々あり過ぎてご無沙汰だったのです。目の前に可愛い女の子が居て自分の上で喘いで居たら? 無理です、戴きます。
おほん。切り替えよう。取り敢えず『洗浄』。
「優、大丈夫か? 無理はするなよ。」
流石にそこまで鬼畜じゃ無い。女は何回でも出来る代わりに非常に体力を使うし、心身にも負担が掛かる。早漏の男がそれなり好まれるのは、ここにある。因みに俺は………スマンとしか言えない。
「大丈夫、優しくしてくれたから♡ 少し休んだしもう動けるよ。準備万端♪」
凄まじく上機嫌だ。まぁ、良いだろう。探索開始だ。
✯✯✯✯
探索は非常に順調だった。上から順繰り見て周り特に何も無く下まできた。途中、先輩に電話してみたが、圏外か電源OFFなのか繋がらなかった。
そして、学長室に到着。クソ広い、そして無駄に豪華。とりま、ソファと絨毯を回収。
そして、隣の部屋。学長室からしか入れない。気になるではないかっ!!
完全私室だった。そしてやはりおかしい。猟銃があった。何でだよっ!?
ここまでの収穫は猟銃✕2、弾薬(100と少し)、ボーガン+矢。
「何か物騒だねぇ。」
全くだ。そして有難う。
「このまま裏に行くか。」
学長室をでる。
北は、第2体育館と武道館、職員用駐車場がある。
まず、体育館に向かうべく廊下を歩く。
そして、体育館前の廊下を歩いている時にふと気配がした。
「何か来るぞ。気を引き締めろ。」
窓からは見えない。そしてそれなり近い。
「曲がり角で先制する。」
人体模型位ならば問題無いが…。
息を潜め、タイミングを図る。妹もナイフを手に、対面の壁を背にしている。
3……、2……、1……、
微かに影が掛かりソレが見えた。そこで疾走する。
姿勢を低く斜めに距離を取り助走をつける。更に死角を取るべく微かな音と共に跳躍、壁を蹴り上げる。ソレの左上方を取る。
相手はそこで此方を捉えたのか動き始める。が、遅い。俺は、壁を蹴り上げた反動を利用し身体捻っていた。
そのまま叩き落とす様に、右回脚を相手の側頭部に叩き込んだ。




