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【DEEP・BLOOD】  作者: 六道 屍
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探索(2)







 「さて、妹よ。次に何処へ行く。」


 そう、問うた。


 「うーん。西?」


 つまる所、学年棟及び学科設備棟だ。


 「よし、行くか。」


 学年棟は1~5まで有るが、サクッと終わるだろう。サクッと終わりますように。


 「お兄、元気出して。もうちょっとだから頑張ろ。」


 慰められてしまった。ガンバロウ……。



 ✯✯✯✯



 現在、学年棟内だ。一応此処でも調べておくことにする。


 「やっぱり生きてんな(・・・・・)。」


 何一つ問題ないようだ。


 「? 何かいたの? いや、ハムちゃん居たけど。」


 ハムちゃんとはハムスターだ。今も手の上で撫でている…。いや、そうではない。


 「いやなに、ライフラインの事だ。」


 妹は小首を傾げる。


 「おかしいだろ、普通。あの日から数日、どれだけの被害が出てる? 都市機能が停止してても不思議は無いだろ?」


 なんだかんだあちこちで確認していた。時間、場所を問わず調べていたが、全ての場所で全てが機能していた。


 俺達は既に全て停止するものだと思っているが、未だ停止する様子は無い。ま、備えておいて損は無い。


 「あ~、確かに問題無く機能してるよね。何でだろ?」


 使える内は使っても問題無いだろ。


 「まぁ、良いだろ。次に行こう。」


 探索を再開する。


 結果、学年棟での収穫は無かった。



 ✯✯✯✯



 学科設備棟だ。そして妹がカリチュ○ガードしている。何故か。答えは目の前の怪異だ。そう、怪異(・・)だ。


 設備棟に入って少し、第1科学室でのことだ。入る時は何も無かった。ぶっしy…コホン。問題は出る時だった。俺が出入口に差し掛かった時、視界の隅に何かが映ったのだ。


 咄嗟に反対側へ上体を揺らし、腰を落としつつ勢いと重量をかけて上腕部をぶち当てた。そして、閉鎖空間から逃れる為に妹を抱き抱えて廊下に出る。


 即座にソレを確認すると出入口の少し向こうに居た。ソレは人体模型(・・・・)だった。


 人体模型というには少々異様で、全体的に薄黒く細かい筋が浮き出ていて、そして妙に生々しかった。


 「~~~~~っ。」


 妹はソレ見て声に成らない声を上げ、蹲ってしまった。


 ふむ、困った。手応えから大した事は無さそうだが妹が撃沈してしまった。まぁ、それが普通だ。何と言うか名状し難い程のキワモノだ。キモい、グロい、とってもリアリティー、の親切設計だ。


 ソレがゆっくり起き上がる。うん、キモい。グゥウィンって音がしそうな起き上がり方だ。と、いかん。状況確認と戦闘準備。


 《高次演算虚構(イデア)


 防衛&制圧だ。ギアを上げておく。


 結果、頭と心臓、全身を粉砕して終わった。


 その後、何とか妹が復帰し、妹の懇願で簡単に探索を行い設備棟の探索も終えた。


 探索中、それ以上は特に何も無く、薬品と金属だけ回収した。


 当然の如く人には会わなかった。そして妹が終始涙目で非常に可愛かった。







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