HAMBURGER BLUES第27話 前編 銀河一うるさいランチタイムと 履歴書の無い男
HAMBURGER BLUES第27話 前編
銀河一うるさいランチタイムと 履歴書の無い男
ギャァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
忙しいィィィィィィィィィィ!!!!!!
ベーコン足りねぇェェェェェェ!!!!!!
酒三つ追加ァァァァァァァ!!!!!
チーズ二倍ィィィィィィ!!!!!
誰だトマト百枚頼んだ奴ァァァァァ!!!!!!
AM 11:43
Wagyu Burger
完全飽和
完全臨界
完全狂気
beem
「次バーガー五ィィィィ!!!!!
肉を止めるなァァァァァ!!!!!!
肉は文明だァァァァァァァ!!!!!!」
MEAT ORACLE Mk-Ⅱ
ピピピピピピピッ
脂質 最適
温度 最適
人生 危険領域
beem
「黙れ機械ィィィィィ!!!!!
肉が語ってんだよォォォォ!!!!!!」
Walker
「人生の危険領域だけ正しい」
cool
BLACK SHAKER NOISELESS
シャッ
無音
完全無音
なのに
銀河ブラックマルガリータ完成
ギャルA
「きゃぁぁぁぁぁ♡♡♡」
ギャルB
「coolくん今日も死ぬほどカッコいい♡」
ギャルC
「結婚してぇぇぇぇぇ♡」
cool
「忙しい」
ギャル
「キャァァァァァァァァァァ!!!!!!」
beem
「何でだァァァァァァァ!!!!!!」
Walker
「静かな男は幻想を投影しやすい
人類史三万年の常識だ」
cool
「うるさい」
ピカァァァァァァァァァッ!!!!!!
店内
七色閃光
客
「目がァァァァァァ!!!!!!」
老人
「宇宙戦争始まったァァァァァ!!!!!!」
bads
「うるせぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
ファッションを理解できねぇ奴は
五世代遅れてんだよォォォォ!!!!!!」
本日のbads
The Adicts
OBSERVER QUEEN COLLECTION
ホワイトシルバー
超ミニプリーツ
背中全開ライダース
古代金星文明ジュエリー
耳
鼻
首
手首
全部ジャラジャラ
足元
COSMIC MIRROR RUNNER
歩く度
天井へ星座投影
客
「北斗七星出たァァァァァ!!!!!!」
老人
「若い頃見た星空じゃァァァァァ!!!!!!」
bads
「オイ」
全員
「何だァァァァァ!!!!!!」
bads
「今日
私
過去最高じゃねぇか?」
完全沈黙
Walker
OBSERVER-01
起動
ピピッ
「……」
「美学的には革命だ」
「The Adicts後期思想
古代装飾文化
未来都市機能性
全部融合している」
客
「おぉぉぉぉ!!!!!!」
bads
顔真っ赤
「……」
「……」
「うるせぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
仕事しろボケ共ォォォォ!!!!!!」
大爆笑
Noah
紅茶
TACTICAL COIN
カラン
カラン
YELLOW GHOST
「本日の騒音指数
限界突破」
Noah
「平常運転ですね」
YELLOW GHOST
「理解不能です」
Noah
「僕もです」
その時
カランッ
扉
開く
旅人風の男
革ジャン
ヘルメット片手
店内を見回す
男
「……」
「凄ぇ店だな」
beem
「席空いてるぞォォォォ!!!!!!」
cool
「酒飲むか」
bads
「私の靴見てから座れコラァァァァ!!!!!!」
Noah
「通常営業です
気にしないで下さい」
男
苦笑い
席へ座る
数分後
バーガー
一口
沈黙
二口
完全停止
三口
涙
男
「……」
「何だこれ」
beem
「愛だァァァァァ!!!!!!」
Walker
「脂質と哲学の融合体だ」
cool
「旨いならいい」
男
笑う
「最高だ」
「なぁ」
「一つ聞いていいか?」
全員
嫌な予感
男
Walkerを見る
「Walkerさんって
昔
何してた人なんだ?」
完全沈黙
店内停止
ギャル
固まる
老人
箸落とす
Noah
紅茶止まる
cool
酒を置く
beem
「……」
「聞くなァァァァァァァァ!!!!!!」
bads
「バカかテメェェェェェ!!!!!!」
男
「えっ」
Walker
静か
グラスを磨く
「別にいい」
全員
「良くねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
Walker
「昔の話だ」
Noah
小さく呟く
「……僕も詳しく知らないです」
cool
「俺も半分しか信じてない」
beem
「半分も信じてねぇ」
bads
「私は三割だ」
男
「何なんだよォォォォ!!!!!!」
Walker
笑う
「昔」
「宇宙の未来を観測していた」
完全沈黙
男
「……は?」
Walker
「CONTINUITY OBSERVATORY」
「連続性観測局」
「そこで働いていた」
老人
「始まったァァァァァ!!!!!!」
beem
「昼営業中に宇宙語使うなァァァァァ!!!!!!」
bads
「注文止まるだろォォォォ!!!!!!」
Noah
静かに笑う
「……来ましたね」
Walker
遠くを見る
「数兆通りの未来を
観測していた」
「だが」
「最後まで理解できなかった未来が
一つだけあった」
店内
完全静寂
客全員
耳を傾ける
Walker
グラスを置く
「……何故か」
「そこには」
「ハンバーガーショップがあった」
――第28話
『完全未来観測と 笑い続ける店』へ続く




