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HAMBURGER BLUES  作者: ハンバーガーブルース


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HAMBURGER BLUES第24話 第二幕 怒号のフロップと 観測者たちの夜

HAMBURGER BLUES第24話 第二幕

怒号のフロップと 観測者たちの夜




PM 14:12


ジュゥゥゥゥゥゥゥッ!!


シャァァァァァァァッ!!


鉄板



肉汁



怒号


ストロボ


歓声


全部同時


全部止まらない


Wagyu Burger


完全満席


客 二十七名


店側 五名


中央テーブル


金貨三千枚


ドサァァァァァァァン!!!!


ゴンザレス


「勝負だァァァァァ!!!!!」


客全員


「ウォォォォォォォォォ!!!!!」


「祭りだァァァァァ!!!!!」


「ベラ最強ォォォォォ!!!!!」


「酒持って来いィィィィ!!!!!」


beem


「上等だコラァァァァ!!!!!


肉焼きながらでも勝ってやる!!!!!


ハンバーガー屋を舐めんなァァァ!!!!!」


Walker


「待て


全員落ち着け


歴史的瞬間だ


労働者階級と常連客が


昼営業中に三千枚の金貨を賭けて潰し合う


これは文化財になる」



「うるせぇぇぇぇ!!!!!」


cool


シャカシャカシャカシャカッ


BLACK COMET MINI


昼営業限定仕様


黒ラム


銀河ライム


焦がしミント


超微粒黒胡椒


アルコール度数 63%


飲むと三秒だけ


人生の選択を肯定できる


ギャルA


「coolくーん♡」


cool


「邪魔」


ギャルB


「好きです♡」


cool


「そう」


ギャルC


「今夜空いてる?」


cool


「忙しい」


ギャル全員


「キャーーーーーーー!!!!!」


beem


「何でモテんだァァァァ!!!!!」


Walker


「静かな男への幻想だ


 人類は昔から説明不足な存在を神格化する」


cool


「うるさい」


その時


ピカッ


ピカピカッ


ピカーーーーーーーーーッ!!!!



「また光ったァァァァァ!!!!!」


老人


「目がァァァァァ!!!!!」


配達員


「信号機歩いてるぞ!!!!!」


bads


「うるせぇぇぇぇぇ!!!!!!


最新ファッション理解できねぇ奴は


帰れェェェェ!!!!!」


今日のbads


原色ピンク


原色イエロー


極太ストライプミニスカート


Wagyu Burger


ヴィンテージスタッフTシャツ


九十年前の伝説モデル


足元


アンドロメダブルー


ストロボスニーカー


歩くたび


ピカッ


ピカッ


ピカピカピカッ


客の集中力


消滅


髪型


右側


超極細編み込み


左側


銀河ウェーブ


毛先


シルバーアッシュ


頭頂部


ネオンイエローメッシュ



土星獣骨チョーカー



古代文明ピアス



VOID STAR


足首


連続性保存ブレスレット


完全武装


完全無敵


完全迷惑



「綺麗すぎて怖ぇぇぇ!!!!」


「神話生物だァァァァ!!!!!」


「直視できねぇ!!!!!」


bads


「オイ


髪型どうだコラ」


beem


「今それどころじゃねぇ!!!!!」


Walker


「いや


今回は本当に凄い


The Adictsの極彩色と


労働文化のヴィンテージTシャツ


未来と過去の圧縮衝突だ


しかもストロボスニーカーによって


歩行そのものがパフォーマンスへ変換されている」


沈黙


bads


顔が赤い


bads


「……」


「……」


「うるせぇぇぇぇぇ!!!!!


仕事しろバカ共ォォォォ!!!!!」


Noah


紅茶


一口


静か


無表情


「配ります」


サラッ


パサッ


シュルッ


カードが舞う



「おぉぉぉぉぉ!!!!!」


ゴンザレス


「手首がプロだァァァ!!!!!」


Walker


「角度一定


速度一定


回転一定


誤差0.2度以下


恐ろしい」


Noah


「普通です」


beem


「普通じゃねぇ!!!!」


Walker


「この子はカードを配ってるんじゃない


秩序を配布してる」


cool


「意味分からん」


フロップ


公開


♠A


♥10


♣A


ざわっ



「ペア来たァァァァァ!!!!!」


「レイズ!!!!」


ジャラジャラジャラァァァァ!!!!


金貨追加


beem


「来たァァァァァ!!!!!」


Walker


「落ち着け


フロップとは宇宙誕生だ


ここで全ての可能性が枝分かれする」



「また始まったァァァァ!!!!!」


Walker


「カードを見る前の未来は無限


見る行為そのものが世界線を固定する


つまりポーカーとは


観測の芸術なんだ」


ゴンザレス


「長ぇぇぇぇぇ!!!!!」


Noah


紅茶


一口


「コール」


静か


冷静


小声


「……右耳のピアス


一回だけ触って下さい」


bads


「はぁ?」


Noah


「お願いします」


bads


「意味分かんねぇ」


Noah


「後で説明します」


ほんの数秒


bads


右耳を触る


ストロボ


ピカッ


客全員


そっちを見る


その一瞬


Noah


視線だけで


全員の反応を読む


呼吸


指先


酒量



瞬き


全部記録


Walkerだけ


眉をひそめる


Walker


「……待て」


cool


「何だ」


Walker


「今


情報量が増えた」


beem


「肉が足りねぇんだ!!!!!」


Walker


「違う!!!!!」


ターンへ続く








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