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HAMBURGER BLUES  作者: ハンバーガーブルース


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HAMBURGER BLUES第21話 前編  700年越しの鼓動と、世界一うるさい納車式第一幕鉄と怒声と、四人の職人

HAMBURGER BLUES第21話 前編       

700年越しの鼓動と、世界一うるさい納車式第一幕鉄と怒声と、四人の職人




次元の狭間シティー




BLACK PISTON




午前四時十三分







ネオン










煙草




ブルース




そして




七百年前の亡霊






工房中央




そこに置かれていた




黒く巨大なVツイン




四本出しマフラー




七百年間




川底で眠っていた怪物






beem


「……」




「いい肉と同じだ」




「時間は腐敗じゃない」




「熟成だ」






Walker


「始まった」






bads


「また肉」






cool


「でも分かりますねぇ」






beem


「この鉄は生きてる」






「まだ走りたいって言ってる」






静寂






ドンドドンドンドンッ






外では誰かがバイクを吹かしている






GRIMM


「お前ら」




「本当に組むのか?」






Walker


「当たり前」






bads


「五日休業して帰れませんでしたーじゃ済まないんだけど」






cool


「noah君」




「泣きますからねぇ」






beem




笑う






「だから」






「やる」








巨大鉄板が持ち込まれる






フレーム






ダーティイエロー






未来の外装






古代の心臓






狂気の設計図






Walker


「車高」




「あと七センチ落とせ」






GRIMM


「無茶だ」






Walker


「無茶じゃない」




「美学」






bads


「もっと低くしろ」






cool


「段差で死にますよぉ」






bads


「死なねぇ」






Walker


「死ぬ」






bads


「死なねぇって言ってんだろ!!」






beem


「いや」




「落とそう」






Walker


「お前まで乗るな!!」








ギュィィィィィン






火花






金属音






GRIMM


「固定!!」






cool


「押さえますねぇ」






bads


「熱っ!!」






Walker


「軍手しろ馬鹿!!」






bads


「ファッションに軍手はねぇんだよ!!」








今日のbads






The Adicts




ダーティイエローミニワンピース




極端に短い






肩を大胆に見せるデザイン






The Adicts




イエローハイカットスニーカー


















足首






古代惑星ジュエリー






ジャラジャラ






髪型






イエローアッシュ






サイド編み込み






アップスタイル






完全武装






bads


「ねぇ」




「今日の私」






「過去最高じゃない?」






cool


「最高ですねぇ」






beem


「黄金文明」






Walker


「腹立つほど似合ってる」






bads


「でしょう?」






「お前ら」




「感謝しろよ」




「毎日美女見れてんだから」






Walker


「恩着せがましい」






cool


「事実ですねぇ」






beem


「美もまた食文化」






Walker


「何でも哲学にするなァァァ!!」








Vツイン




持ち上げ開始






GRIMM


「せーの!!」






全員




「うおおおおおおお!!」






ゴゴゴゴゴゴ……






ズシィィン!!






収まる






静寂






全員




見る






七百年前の鼓動






未来のフレーム






一つになる






beem




小さく呟く






「ようこそ」






「新しい人生へ」








Walker


「マフラー角度」




「二度右」






cool


「いや三度ですねぇ」






bads


「四本全部もっと外に出せ」






GRIMM


「火傷する」






bads


「知らねぇ」






Walker


「知らねぇで済ますな!!」






beem




じっと見る






「……」






「いや」






「badsが正しい」






「少し外へ出そう」






Walker


「また始まったァァァ!!」








夜明け






工房の外






雨が止む






ネオンが濡れた路面に映る






そして






まだ






完成しない






だが






誰も疲れていない






酒臭い






怒鳴っている






喧嘩している






でも






全員笑っている






cool


「完成したら」






「noah君」




「驚くでしょうねぇ」






Walker


「泣くかもな」






bads


「泣いたら笑う」






beem




静かに笑う






「家族だからな」








ドンドドンドンドンッ






遠くで




誰かのVツインが鳴る






次回




第二幕


黄色い悪魔と、The Adictsの女王




ついに




ダーティイエローの怪物が




その姿を表す





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