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HAMBURGER BLUES  作者: ハンバーガーブルース


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131/199

HAMBURGER BLUES : CONTINUITY CORE第82話 前編④ 爆音着火burning

HAMBURGER BLUES : CONTINUITY CORE第82話 前編④

爆音着火burning




ベラ地区



午前八時十九分



Wagyu Burger


入口


ガラン


ガラン


最後の客が手を振る


また来るぞォォォォォォ!!!!



beem


毎日来いィィィィィィ!!!!


金も忘れんなァァァァァァ!!!!


店中


爆笑



ガッチャン..



入口の鍵が閉まる



店内


静寂


……


……


……


二秒後





bads


よォォォォォォし!!


行くぞォォォォォォ!!!!


THE COREが私を待ってるゥゥゥゥゥ!!!!



beem


うるせぇェェェェェェ!!!!


まだ準備終わってねぇェェェェェェ!!!!



Walker


観測結果


準備とは


終わるものではない


途中で出発するもの



beem


だから意味分かんねぇェェェェェェ!!!!



Noah


でも……


ちょっと分かります



beem


また感染したァァァァァァ!!!!


店中


爆笑


五人



店を振り返る


赤いネオン


Wagyu Burger


毎日見ている看板なのに


今日は少しだけ違って見えた



cool


静かに鍵を掛ける


カッチッ....



その音だけが


朝の空気へ溶けていく



cool


帰って来よう


もっといい店にしたい。



全員


……


誰も返事をしない


でも


全員笑っていた


歩き出す


アスファルト


朝露


少し冷たい


五台の愛車が朝日を受ける


漆黒のマットブラック


まるで巨大な黒曜石


beemはタンクを軽く叩く


相棒


今日も頼む



ダーティブルー


Walkerの車体は


長年使い込まれたデニムのような色


傷一つ一つに旅の痕跡が残っている



カーキ


coolの車体は


静かな森の色


派手さは無い


ただ美しい



ベージュ


badsの車体だけ


朝日を浴びて柔らかく輝く


サドルには昨日買ったTHE CORE限定バッグ


その金具まで美しい



ダーティイエロー


Noahの車体は


まだ新しい


黄色いLEDが薄く呼吸するように点滅している



Noah


……


小さく深呼吸する


去年までは


いつもbadsの後ろだった


今日は違う


今日は


自分のバイク


自分の旅


誰にも見られないように


グローブの中で拳を握る


嬉しい


でも


少し怖い


Walkerが横へ並ぶ


緊張してる?



Noah


してません



Walker


嘘だね



Noah


……


少しだけです



Walker


それでいい


怖くない旅は


記憶に残らない



Noah


……


また難しい事言ってます



Walker


最近


半分くらい分かるでしょ



Noah


……


半分だけ


二人が少し笑う


その瞬間



bads


ふざけてんじゃねぇぞコラァァァァ!!


オオオオイッ!!!!


いつまで青春してやがるゥゥゥゥゥ!!



Noah


違います!!



Walker


青春ではない


CONTINUITY



bads


全部CONTINUITYで済ますなァァァァァァ!!!!



beem


お前らァァァァァァ!!!!


いつまで喋ってんだァァァァァァ!!!!


旅はもう始まってんだよォォォォォォ!!!!


風が吹く


五人のジャケットが同時に揺れる


朝焼けのベラ地区


ネオンはまだ消えない


道路の向こうでは


街の人達が立ち止まり


五人を見つめていた


誰もまだ知らない


この旅が


Wagyu Burgerを


もう一段階


幸せな場所へ変えてしまうことを


そして


この旅の途中


誰も予想しなかった涙が


彼らを待っていることを


ドドドドドドド……


まだエンジンは掛かっていない


それなのに


五人の鼓動だけが



爆音のように鳴り始めていた


ドキンッドキンッドドドド................... ..




──前編⑤へ続く

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