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俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第6章 戦後そして復興へ
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第7話 復讐するは我にあり

宜しくお願い致します。

ザルツベルグ帝国 帝都


「両国ともハルトが出て来ると言ったら張り切って兵を出して来そうだな。」「そう思います。特にハーメルン帝国は皇帝が燃えて来そうですね。」


「どちらにせよ1か月は掛かるだろう。ハルトも怠りなく準備を頼む。」「承知致しました。」「陛下。我が国の兵はどういたしますか?」


「順当にいけば第1騎士団長ミュラーか第3騎士団長ワーレンが妥当かな?」「分かりました。どちらにせよ一旦帝都に引き上げさせねばなりませぬ。」


「第2騎士団長の後任も決めないといけないね。いっそハルトが兼任するって言うのはどうだい?」


「私としてはマーガレット皇女がすべきだと思います。」「なっ・・」「ムリだろ・・」ロバートと宰相が驚きの声を上げる。


「当然、非難や批判はあるでしょう。兵から言われてまた逃げ出すなら毒にも薬にもならない貴族の奥方に収まるのがよろしいかと思います。」


(正直に言えばそれも考えなかった訳では無い。)ロバートはそう思っていた。(しかしそれではマーガレット様があまりに不憫な・・)と宰相は思っていた。


「この国を思えばこそです。これを乗り越えれないならもっと厳しい難局は乗り切れないと私は思います。」「分かった。考えておくよ。」とロバートが難しい顔でそう言った。


俺は翌日、ホライズンに戻った。「お帰りなさいませ。どうやら弓騎兵隊が敵を発見したと連絡がありました。味方の準備が整い次第攻撃するそうです。」とハンベエが言う。


「そうか。上手く行きそうか?」「報告を聞く限りでは抜かりは無さそうです。」


「済まないが主だった者を集めてくれ。」そう言うとぞろぞろと集まって来た。


「今回、活躍したという準騎士爵は何という名だ?誰か知っているのか?」「ウオーター準子爵でもうすぐ60歳になるそうです。」とセバスが答えた。


「ムサシと変わらんなあ。」「そうなりますね。」「落ち着いたら会って見よう。ご招待してくれ。」「承知致しました。」


「さて、ここからが本題だ。」と言うと全員緊張した顔になる。


「先日、傭兵ギルドのバウアー氏から得た情報によると3国の国境に深い森がありそこに『義賊の英雄』が潜んでいると言う情報が入った。」と言うとどよめく。


「それ以外に亜人がいるとか魔族が住んでるとか強力な魔獣がいるとウワサもある。そこで調査を兼ね、討伐軍を出そうと言うことになりそうだ。」


「しかし大将。他の国に逃げられる可能性もあるでしょ?」とベオウルフが聞く。


「そうだ。だからハーメルン帝国と神殿騎士団の副団長ドロイゼンに頼んで3方向を包囲する事になりそうだ。恐らく協力してくれるだろう。」


「いつ出陣です?」「俺も早く出たい!」「私達も!」とアズナブールとアイスバッハ、マチルダ、サーシャが言う。


「恐らく集合は1か月後だろう。なので2週間後に出立出来るよう準備してくれ。今回はゲリラ部隊だけで出るぞ。」と言うと「もっと早くても良いのに・・」と4人が嘆く。


会議が終わり一息入れていると「ハルト様よろしいですか?」とハンベエとセバスが言う。「良いよ。どうした?」


「例のローズの件です。」と言う。


「ハルト様がローズの母から関わるなと釘を刺された後にラング伯爵派閥のパーティーが開かれ息子達のお披露目会と言う名目で貴族の子女が集められました。」


「ラング・・ラング・・何処かで聞いた名だな。思い出した。ろくでなしのゴロツキのような連中だったなあ。」


「そうでしょう。そのパーティーで子女は攫われ1週間ドラッグ、媚薬漬けにされ100人以上から蹂躙され参加者は全員懐妊したようです。当然ラングは知らぬ存ぜぬを通したようです。」


「その中に『薔薇の美女』5人もローズの母に参加せよと言われ参加したようです。その後、正気を取り戻し全てを思い出したローズが自殺しかけたと言う事ですな。」


「5人が全部を母親に話したのでしょう。勢い込んでラングに文句を言いに向かったようです。」


「ところが立場が低い母親が乗り込んで行っても取り合って貰えず『ふしだらな娘達を押し付け儂のせいにするのか!』と逆に切れられ意気消沈して戻ったようですな。」


「そして3ヵ月もすれば誰の子か分からないままお腹が大きくなり始めた娘達を見て今になって後悔していると言う事です。」


「アハハ!あの母親らしい失敗談だな。それで父兄がすり寄って来た訳だ。しかしこのままだと気分は悪いな。どうしてやろうか?普通に破滅は面白く無いな。」


「それなら1つ提案が。」「何だハンベエ?」


「今回の山狩りの先鋒をラングの派閥にさせましょう。当然、逃げれば手足を捥いでやります。全滅した後は家族や郎党は全員奴隷落ちですね。」


「早速計画に移そう。セバスは今の事を陛下や宰相に連絡してくれ。陛下に勅命でラング一派を先陣の名誉を与えるように。そして兵達に1人も逃がさぬよう指示をさせて。」


「ハンベエはドラッグや媚薬を売ったやつらを探してくれ。そいつらのブツと金は全て回収。携わった人は全員地獄を見させてやろうじゃ無いか!」


「承知致しました。」と2人が答え早速行動に移った。

お読み頂きありがとうございます。

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