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俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第7章 一葉落ちて天下の秋を知る
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第3話 リジャプール王国到着

宜しくお願い致します。

ザルツベルグ帝国 ホライズン ハルト館


ゲンさんやハンベエとは別の工房を作りドワーフ50人に「弓騎兵や兵の防具、それに馬やディノニクスドラゴンの鎧をお願いします。」


「ドラゴンに鎧?」「作った事は無いが食べられたりしないのか?」「弓騎兵隊と言うのは蛮族じゃないか?大丈夫か?」と不安そうだった。


「ドラゴンを採寸する時は私も立ち会います。安心して下さい。」と言うと「それなら良いか?」「そうじゃな。」と言って決まった。


蛮族の長だったエイリークは「我らに鎧など要らぬ!」と叫んでいたが「俺と鎧無しで戦って見るか?」と言うと渋々従った。


むしろ女性陣は「やっと鎧とか支給して貰えるの?」「男どもはいやらしい目付きで私達を見てるのよ!」「だから着させたく無かったのよね?」と避難轟々だった。


若い女の子は蛮族衣装である毛皮を嫌っていた。夏は暑いので薄着になると男の視線が気になる。そして町の女性から田舎者扱いされるのを嫌がっていた。


翌早朝から薬品を作ったり石油ランプを作る為、職人ギルドのジンゴロウさんにガラスでランプ作りを依頼していた。


すると「ウオーター準騎士爵様がお越しです。」と呼ばれ急いで戻った。「お初にお目にかかります。ハルトとお呼び下さい。」と挨拶をする。


「さすが物腰は柔らかくとも武人の雰囲気をヒシヒシと感じるわ!その辺のボンクラ貴族と物が違うようじゃ!」と豪快に笑った。


息子と孫3人も連れて来ているようだが彼らも中々の武人のようだ。「それでウオーター殿?まさか挨拶だけの為に来られた訳でもありますまい。」


「そうですな。回りくどいのは苦手ですので率直に申し上げます。息子に本領安堵をお願いに参りました。」「良いでしょう。ウオーター家には今後も領内を守って頂きたい。」


「おお!感謝致します!」と喜んだ。


「あの・・して頂いて貰えるとは思っておりませんでしたが孫を人質にとか言われないのですか?」「アハハ!何故そんな面倒な真似を私がしないといけないのです?」


「今日初対面ですよ?」「そうですよ。それで何か問題でも?ご存知かどうか分かりませんが長年の貴族が陛下を裏切るご時世です。何回会おうとダメな人もいますよ。」


「裏切れば粛清が待っている。それを逃れるだけの力が無ければ謀反しない事です。それが分からないから滅びるんですよ。」ハルトに言われ祖父と息子はゾッとした。


(敵にすべきでは無い。むしろ忠節を尽くし這い上がるべきだ。)祖父と息子はそう考えた。「では人質では無く修行で預けさせて頂けませんか?」と息子が言う。


「分かりました。名前は?」「ミルです。20歳になりました。」「トモエです。18歳です。」「ハンセンです。16歳です。」と答えた。


ウオーターは礼を言って3人が残った。それぞれをボナパルト、ハンベエ、ケネディに預ける。「ウオーター準騎士爵のお孫さんだ。鍛えてやってくれ。」「承知致しました。」と3人が答えた。


ムサシにも「3人増えるが良いか?」「もちろんです。お安い御用じゃ。」と笑った。「明日の朝、リジャプール王国出身者は1度帰国しないか?」と聞く。


「何がありました?」「何も無いがドワーフを鉱山に連れて行くついでに帰国したらどうかと思っただけだ。」「久しぶりに帰ってみようか?」「そうだな。」と言っていた。


「あなたも帰るのよ。久しぶりに私の家族に会いたいでしょ?」と言われているのはアズナブールとアイスバッハだった。


「俺の故郷じゃねえし懐かしさも感じねえからお前だけ帰れ。」「はぁああ?あり得ないんだけど!」と揉めていた。


「アズナブールとアイスバッハ。身重だから一緒に帰ってやれ。出産までいて良いぞ。」「大将・・それは無いんじゃないですか?」と2人涙目になっていた。


翌朝、ドワーフ150人と100人の兵、憂鬱そうなマチルダ、サーシャ、アズナブールとアイスバッハがため息をついていた。


「アズナブールとアイスバッハが暗いのはまだ分かるが、マチルダとサーシャは何故そんな顔をしてるんだ?」「そりゃそうでしょ!何故エマの侍女が4人も付いてくるのさ?」


「良いじゃ無いか。鍛えて貰えるんだろ?」「何の教育されてるか・・知らないくせに・・」「へえ。じゃあ教えてくれ。それとも見に行こうか?」


「それは絶対イヤ!」「私なんか関係ないのに・・」と2人が言う。


国境の鉱山で150人のドワーフと帝都で買った酒を100樽降ろす。スゲー喜ぶ150人。「では試作が出来たら直ぐ送り届けますぞ!」「よし!先ずは掘れ!」「やるぞ!」


王都に着くと「5日後に王宮に集合してくれ。」と告げると「明日でも良い・・」「ホントだよ・・」と文句を言うアズナブールとアイスバッハだった。


帰国した途端、王女のマチルダは相変わらずジジイ共に大人気だった。「どうじゃ王女!今夜は儂と1発!」「何を言う!王女は儂のような男に惚れるのじゃ!」「ワハハ!衰え知らずの儂が相手じゃ!」


「お前のジジイ人気は相変わらずだな?」「私・・今・・アンタに殺意を抱いてるわよ・・」とマチルダに睨まれた。

お読み頂きありがとうございます。

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