第2話 ライフル銃へ
宜しくお願い致します。
ザルツベルグ帝国 ホライズン ハルト館
「良いじゃ無いですか。」とシモーネの提案に賛同するケネディ。「もし闘技場が出来たら賭けも出来て集客出来ます。興奮したお客の受け皿としていいと思います。」
「魔法具のランプも出来てますからね。賭場も遊郭も行けると思いますよ。」とハンベエも言う。「カジノ?パチやスロなら知ってるけど?他は知らないわ。」と言うネム。
「さいころやトランプにルーレットなんて無いからなあ。」
「例えばアミダくじやビンゴゲームとかは?女性に受けそうだわ!」とネムが言う。「ほう!それはどんな物でしょう?」と全員が興味を示す。
説明をしてやってみると受けていた。「では具体的にどうします?」とケネディがシモーヌに聞くと「昼はアマゾネス達が中心で夜は私達が受け持つわ。良い夢を見せてあげる!」
アマゾネスの女王がやって来て「結婚する人が300人。娼館へ行くのが200人。残りの3000人は戦いだわ。」と報告する。
ドワーフの族長は「山で採掘、鍛冶をするのが150人。ここで武器や防具等を作るのが50人。そして儂ら5人は戦士じゃわい!」
「ではカジノ、娼館、ホテル、温泉、お土産物店や飲食店などの商売に関する支配人は私にお任せを!新たな制服をブリジットさんと打ち合わせしますの!」とヴラドが名乗りを上げた。
「良いだろう。センスの良い所を見せてくれ。」
「分かりました。退廃的でエレガントな衣装から清楚なハイソサエティーな物まで揃え、人選も厳しく選抜致しますわ。」少しオネェが入ったヴラドが答えた。
そういえば何故か連れ帰ったエミール達がいるBARが1部のマニアの間で人気なようだ。セバス、デューク、ヴラドは毎日入り浸っているしホライズンや帝都からもたくさんの愛好家が来ていた。
ボナパルト、ハンベエ、ケネディから今までの報告を受ける事になった。
「先ずはオリガだが男達に交じって戦いや用兵など課題を与えながらこなしている。中々の素材じゃな。それと先の山賊じゃが貴族崩れ、騎士崩れが大半じゃった。」
「死傷者はどうだ?それと準騎士爵はどんな感じだ?」
「死傷者はそれほど多くは無いがそれでも5名死者は出た。防具を身に付ける事も考えねばならんといってるのだが。特に弓騎兵隊はな。ウオーター準騎士爵は明日来るそうじゃ。」
「分かった。内政面はどうだ?順調か?」
「農産物はこれ以上無いくらい順調です。帝国に払う税を引いて給金を支払っても大金貨1000枚は残る予定ですね。今は学校、住居、商業地に投資してるのでそう残りませんが。」
「エメルダや他の内政官候補はどうだ?」
「そうですね。農作業をやらしても売り子をやらしても全員泣き言は言いませんね。ホテル、病院、温泉旅館も順調です。病院は連日満員ですよ。こちらも大金貨500は残りそうです。」
「ハンベエには後で頼みもあるが魔族の侵攻も近い。この周囲の防衛強化をボナパルトと協力して行ってくれ。」
「分かりました。露骨な要塞化を避けろと言う訳ですね?」「そうだ。変にこの国全体から勘繰られるのは避けたい。」
「軍師としてオルガをはじめ5人くらい良さそうなのが居ます。皆熱心に学んでいます。後は実践をどれだけ学ぶかでしょうね。それと魔族侵攻はホントですか?」
「ハンベエは覚えているか?リジャプール王国で会った魔族を?」
「ええ。覚えてます。彼がそう言ったのですか?」「俺は信用できる情報だと思ってるが今の時点での話だからまた状況は変わる可能性もある。」「なるほど。分かりました。」
「ハンベエとゲンには新たな武器を作って欲しい。形になるのは先の話かも知れないがな。もちろんそれまでは忍者部隊と協力して罠の設置も頼む。」
弾薬とライフル銃の説明をして「どうだ?構造は分かるか?」「ああ。おおよそな。しかし危険な物だな。武器の概念を覆すくらいだ。」とゲンさんが唸る。
「これって銃身が真っすぐなら真っすぐ飛ぶもんですか?」「ライフリングと言って螺旋状の溝が必要なんだ。そうする事でジャイロ効果が期待できる。」
「よく分かりませんが空気の抵抗を受けないというか受けにくそうな気はしますね。」頭の良いハンベエが理解を示してくれた。
「でもこれって凄く無いですか?大きな銃にして先端の弾薬に火薬を付け爆発力を高めたら・・想像すると怖いですよね。しかもその周辺に臭水を撒いておけばかなりの効果を発揮する。」
「実際、有り得るんだ。」
「そうですよね。魔法がどんなに強くても魔法障壁で防がれればお終いです。しかし物理攻撃は魔族だって防げませんよ。これは画期的です!早く完成させましょう!ゲンさん頑張りますよ!」
「おっ?おう・・何かよく分からねえが凄そうだと理解した。あとは暴発させない工夫と雷管と言われる物を上手に作らねえといけねえな。」
「ゲンさん!これから1か月はロクに寝れないと思って下さい!完成させたらゆっくり寝させてあげますから。」「おいおい・・お手柔らかに頼むぜ・・」と嘆いた。
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