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俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第1章 プロローグ
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第10話 ハルト付与される

よろしくお願いいたします。

ザルツベルグ帝国 ホライズン


「セバスさん。率直にお伺いしてもよろしいでしょうか?」「何なりとお聞きください。」「今までの御給金は?」「月銀貨3枚です。」「なるほど。では・・」


そう言って大銀貨3枚を出し「1年分を大銀貨1枚でよろしいでしょうか?後は必要と思われる物や情報を得る為の経費に使って下さい。」


そう告げると2人が驚く。「なっ!坊主!それなら俺に頼めよ!」「マイヤーさんはもっと高そうですよ。」「そうだ。それに請け負ったのは俺だぞマイヤー。」


「あとメイドや農業、畜産が出来る人間が欲しい。」「それなら月に1度帝都で奴隷市が開かれるので行ってみませんか?」


「旦那様。帝都なら付与師もいますわ。」「奴隷市なら3日後だぞ坊主。」「じゃあ早速行ってみるか。」「なら俺も行こう。」とマイヤーが言う。


「仮にもギルドマスターだろ!」「良いじゃねえかセバス。俺だってたまには休みが必要だろ?」「知らねえよ!」「お前!仕事斡旋してやった恩をあだで返すのか!」


「分かりました。ご一緒して下さい。」「やっぱ坊主は物分かりが良いなあ。」「我が主。このような者を甘やかすとつけあがります!」「うるせえよセバス!」「良い大人が揉めないで!」


明日の朝、旅立つ事になり馬車の手配や奴隷市の段取りをマイヤーさんがしてくれることになった。俺とノワールとセバスさんは土木業者と大工さんの所に行く。


「なるほど。道路を拡げて真っすぐにすれば良いんだな。それとこの住居・・長屋って言うのか?こんな建物作った事はねえが面白いな。」


ざっとした図面を書き説明した。「上下水道完備に薪ストーブに床暖房、大浴場って俺達が住みてえくれえだな。」と笑う。


「前金で大銀貨2枚。完成したら残りを計算して請求させてもらう。」

「分かりました。お願いします。」


支払いを済ませ、俺達は家に帰りセバスさんは「マイヤーが抜けて無いか確認します。」とマイヤーさんの所に行った。


その夜、誰も居ない大きな屋敷でノワールは大絶叫で派手にイキまくった。「アアン!コレコレ!みだらなノワールを愛して!」


翌朝、セバスが御者で貴族が乗るような馬車で迎えに来てくれた。


「おはようございます。ハルト様、ノワール様。」

「おはようございます。セバスさん。」と2人で挨拶すると「セバス。で結構です。」と笑顔で言う。


「さあどうぞ。」と言われ馬車に乗り込むと「おはよう。」と言うのはマイヤーさんだけで無かった。バウアーさんやマーサさんもいた。


マーサさんから眼鏡を貰った。「少しでも変装になるかと思ってね。」ある程度事情が分かっているのだろう。お礼を言って受け取った。


「坊主。この帝国の事情を知っているか?」「いいえ。全く。」


するとマイヤーがザルツベルグ帝国を語り始めた。今の皇帝は7代目で45歳。皇位継承権のある息子が5人。娘が7人いるが帝国に女性は皇位継承権は無いらしい。


そして今の皇帝になり貴族はかなり減ってきているらしい。自分の父は貴族の派閥争いに巻き込まれ死んだ為、怪しい動きをすれば即座にお取り潰しにかかっていると言う。


(それで伯爵も消されたのか。)と思っていると「長男から4男まではパッとしねえが5男は中々の人物だと言うウワサだがな。」と言うバウアー。


「しかし1番支援者も少ないな。」「私は5男と同い年の長女が女王になればこの国は少しは面白くなると思うんだけどねえ。」


皇帝の1番のお気に入りで今は南方総司令官としてナン王国の国境の町に駐在しているらしい。『とにかく強い』と言うウワサだ。


そんな話をしていると帝都に到着した。すっかり日も暮れていたので宿探しかと思うとマーサのつてで高級そうな宿に泊めて貰えた。


翌朝、マーサさんに紹介された付与師の所に行った。「私はレナ。あなたがマーサさんの紹介のハルトちゃんね。大きいわねえ。大きい事は良い事だわ。」女性に褒められ男として誇らしく思った。


「旦那様。今思われてる事は違うわ。」と小声でノワールに注意される。「さてと、チャクラについては知ってるかな?」と聞かれ首を振る。


「人体には7つとも10あるとも言われているわ。でも全て解放すると多大な力を得られるけど多くの犠牲を支払わされるのよ。だからせいぜい3つくらいまでね。もう少し成長すれば5つくらいかな。魔法適正はありそうね。今日は3つ解放するわ。」


上着を脱ぎ上半身裸になり「真っすぐ立って!」と言われピンとなる。「惚れ惚れするくらい良い身体ね。」と言って肩甲骨辺りに手を添えられる。


「どう?熱いでしょ?」「背中が焼けるようです・・」「まず1つ目を解放するわ。身体で暴れている気を自分の中で循環させるのよ。そう!上手ね!」


「次に2つ目を解放するわ。先程より熱くならなければ上手くいってる証拠よ。」と言われ頷く。「最後に3つ目を解放するわ。今度は手や足に気を集めて。」


感覚的に言われた事をしてみる。「そうよ。それで身体能力も上がるのよ。一先ず4大魔法を付与していくわ。」と言って火、水、土、風が付与されたようだ。

お読みいただきありがとうございます。

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