転生者たちは舞台裏で語る(ヒロイン視点)
遅くなりましたが後半です。
広い心で読んでください。
ヒロイン・・・レナ 日本名 神崎玲奈
悪役令嬢・・・エヴリーヌ・アンブロジオ侯爵令嬢 日本名 大崎みこと
第二王子・・・マティアス・ユグドレイヌ第2王子
あのセリフも言った。あの行動もした。イベント回収も完璧だった。
なんで?どうして?何がいけなかったって言うの?
ちゃんとゲームのシナリオ通りにしたのにっ!
何度も何度も自分の行動を振り返る、
それでも間違いが見つからない。
何度も何度も問い直す。
それでも答えが見つからない。
わたしはヒロインのはずなのに!!!
自分がヒロインだ、なんて頭がお花畑か中二病こじらせた人と思われるかもしれない。けど、わたしは確かにこの世界のヒロインなのだ。
自分が転生というものをしているのだと気づいたのは、光属性の魔法が発現したとき。
お母さんが目の前で暴れ馬の引く馬車に轢かれ、瀕死の重傷を負った。無我夢中でお母さんのそばに駆け寄って手を取って、そして気づいたらベッドに寝かされてた。目が覚めてすぐに無傷のお母さんが駆け寄ってきて、涙を浮かべながら抱きしめてくれた。一瞬夢だったのかな、と思ったけど、確かに事故はあったのだと近くにいた騎士さんが説明してくれた。
説明によると、わたしがお母さんの手を取った瞬間、わたしを中心に発光し、光が落ち着いた時にはお母さんの怪我は治って、暴れ馬も落ち着きを取り戻していたらしい。初めてなのに高度な光魔法を使ったこと、そして大量の魔力を消費してしまったショックでわたしは気を失ってしまいそのまま3日も寝込んでしまっていたのだ。
そして、その寝込んでいた3日間で前世のことを思い出した。
前世の記憶が戻ってすぐは、正直記憶のことも何もかもしっかりと考える余裕はなかった。光属性の魔法が使えるってことが分かってすぐ検査だとか、魔法の勉強だとか色々あって忙しかったから。でも少しだけせっかくなら、わたしがプレイしたことがある乙女ゲームに転生してないかな~って期待したのは内緒。そういう設定の小説があるって話は知ってたし、珍しい光属性が使えて貴族の学校に入るって乙女ゲームによくある設定だったしね。
新しい生活に慣れ始めたある日、先生から魔法学院に入ることが決まったと伝えられた。その学院は本来貴族しか入学できないけど、光属性が使えること、計測した魔力がとても多かったことを踏まえ特例での入学が許可されたということだった。その帰り道、わたしは期待を胸にこれから通うことになる学院を見に行った。そしてその学院がわたしのプレイしたことのあるゲーム、『愛と断罪の劇場』の舞台だと気づいたのだ。
前世のわたしは日本に住む普通の女子高生だった。両親と姉とわたしの4人家族で、成績は中の上位。彼氏欲しい~とか言い合う友達もいたし、そろそろ真面目に進路を考えなきゃなって思ってた。そんなわたしの趣味は乙女ゲームをすることだった。きっかけはお姉ちゃん。小学校高学年の時お姉ちゃんが居間でゲームしてたから、何してるのって聞いたら、きれいな男の人が描いてあるゲームのパッケージを渡されて、乙女ゲームの説明をされた。それから、お姉ちゃんの買ってきた乙女ゲームを一緒にプレイするようになった。最初はお姉ちゃんと、こんなこと言われたい!とかキャーキャー言いながらゲームができるのが楽しくてやってた。でもいくつかゲームをするうちに、だんだんとゲームの主人公に自分を重ねて、キャラクターに恋するようにプレイするようになっていった。そうなってからは、自分でも積極的にゲームを手に入れて、色々なシチュエーションで色々な男の子たちと恋をするようになった。恋多き女だわっなんて、お姉ちゃんとふざけて言い合ったりしてたけど、現実は現実、ゲームはゲームってちゃんとわかってたつもり。現にお姉ちゃんは特定のキャラクターに嵌ってグッズを集めたりしてたけどわたしはそんなことなかったしね。
ちなみに死因は赤信号待ちをしていたら、トラックが突っ込んできたところまで覚えてるから、多分そのまま死んだんだと思う。
さて、そんなわたしがプレイした『愛と断罪の劇場』はネットで話題になった乙女ゲームだった。本編は王道な設定で、スチルも声優もよくマッチしていた。けど、言ってしまえばそれだけで話題になるって程でもなかった。そんな『愛と断罪の劇場』が話題になったのは、全ルート攻略、スチルフルコンプしてからプレイできるようになる“追加コンテンツ”のせいだった。“追加コンテンツ”の内容は基本的に本編とほぼ同じ設定の乙女ゲーム、ただし、ヒロインが転生者なのだ。しかも、自分が乙女ゲームに転生したと知っているという設定。
つまり、この世界では転生したヒロインが幸せになれるのだ。
乙女ゲーム転生の小説が流行ってるから、その設定の乙女ゲームを作っちゃおう。という意図で作られたこの追加コンテンツは本編より行動や会話の選択肢の自由度が上がり、かつ行動しだいで会話の選択肢やモノローグも変化していくので、色々なキャラのヒロインが出来上がっていく。だから攻略サイトは「“○○系ヒロイン”にするには」、という形で攻略方法が書かれていた。さらには、追加コンテンツクリアしてからスチルを見たらこんな隠し要素があった、とか、このモノローグ見てからこのスチルを見ると違った意味に見える。など、色々な遊びが隠されておりわたしも結構やりこんでいた。
だからゲームでのイベントも、攻略方法も簡単に思い出せた。
前世のことを思い出したわたしはこれからどうするかを考えた。
まず、この世界は追加コンテンツの世界だと思われる。本編だとヒロインは転生者じゃないし、わたしは性格悪い人間だと思いたくないけど、かといって本編のヒロインみたいないつでも前向きで誰にでも優しくできるような人間でもない。一応本編の可能性も捨てずにおくけど、まずないと思う。
追加コンテンツの世界だとすると待っているエンドはハッピーエンドかバッドエンド。本編だとさらにトゥルーエンドとノーマルエンドがあるのだけど、なぜか追加コンテンツでは二種類のエンドしかない。バッドエンドだと、王家に光属性の使い手の血を入れるためという名目で王族とは名ばかりの貴族と愛のない結婚をし、光属性の使い手として死ぬまで酷使される。ハッピーエンドだと攻略した相手と結ばれ結婚をする。ちなみに追加コンテンツのみで手に入る唯一のスチルがこれで、攻略対象とヒロインが教会のような建物の前で誓いのキスをしている絵だ。当然狙うはハッピーエンド、と言いたいところだが実はもう一つ逆ハールートが存在するのでそれを狙おうと思う。だってせっかくゲームの世界に来たのだから、いろんな人に愛をささやかれたいよね?わたしのゲームでのスタンスいろんなキャラクターと恋を楽しむものだったし。
ただ問題は、わたしは逆ハールートを攻略したことがない。掲示板で話題になっていたし公式でも存在が認められていたので、存在するのは確かだけど。これは好感度の上がりにくさが一つの問題。すべての選択肢で一番好感度高い選択肢を選ぶことができて初めてハッピーエンドへ行ける最低限の好感度になる。ただし、選択肢には好感度が固定のものと、毎回ランダムで好感度の高低が変わってしまうものがあるので、真面目にヒロインをしようとするとほぼ100%バッドエンド行きになる。それを防ぐ方法は二つ。一つ目は、攻略対象を1人に絞り、その他はガン無視しながらキャラ固有イベントを進めていくと追加コンテンツ限定キャラアレクシスが途中から攻略をサポートしてくれるようになる。アレクシスのサポートが入るようになると好感度の上がり方がぐんっとよくなりハッピーエンドに行けるようになる。ちなみに、アレクシスのサポートが入るようになってから他のキャラに一瞬でも目移りすると、その場ですかさずアレクシスから断罪されてバッドエンドに入ってしまうので途中気を抜くことはできない。二つ目は、嫌がらせの自作自演をすること。実は追加コンテンツではアレクシスが出てくる代わりに、悪役令嬢のエヴリーヌ・アンブロジオ侯爵令嬢がほとんど出てこない。一回だけ中庭に呼び出され文句を言われるがそれ以外では、嫌がらせされることもなくラスト以外一切かかわらなくなる。そう、追加コンテンツではヒロインは嫌がらせされないのだ!本編ではどのルートでもあれほど嫌がらせをしてくるのにねぇ。それはともかく、嫌がらせの自作自演を本編と同じ流れで行っていくと、だんだんと好感度の上がり方が良くなってハッピーエンドに入れるようになる。この方法の時は嫌がらせの自作自演をする関係で複数キャラ同時攻略するだけの時間が無くなってしまうのだ。ちなみに、この方法でもアレクシスがたまに出現する。嫌がらせを自作自演する準備をしているときにランダムでアレクシスが出現し、遭遇するとバッドエンド行きになってしまうのだ。この人サポートキャラなんだかおじゃま虫なんだかよくわからないキャラなんだよね。
やっぱり燃え上がる恋には障害が必要なのかな?もしくは周りのサポート。
ちなみに、このサポートキャラなんだかお邪魔虫なんだかよくわからないアレクシスさんの正体は攻略対象の一人第二王子マティアス・ユグドレイヌさまの護衛騎士。攻略対象に引けを取らないイケメンで、男性の割には高めの声は落ち着いた響きを持っている。一部熱狂的なファンもいて、アレクシス攻略ルートはないのかと攻略掲示板でかなり活発なやり取りもあったらしい。
と、話をもどして。こんな感じで、逆ハールートがハードモードどころか不可能な設定の中どうやって逆ハールートにするのかというと、お金の力!!
逆ハールートの発生条件は、追加コンテンツの中ですべての攻略対象のハッピーエンドをクリアした後、すべての攻略対象の好感度を均等にハッピーエンド基準まで上げ、かつ嫌がらせの自作自演を行うことである。
このすべての攻略対象の好感度を均等にハッピーエンド基準まで上げるという部分を満たすために使うのが課金アイテム“攻略対象へのプレゼント”なのである、まる。すべての攻略対象の好感度を均等にハッピーエンド基準まで上げるために必要な課金額は社会人なら手が出る金額だったのだろうけど、当時高校生だったわたしには厳しい額だった・・・。
そんなわけでわたしは逆ハールートをクリアしたことがなかった。
それでもわたしは逆ハールートを目指した。やりこんでいたゲームの知識を駆使して、アレクシスに邪魔されないように慎重に慎重を重ね、一日はなぜ24時間しかないのかとぼやきながら頑張った!ちなみに現実はゲームと違い、日付が飛んだりしないのでぎりぎりではあったけど全員の好感度上げを実現することができた。
やったぜ逆ハールート!と思いながら意気揚々と臨んだ卒業式での断罪劇。
そこでわたしはいわゆる「ざまぁ」をされた・・・・・・
やっぱり“彼女”が運命を狂わせたのだろうか?
言葉を交わしたのは断罪劇の場以外では1度だけ、それもシナリオ通り。ただ、少し付け加えられた言葉で“彼女”も転生者なのだと知れた。
でも“彼女”がシナリオを変える何かをしているようには見えなかった。
“彼女”自身もシナリオを知っていてそれに従っているように見えた。
だからわたしもシナリオ通り進めていたのに・・・。
入れられた牢屋、とは言っても石の壁に鉄柵といったものではなく、貴人用の必要最低限の家具と人が通れないサイズの小さな窓がある、平民として育ったわたしからすれば十分すぎる豪華な造りの部屋で、一人何度目かわからない答えの出ない思考を巡らせる。
コンコンッ
「面会の方がいらしています、準備してください」
外から騎士の声が聞こえる。
ついにその時が来たのだろうか。
この牢に入れられたすぐは、色々な人が入れ代わり立ち代わり、事情聴取や様々な検査をしに来た。そんな人々が来なくなってしばらくたった今面会ということは、わたしの今後が決まりそれを告げに来たのだろう。
追加コンテンツのバッドエンドは愛のない結婚に、重労働。死なないだけまし、そう、ましなんだ。
そう、思い込もうとするが体が震えてくる、恐い。それでも、面会室まで向かう足は止められない。
この世界は現実だ、転生前の記憶がよみがえったとはいえそれまでこの世界で生きてきた記憶が無くなるわけでもない。いや、ゲームのシナリオ通りのセリフが交わされ、シナリオ通りに恋に落ちていく攻略対象がいる以上現実だと言い切るには違和感がある。
でも、リセットボタンは存在しない、セーブ地点からロードすることはできない。怪我をしたら痛いし、きっと死んだらそこまでだ。
逆ハールートを狙ったのは現実逃避でしかなかった。目を逸らし続けた結果が今から宣告される。
最後にお母さんに会いたかったな、平民でしかないお母さんと会うことはきっともう無理だろうな。こぼれそうな涙を我慢して、やっと落ち着いたところで丁度よく面会室にたどり着く。
「ごきげんよう、レナ様」
面会室に入ったわたしの目に入ったのは見事なカーテシーを披露するエヴリーヌ・アンブロジオ侯爵令嬢、そう、悪役令嬢、だった。
見張りの騎士たちを下がらせた彼女。
「まさか、あなたがいらっしゃるとは思いませんでした。あなたがわたしの処分を告げに?
末端の王族との結婚と魔法を使った労働といったところでしょうか?」
少し早口になった言葉が口から飛び出す。
悪役令嬢は少し目を見張った後、首を横に振る。
「やはり、あなたは愛と断罪の劇場というゲームをご存知で、逆ハールートをクリアしたことがない?」
「はい、そうです。エヴリーヌさまもやっぱり転生者なんですね。わたしは千葉県出身の高校生、神崎玲奈です。」
なぜ逆ハールートをクリアしていないことまでわかるのか、疑問を顔に浮かべながら答える。
「ええ、わたくしも転生者。ヒロインのデフォルトネームのレナと同じ名前なのね。私は神奈川生まれ神奈川育ちの日本人で名前は大崎みこと。年齢は内緒ね。なぜ貴女が逆ハールートをクリアしていないと判るかというと、玲奈さんのいった罰は追加コンテンツのバッドエンドだし、クリアした人間は絶対に逆ハールートを選択しないからよ。」
「えっ、どうして?」
「逆ハールートは逆ハーエンドではないからよ」
「??? どういう意味ですか?」
疑問しか頭に浮かばない。
「逆ハールートのエンドはたった一つ、ざまぁエンドなのよ。」
「はぁっ?」
「卒業式に断罪劇を行おうとしたヒロインは悪役令嬢からざまぁされる。さらに、攻略対象たちは不毛の辺境の地に左遷、ヒロインは処刑される。それが逆ハールートのエンド。だから破滅願望でもない限り逆ハールートは選ばないわ。」
わたしは絶句する。
「さらにざまぁエンドにたどり着いたら見れる、裏話。追加コンテンツのみで出てくるアレクシスは、実は悪役令嬢エヴリーヌが男装した姿なの。公式でも転生者であるエヴリーヌはチート人間で戦闘も学業も完璧にこなす。そんなエヴリーヌは王子には内緒で護衛を行うように国王から命令される。一応、そばにいる時間を増やすことでより王子を理解し支えられるようにって名目でね。
アレクシスがヒロインの恋をフォローするのは、高位貴族の子息と結婚してくれれば、ヒロインを国に縛り付けるのに都合がいいから。
嫌がらせの自作自演を邪魔するのは、複数キャラの好意を一定以上上げた時で、高位貴族の子息が将来的に仲違いする種を放置するのは危険だから。それに、天然ならともかく、嫌がらせの自作自演して複数人の男性を侍らせる人間が信用に足るかというと微妙でしょ?だから、アレクシスを通して早々に対処される。
彼らは腐っても高位貴族。社交だけではなく、ハニートラップへの対処などを学ばされる。逆ハールートだとそんな人たちを軒並み落とせたヒロインに対して強い警戒心を国は抱く。魅了の魔法やそれに類するものでも持っているのではないか、実はスパイなのではないかってね、でもヒロインを色々検査、調査してもそんな事実はない。未知の力を持っているのか?理解できない力、状況は人々に恐怖を与えるわ。それゆえにヒロインは処刑される。」
恐怖で、体の震えが止まらくなる
「ネット小説で流行っていた悪役令嬢ものをゲームへ逆輸入。理由付けはできるだけ現実だったらどうなるか、ご都合主義を排する方針で作られたのが追加コンテンツの設定なの。まあ、転生にチートに男装ってところ含め結局ご都合主義だけどね。
ついでに、辺境に飛ばされた攻略対象も態度次第ではほとぼりが冷めたころに王都に戻ってそれなりの地位に着けるだけの猶予がある。高貴な血筋と受けてきた教育、若気の至りですべて捨て去るにはもったいないしね。これも、事前にアレクシスが国に働き掛けて断罪劇を国内のみの問題にすり替えたからできた救済措置。平民のヒロインには当てはまらない、珍しい力よりも血筋、身分社会ではどうしようもない現実ね」
みことさんはじっとわたしを見ながら、淡々と述べた。
「わっ、わたしは処刑されるの?」
「まだ、決定はされてないわ。ざまぁエンドの設定がそうなっている、というだけ。このままだと、そうなるでしょうけどね。」
目の前が真っ暗になる、歯が鳴らすガチガチという音が耳につく。
「ねえ、あなたは、玲奈さんはこの世界がゲームの世界だと思う?」
「・・・、えっ?」
みことさんの目は何かを探ろうとするものに変わっていた。
「この世界はヒロインのためのもので、玲奈さんはそんな世界のヒロインだと。この世界は自分のためにあるのだと思う?自分のための都合のいいように進む世界だと思う?」
「・・・、わか、りません。神崎玲奈の記憶もありますが、レナとして生きてきた記憶も自分のものとして存在します。レナとして、現実の世界なのだと、ゲームではないのだと、そういう感覚はあります。でも、ゲームと同じように攻略対象の人たちを攻略できて、現実と言うには非現実的すぎて、ゲームの世界にいるのだと、そっちの方が納得できる、わたしもいます。」
「そう、わかったわ。」
みことさんはふっと息を吐いた。
「なぜ、そのようなことを?」
なにか、救いを求めて問いを投げかける。
「聞いてみたかったの、ヒロインになった人にとってこの世界はどう見えてるのか。ただ、それだけよ」
そのあと、少し言葉を交わして彼女は帰っていった。
できるだけ何も考えないようにしながらも、時折襲ってくる死への恐怖に苛まれる生活が始まった。
数日たって正式にわたしの処刑が決まり。
今日、“ヒロイン”であるレナは“悪役”として死んだ。
もう少し明るく終わらせるつもりが・・・
一旦完結です
後日談を悪役令嬢視点で書くか悩み中 (´-ω-`)
設定優先でキャラを作りこんでないから、視点を分けたけど中途半端かもですね。
玲奈が最初どのゲームに転生したか気づかなかったのは本名でプレイするタイプだったので、名前で判別できなかったのも大きいっていう裏設定
日本人と名乗りあってから、エヴリーヌの口調がお嬢様口調で無くなったのはわざとです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。