表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/188

第18話 レベルアップ

第18話 レベルアップ

ビッグ・ボスは巨大なオランウータンの魔物で、しなやかで素早い動きと、巨人族にせまる膂力が脅威である。

私は気を取り直すと、二体のビッグ・ボスに迫っていった。

スロー・タイムを発動させると、一体のビッグ・ボスに火球の魔法をくらわせた。

そのまま二体の間をすり抜けながら、もう一体の胴の部分に中段より横に一閃、斬撃をくらわした。

すぐさま振り返り、魔法の炎に焼かれているビッグ・ボスの側面に回りつつ、胴に斬撃をくらわせ、そのまま上段から深く切り下ろし、とどめを刺した。

これは攻撃の四番目の型だ。

複数相手の攻撃を避けつつ、間をすり抜けながら戦う型である。

そして、先ほど胴を切られ、動きが鈍っているビッグ・ボスに向かうと、下段から切り上げ、そのまま横、縦と十字に斬撃を加え、最後に深く突き入れた。

とどめを刺す型である攻撃の三番目の型で、とどめを刺す事に成功した。

これで攻撃の型を四つとも試せたわね。

練習通り、上手くいっているわ。

後は、これらの組み合わせの工夫、フェイント技、それに臨機応変な動きの練習が必要ね。

キャンプをはって少し休憩しよう。

イオタはどうするかしら?

後ろを振り返ると、イオタがゆっくりと近づいてきた。

「ルナ、休憩にするの?」

「そう。イオタは大丈夫だった?」

「もちろん問題ないわよ。ルナが倒した後をついて行くから、魔物に出くわすことがなかったわ」

「そう、それは良かった」

「ルナ、腕を上げたわね。ゲイリーから学んだ攻撃の型を使いこなせているわ。毎日の練習のたまものね」

「ありがとう。攻撃は魔物で実践練習できるわね。でも、守りは対人でないと練習できないかも」

「そうね。でも、魔物によっては剣技に長けているものもいるそうよ」

「そうなの?どんな魔物?」

「そうね、ヴィレントという妖魔や上位悪魔のアーク・デーモンなんかは、剣技に長けているそうよ」

「そうなのね。ちょっと楽しみだわ。この迷宮には居るのかしら?」

「それは分からないわね」

それから、私はもうしばらく迷宮の魔物を倒し、迷宮の外に出てきた。

「どうだった?外は変わりなかった?」

「何もなかったわよ。少し魔物を蹴散らしたくらい。迷宮の扉は閉まる事はなかったわね。まあまだ一日だから、安全とかどうかは分からないけど。で、ルナ達の方はどうだった」

「こっちも問題なかったわ」

「第一層なら、ルナはソロでも大丈夫そうね。流れるような動きで攻撃を仕掛けていたわ」

「毎日練習しているからね。身体に染みついてきたわ」

「それは、良いことだね」

「まだ安全が確認されたわけじゃないわよね?それなら、明日も私は迷宮に入るわ」

「じゃあ、私もまたお供するわ」

「イオタ、ありがとう」

私は無事にレベルアップを果たした。


ルナ 魔族 14歳 女

職業 魔法剣士 職業レベル7↑

基礎ステータス

 力 18↑、知性 19、信仰心 18、生命力 18、体力 18↑、

敏捷性 19、幸運 19、器用さ 19

職業スキル

 火属性魔法 レベル6↑、水属性魔法 レベル5↑、風属性魔法 レベル5↑

 土属性魔法 レベル4、気配察知 レベル6↑、状態異常抵抗 レベル5

 刀剣技術 レベル6↑、瞬動 レベル5↑

固有スキル

 時魔法 レベル6↑、魔力操作 レベル6↑、魔力吸収 レベル6↑


生活魔法

 火属性 レベル4、水属性 レベル4↑、風属性 レベル4↑、

 土属性 レベル4↑、精神属性 レベル5↑


読んで頂き有り難う御座います。宜しければ、高評価、ブックマーク登録をお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ